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見立てモチーフ あと源氏物語

 初めてラングトン水彩紙に描いた絵、汚くなった部分がたくさんあって、こんな格好つけたテーマで記事を書くのが少し恥ずかしいです。でも前から考えてたテーマなので書きます。

 今回は腹筋ローラーをメインに、モチーフを組みました。腹筋ローラーを入れつつ、春らしくなるように。

 腹筋ローラーは御所車のイメージです。あの貴族が乗る牛車。

 今年の大河ドラマは紫式部なんですね。ちょろっとだけ源氏物語は好きなんですが、もうずっと大河ドラマは見ていないので、今年も見ないと思います。

 高校生の時に古文で源氏物語を習ってた頃は、さっぱり意味が分かりませんでした。ひらがなばかりで主語がなくて表現が間接的すぎてだらだら続くのが難しいし、光源氏に感情移入なんかできないし。

 その後、大学の図書館で田辺聖子の現代語訳を読みました。

 さらに2年前に京都旅行に行って、京都気分に浸れる本が欲しいなぁと思って買ったのが、『源氏物語 解剖図鑑』。

 『解剖図鑑』シリーズはよく書店で見かけますが、この源氏物語のやつは絵がめちゃくちゃかわいくて大好きです。この本を読んで初めて、「源氏物語って『世間』の話なんだ」と思いました。

 光源氏に感情移入はできないけど、「世間」はなんとなく分かる。都なのにめちゃくちゃ貴族の世間って狭かったんだな。生きづらそう・・・。

 あともう1冊、『はじめて読む源氏物語』という本も買いましたが、こっちはまだちょっとしか読めていません。すごく充実した大型書店でたくさん関連書籍がある中からビビッときた1冊で、面白そうなのに最近活字がたくさん読めない。

 絵に話を戻します。モチーフを選ぶ時に「見立て」の視点があると、何でもモチーフになりそうでいいなぁと思いました。

 小さい頃リカちゃんなどのお人形遊びが好きだったけど、リカちゃんハウスみたいなものは買ってもらわなくて、「見立て」で家を作ってました。トイレットペーパーの芯を立てて洋式トイレにしたり。

 一人遊びなら全部自分の頭の中で成立するけど、誰かと遊ぶおままごとだと、「違うよ!ここが玄関!」みたいな行き違いがよくあったなぁ。

 最近の子ってどうやって遊ぶんだろう?

 何もおもちゃがない屋外で、おままごとをしてる子どもが見たい。

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