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お風呂でのぼせて死にかけた話。

お風呂でのぼせたのは初めてじゃないけど、今回は本当に死ぬかと思った。

いつも通り、お風呂に浸かっていた。多分41度ぐらいのお湯。

特に長風呂だったわけでもないけど、頭がクラクラし始めて、出なきゃって思ったときには地面がゆがんで、どこが真っ直ぐか分からない。自分が動いてるのか、地面が動いてるのかさえ分からない。

頭はぎゅっと萎縮してるような感覚で、体は何かが憑依しているようにガクガクする。自分の意思で動きたいのに動かせないのか、何かに動かされてるのか。とにかく思い通りにはならなくて、はたから見たら多分暴れているように見えたと思う。

だけど、意識はしっかりあった。ゆがんで動く世界を見ながら、コロナに感染したのかとか、自分は病気なのかとか、このまま死ぬのかとか、色々考えたのは覚えてる。


どうにかお風呂から出た後のことはあまり覚えていない。どのくらい経ったのだろうか。気づいたら、廊下に座っていて、ゆっくり目を開けて、「あ、治ってる。もう大丈夫だ」って思って立った。体はベタベタで少し寒かった。

喉が渇いていて、水を2杯飲んで、体をふいて服を着た。そのときやっと、お風呂でのぼせたのか、脱水症状かなと思った。

その後は割と普通に戻ったので気にしないことにしてそのまま寝た。

朝になり、母に言われて、湯桶が折れていたことを知った。外に出ようと足掻いていたときにぶつけたのだろう。のぼせたときは立とうとせず、しゃがんでめまいが治るまで待つべきだと言われた。実際にそれが正解らしいけど、あのときお風呂から出ていなかったら、そのまま意識はなかっただろうとも思う。


「世界が歪んで見える 病気」で検索したら、『凶悪犯罪者は本当に世界が歪んで見えている』なんて記事が出てきて、そういうことじゃないんだよな〜と。それにしても、本当に気持ち悪い体験だった。本当にただ「のぼせた」だけだったのか。

同じような経験のある方、教えてください。

最後まで読んでいただきありがとうございます!