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悔やまれる。

悔しい。

どうして

こんなに素晴らしいコントを生み出す人達を

もっと早く見つけられなかったのか…。



変な奴が出てきて 正論や常識でツッコんで
ゲラゲラ笑わせる
だけがコントではないことを教えてくれた。
まさに革新的。見たことないこんなの。

笑い以外の
到底"笑い"とは相容れないと思われる
さまざまな感情を
心に訴えてかけてくる。


従来のコントと一括りにしていいのだろうか。
新しいジャンルが出来たのではないか。


男性ブランコさんのコントは
"文学的"だと評される。

構成の緻密さ
題材
登場人物のキャラクター
ワードセンス
演技

すべての要素が絡み合って
観る者を容赦なく惹き込む。


好きなネタがありすぎるので、勝手にジャンル分けして語っていこうと思います。
なお、まだファン歴1か月のひよっこですので、
お手柔らかにお願いします🤲


今回は、「唯一無二、エモいコント」


数多あるコントの中で、特に
私の心を鷲掴みにした2作。


儚くて、あたたかい
大どんでん返しが待ち受ける、コント。


①『花』


このコントの構成をひと言でいうなら、緩急
愛おしい2人が生み出すジェットコースター。


ほのぼのとした雰囲気に騙されて
ぼけ〜っと観ていた私は、、

後半の
想像もしなかった急展開に
飛び起き 目を見開き
姿勢を正して座り直しました。

観終わった後、しばし放心状態でした。


仕草、目線、セリフ、声のトーン、間、速さ、
小道具、衣装、配色、フレーム、BGM、
とにかく隅々にまで行き渡らせて


泣かせに来てる。


このコントに関しては、
表情の変化があまりないのがまた良い。
伝えたいこと、分かるでしょって感じ。

難しい言葉を使わず、ワードセンスを封印し、
ストレートに、でも素直じゃない言葉を
2人は紡いでいく。

微笑ましくも切なく、温かくも蒼い時間。

たぶん、この作品を愉しめるのは
日本人の特権だと思う。
繊細で、奥ゆかしく、優しい。

国語の教材になっていい。言い過ぎじゃなく。

からの、謎オチ。
不本意にも吹き出してしまった。

そして、タイトル
観たら分かります。
このタイトルの秀逸さが。

二度観た後に分かります。
彼らの秀逸さが。


②『とある女の子のテイル』

これはまた、名作だと思う。

この
精巧なつくりに
張り巡らされた伏線に
細やかな表現に
大がかりな仕掛けに
巧みな操縦に
言葉の向こう側に

あなたは気づけるでしょうか。

2回観ないと分からない。
深い深いコント。
なんでこんなに素晴らしいの…

良すぎて、言葉を失います。
いいものを観たなぁ、と思えます。
世界一濃密な5分間。

そして、
こだわりが凄いと思う、本当に。
今回は、
色の無い世界がこんなに美しいのかと知る。
その中にある小さな色が大きな意味をもつことを知る。

この人達は、表現の可能性を究めている。

絵本になってほしい、と切に願う。

ページを捲る。2人が動き出す。
2人が捲らせる。
優しい空間へと導く。。


からの、独特なオチ。
彼らの世界観に惚けた頃に、笑かしに来る。

観終わったら、タイトルを見返してほしい。
控えめに言って、天才です。

これは私は気がつかず、YouTubeのコメント欄で見つけたのですが、

タイトルの『テイル』は
『tale(物語)』と『〜ている(進行形)』の
ダブルミーニングではないか

…気づいた方も天才でした。


いかがでしたでしょうか?物足りない方が大多数と思われますが、、お許しください🙇‍♀️🙇‍♀️


皆様の明日が、美しく彩りますように。

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