見出し画像

うたの日に出した短歌78

7/4 題「陽」
陽炎が燃え盛る夏 現し世と隠り世が混ざり溶け合っている

7/5 題「給」
初任給で父に贈ったネクタイが神棚の上で埃を被る

7/6 題「南」
一日中ずっと明るい南極でいつまでも終わらない夏休み

7/7 題「星」
一等星みたく輝く君の瞳 視線の先に俺は居なくて

7/8 題「菜」
昼食に作ったサッポロ一番を鍋のまま菜箸のまま食う

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?