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梅子黄(うめのみきばむ)

七十二候による季節の暦は梅の実が黄味がかる頃。梅雨とは、梅の収穫期に降る雨。
七十二候について、さまざまな記事を読ませていただいている中で、改めて日本の文化は海の向こう側から学びいれていることが多いということ。梅も奈良時代に中国より伝わったらしい。日本は新たなモノコトを学び取り入れて行く際に、自国仕様に改良改善することが慣しのように思う。その精神が“日本製は技術もクオリティもコスパも素晴らしい”と海外から称されるのではないかしら?

戦争体験から高度成長期へ、その過程で“質”より“量”に移行したのはプロセスとして止むを得ない。農家は大量生産の波が寄せる過程で農薬を使用したのは通過儀礼として、最近は環境について学び知る機会が増え、農薬より有機、発酵文化に意識が戻りつつあるように感じている。それまで“当たり前”だったことは一回、社会の荒波に揉まれ失われかけ、理解に必要な学びを経て“意識的に”精神を取り戻すように。…それは、わたしの脳内が、という話かもしれませんが。

さて、梅の話に戻ると、無農薬栽培を続けている和歌山のてらがき農園から、季節のメールが届きました。生成り熟成の生梅が収穫最盛期。わたしは、この梅でつくった梅酒や梅シロップで梅雨や暑い夏を乗り切っています。天の恵みはてらがき農園の皆さまの働きのおかげです。日々感謝。

参考:https://www.mukasiume.com/fs/teragaki/c/

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