舞台に立つこと。
だいぶ時間が空いたけど、
空いた間に仕事をやめた。
そして今は、北欧で学生をしている。
詳しくはいつか話せたら話したい。
今日そこで、発表会があった。
生徒の中には、学費を払わず、国の補助によって通っている人たちがいる。
その人たちは家や背景に何かしら問題があって、
自分から望んでじゃなく、ここに通うよう言われてきている人たち。
その人たちが中心となっての、
演技、ダンス、歌、なんでもありのショーだった。
出ているみんなが、あまりにも堂々としていて、
笑いをとったり、盛り上げたり
まるで海外のテレビを見ているみたいで、
その人たちの背景なんて関係なしに
気がついたらすごく感動して見ていた。
いつもは教室として使っている部屋を暗くして、
簡易的な照明だけの、簡単なステージ。
それでもみんなのこれまでの練習や、気持ちや、
人に見てもらうってことに対する思いみたいなものをバシバシに感じて、
やっぱり舞台って最高だよねと思った。
私は学生時代ダンスをやっていて、
その発表もきちんとしたステージから屋外から今回みたいな教室まで、
いろいろなところで踊っていた。
でも暗い中で、音楽が響いて、
みんなが私たちを見ている。
それだけでよかった。
緊張して笑いが止まらない舞台裏では
照明が当たってる舞台を見て、もうすぐ私があそこに出るんだとそわそわした。
みんなの前に出たら、照明のせいで夏みたいに暑くて、
どこが前だかわからないままひたすらに踊った。
音がいつもより遅く聞こえるくらい早くなった鼓動を感じながら。
やっぱり私はステージが好きだし、
人の努力って美しいと思う。
この気持ちを忘れたくないな
そんな今日でした。
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