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恋と恋愛と愛

Xでポストしたものをこちらに転載+追記
長くなってしまったので・・おヒマな時にでも。

以前、
恋愛と愛は違いますよと言いましたが
恋は恋愛未満で、恋愛とも違います。

それはそれで楽しくて良いのですが
時に儚く・・儚いが故の美しさがあります。
泥や手垢の付いてない感じ。

前回のエッセイは儚さにプラスして危うさのようなものを
書いたのですが・・・

どうして危うくなるのか?
の部分をね。

深めていきたいと思います。

恋は、ほぼ思い込みの世界です。妄想です。

相手のことはほとんど見えてない。

恋の相手はさしずめ妄想上の生き物でしょう。

これに気づいたのは偽ツインさんのおかげなのですが

気持ちが冷めた後に、一体、彼の何に惹かれていたのだろう?
と考えた時期があり
完全に自己投影であったことを認めざるを得ませんでした。

何も見てはいなかったという反省とともに
偽ツインさんもわたしのことを何も見ていなかったので
要するにお互いに自己投影しあって苦しんでいたわけです。

相手だと思っていたものは相手ではなく、自分自身だった。

しかし、投影をしていない状態であれば
恋は素晴らしいトキメキを運んでくれます。

(因みに潜在意識の浄化が済んでいれば投影はしません)

異性だけではなく
もはや恋!というような出会いが人生を変えていきます。

心がワクワクすること、情熱が湧き上がること。

情熱そのものがエネルギーなので
気持ちが上がって良い方向に向けられると
自分を高めることができます。

仕事で成功したり、愛を育んだり。

恋している人はいつまでも若く美しくいられます。
トキメキが心に鮮度をもたらし、活性化させるのです。

ちょっとした病気であれば治ってしまうかもしれません。

恋→恋愛→愛というように

成長して遷移していく。

徐々に自分だけの世界から(幼少期)
相手との世界になって(思春期)
成長していくと愛になる。(大人)

ただ、恋愛に関しては、相手がいることなので
その行程をある程度学生の頃 に練習しないと
いきなり本番? みたいな流れになり暴走しやすい。

暴走するのが良くないというわけではなく
そうした体験を踏まえてコントロールする術を学ぶのです。

相手との関係性を育めない、関係を深めるのが怖い人は
2次発達まで到達していないということです。

親がいつまでも子供扱いして干渉していまい
性を獲得する段階に進めなかったためです。
(↑XのTLの蛙化現象の説明をしていた)

あるいは、愛が足りてなくて成長が止まってるパターンもあります。

このパターンでは
性行為は出来ても関係が続かないなどの問題が起こりがちです。
複数の人と付き合ったり、取っ替え引っ替えになるかもしれません。

蛙化現象は今どきの自己愛性障害で
関係性が進みそうになると「気持ち悪い」になります。
この気持ち悪いっていうのは実は相手に対してではありません。

不安が強まって自分を受け入れられないことで起こります。
(第3チャクラが自立に関わるため胃のあたりが不快になる)

好き避けも男性バージョンの蛙化みたいなものです。
受け入れてもらえない恐れで近づけません。

自己愛の人は、自己肯定感が低いのにプライドが人一倍高いので
自分のネガティブな感情、弱さや恐れ、不安を受け入れることができず
拒絶します。

しかし、拒絶してもその感情がどこかへ行くわけではないので、
自分が不安になると、相手が不安なのだと置き換えてしまうのです。
(常に自分の気持ちに嘘をついてる状態)


”自分自身に対して気持ち悪い” と感じているのを 
”相手が気持ち悪い” と脳内変換をかけてしまい、
この状態を解決できなくなります。

当然、問題を相手のせいにしていると解決できませんから
成長もできないのです。

引きこもり型自己愛の恋愛版です。

親から自立していければ
自分=他人を受け入れることができるようになりますが
極度の不安から自立することそのものを恐れているので難航します。

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ここから恋愛について

恋愛は、恋とは違って
自分だけの妄想の世界の守られた領域から出て

相手の領域に一歩踏みこみ
現実的なコミュニケーションが発生します。

妄想では得られない
それはそれは夢見心地で甘く楽しい時間帯です。

相手に触れて、心に触れて
新鮮な刺激と一人では得られない喜び。

ずっとそばに居たい。
永遠に一緒にいたいと思うでしょう。

このまま時が止まってしまえばいいのに。

しかし、欲求の生まれるところに恐れありで
自分自身の弱さが露呈するのです。

妄想と違い、相手は自分が思うように動いてくれませんから
不安になって駆け引きして優位性を測ったり、
嫉妬からの束縛などで一気にヤミ落ちします。

楽しい嬉しい幸せから
大切な人が他人に奪われてしまうかもしれない不安。
分かり合えない苦悩が発生するのです。

泥臭い感情(エゴ)が芽生え・・
あんなに美しかった恋が違うものに変化していくのです。

愛を育てるには地に植えなければならず、
ここから逃げてしまったら愛を育むことはできません。

自分の内側を掘っていく。

表面をすくえば泥でも
深く地に潜れば土です。

根を張って深く植えることで
愛は栄養を与えられ上へとぐんぐん成長していきます。

支配関係ではなく、信頼関係を養うターンです。

自分の感情を偽ることなく相手に話し
時には喧嘩し、話し合い、助け合って絆と信頼が育まれます。

どんなことも積み重ねです。

ちなみに宇宙的な愛は恋愛ではなく人類愛なので所有欲はありません。

これから先は、性を超えた愛を育む人たちも出てくるかもしれませんが

性が命を生み出す以上、個々が恋愛から愛へと
進化を遂げるようにつとめることにはなるでしょう。

苦しくなったら、欲ではなく愛に戻る。
そうやって自分の中の愛の密度を徐々に高めていきます。


Suiren.Echo




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