コロナ禍での対面イベントにどう臨むか
こんにちは。すいラボのもちきんです。風の気持ちいい、過ごしやすい季節になりましたね。すっかり秋!オータム!月見バーガー!ハロウィン!
ここ数年、すいラボは年に数回、東京ビッグサイトで開催される対面イベントに出展していました。今年は東京オリンピックのため時期をずらして開催するという、元々イレギュラー開催なものが多かったのですが、新型コロナウイルスの影響で軒並み中止や延期。2020年ビッグサイトイベントは壊滅的か…と思われました。が、9月に政府のイベント緩和制限措置がとられ、秋以降のイベントに開催の兆しが見えてきました。
そんな中、先日(10/3,4)に東京ビッグサイトで開催された「MakerFaireTokyo2020」に出展者として参加してきました。MakerFaireTokyo(以下MFT)は新型コロナウイルス対策として通常よりも規模の縮小をした上で、東京都、ビッグサイト双方の感染症対策防止ガイドラインの他、イベントの主催が独自の感染症対策ガイドラインを策定しました。(これが具体的で出展者の感染症対策意識向上につながったと思います)。主催者、出展者、来場者が密!に気を付けながら2日間を過ごすことができたと思います。(とはいえあと2週間は様子を見たいところですが)
この経験を踏まえ、来月開催されるイベント「デザインフェスタ52」に出展者としてできる対策をまとめてみました。今後人が集まるイベントホールで販売をする皆様、良かったら参考にしみてください。いつもながら前置きが長い。
1.MakerFaireTokyo2020の対策
まずホールに入ったら検温(手のひらをかざすタイプの検温でした)、クリアしたら出展者パスにシールを貼ります。2日間それぞれやりました。2日目は青いシールだったかな。そして会場の至るところにアルコール消毒が鎮座。MFTのキャラクターのメイキーを模したアルコール消毒POPにほっこり//
MFTはテクノロジー系のものづくりをする人(メイカー)の作品展示がメインのイベントです。コマーシャルブースとして販売ができるブースもありますが、全体の1/3程度。基本的には展示作品を見る、触る、体験するのがメインのイベントになります。イベントの内容については今回のnoteの趣旨と違うので省略しますが、興味ある方は各SNSで公式ハッシュタグ #MFTokyo2020 をチェックみてください。めちゃくちゃ面白いですよ…。
MFTでは独自の感染症対策ガイドラインを設置しており、その中で手に触れる展示をする場合にはアルコール消毒を設置すること、となっており、アルコール濃度が60%を超えるアルコール消毒液は「出展内容調査」の際に、「危険物品」として申請を行うという条件になっていました。これが出展者をざわつかせました。(チェックせずに買うと高い濃度のアルコール消毒液だったりする。)
※10/13 アルコール消毒液について追記しました
上記のように書いておりましたが、10/13デザフェス運営より出展者向けにアナウンスが入りましたので訂正いたします。
第4類アルコール(アルコール濃度60%以上)のものでも持ち込みOK、(ただし500ml以内で詰め替え用ボトルでないもの)という形で緩和されましたね。詳しくは出展者案内をチェックしてみてください。
出展者の皆さんは来場者以上にそれぞれ感染症対策をしっかりしていた印象です。アルコール消毒の他にも、手で触れる体験を極力減らしたり、中には足で操作できるよう改造した方もいてさすがメイカーの集い…という感じでした。
2.接客の伴う対面販売での感染症対策
2日間の出展を経て感じたのは、接客を伴う出展でお客様とどれだけ接触を減らせるかという部分です。実際に実行したもの、他の出展者の方を見て参考にしたいと思ったことをまとめてみます。
【接客全般】
1.マスクorフェイスガードの着用(マスクandフェイスガードはビッグサイトでは声が全然聞こえなくてダメでした)
2.アルコール消毒の準備
3.ゴム手袋の着用
4.金銭の受け渡しはトレーを使う
5.クレジットカードやQRコード決済の非接触決済の導入
【展示や販売方法】
6.高さの出ない展示にする(高さがある展示→人が集ってしまうので密になりやすい)
7.展示品と販売用の在庫品を分ける
8.展示品は「これください」と指差してわかるくらい余裕をもって展示
9.在庫品は袋に入れた状態で販売
10.展示品に触れた方がいたらその場に戻さず回収→消毒してから展示(もしくは展示品に触れる場合はアルコール消毒を促す)
11.事前お取り置き(人が少ない時間に来て受け渡し可能にする)
12.POPの活用(写真撮影OKや展示に触ってOK、NG、などはPOPで周知)
12.POPの活用(写真撮影OKや展示に触ってOK、NGなど)これはMFTの場合、運営が出展者全員に統一の素材を提供してくださいました。サインが統一されているので、お客様は「あ、ここは写真OKか」や「触ってOKなものだな」というサインが統一されているので認知しやすい。多くの出展者が集うイベントでこういう統一した掲示物があるだけでブースを巡りやすくなるんだなと実感しました。
出展者として密の回避、飛沫感染を防ぐ、など意識すると、どうしても展示や接客が控えめになってしまうのが悲しいですが、今回に関してはしょうがないと思います。
3.状況は変わるので見極めながら判断したい
以上が私のコロナ禍でのビッグサイトイベント出展の経験から得た今後の対応策です。MFTの場合は規模を縮小して開催、来場者も去年ほどではありませんでしたが、やっぱり対面販売は楽しかったです。自分たちの作品を見て、感動いただけるのは対面イベントの醍醐味です。(ちなみに売り上げは去年の半分くらいでした)
正直なところ、デザフェスに関しては、MFTの4倍以上の敷地面積と出展者の数も比ではないので、1出展者で完全に感染症対策をするのは難しいです。そのため、感染症対策をどこまでやったらいいのかについては「思いつく限りやっておいて間違いない」という荒い答えになってしまいます(申し訳ございません!)。
皆、デザフェス出ようぜ!とは言えません。東京をはじめ感染者数が今後どのような形で推移していくかもわかりませんし、地方の出展者さんの場合は移動のリスクもあります。何よりも出展者の場合、自分自身が1日ないし2日間同じブースに滞在することになるので、ご自身の日々の体調管理があってこそです。出展する場合は来場者よりも感染症対策への意識を持つこと、色々な情報を仕入れ、対応を判断していきましょう。様々な状況を踏まえながら、新しい時代の対面イベントが長く続いていくよう皆で考えていければと思います。
ちなみに私たちはデザフェスのブースはL-304です。LEDが光るアクセサリー屋さんをやってます。機会があれば、どうぞお立ち寄りください。
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