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YouTubeを5年間で15チャンネル運用して気付いた「たったひとつの」大切なこと。

この記事は、近々非公開にするかもしれない。
この文章が見えているあなたは、現時点で全文が公開されている証拠なので、早めに読むことを勧める。


2024年6月6日。
にっしー映画感想様のツイートにより、
1日30秒しか視聴できない呪術廻戦がXで話題に。

リアルの友人や昔のリスナーからのDMも止まらない

登録者数は指数関数的に伸び、明日には1万人到達見込み。

このチャンネルは、私が14個目に作ったYouTubeチャンネルだ。

この5年間で歌、旅、カナダ、ニュース、デュエマ、など
様々なジャンルのYouTubeチャンネルを作ってきた。

どのチャンネルも目的が全く違うので、
一つ一つについて話すことは今回はできない。

ただ、共通して言えることはあるので、
5年間で気づいた「大切」なことを、自分の言葉でまとめることにする。

以下の順番で書いていく。
①マインド面(やってはけないこと)
②アルゴリズム面(「チャンネル登録お願いします」は危険)
③本当に大切な事

やってはいけないこと

ここから書くことに関して、
「お金を稼ぎたいからYouTubeをしたい」
という目的の人には刺さらないないようなので、
ブラウザバックを推奨する。

では書いていく。

YouTubeをしてみようかな!と感じた時、
「こういう動画を作って、こういう人に見て欲しい」
という想いがあるはずだ。

そしてYouTubeを実際に投稿してみる。

もう一本投稿してみる。

きっと多くの人が思うだろう。

「上手くいっていない気がする」

と。

「いつも見ているYouTuberの再生数は毎回このくらいある。
しかし、その数字には達しそうにない。」

この思考に至った瞬間、目的が入れ替わっていることに気づいただろうか

本来は「こういう動画を作って、こういう人に見て欲しい」
という目的のはずが、
「どうやったら数字が伸びるか」
に切り替わっている。

もし、「動画を見て欲しい」ということが目的なら、
再生回数が一回、高評価が一回、コメントが一つでも、
「見てくれた!!!」と嬉しくなるはずである。

しかし、いつの間にか

平均回数が
10回なら100回を、
100回なら1000回を、
1000回なら10000回を
目指している。

目指すのはもちろん悪くないが、
絶対に視聴者の前で言ってはいけないセリフがある。

「伸びない」

という言葉だ。

これはYouTubeに限らず、どのSNSでもそうだ。

確かに、チャンネル登録者数が思い通りに伸びないことはあるだろう。
私も5年間やってきたが、戦略的に伸びたことは一度もない。

ただその時、「頑張っているのに全然伸びない!」
登録者やフォロワーに向けて言うことは、失礼極まりない。

その人たちは、自分のチャンネルを応援して、
「伸び」に一番貢献してくれている人たちだ。

チャンネル登録者数はただの数字に見えるが、
そこには個性を持った一人一人の人間がいる。

一人一人が想いを持って「チャンネル登録をしよう」
と思ってくれたはずだ。

「伸びない」という言葉は、その人たちの想いを踏みにじる行為に値する。

それはまるで、先生が教室で「なんでこんなに欠席者が多いんだ!」と
怒る行為に似ている。
ちゃんと出席している生徒に対し、来ていない生徒への怒りをまき散らす
人に、良い感情を抱くだろうか。

抱かないはずだ。

しかしここで、「伸ばしたいという気持ちが間違っている」
などとはもちろん思わない。

私も、特に一年目には強く強く感じていた。

そんな時にどうすればいいかを3つにまとめた。

①目的をもう一度振り返る。
そもそも伸ばすことに意味があるのか、どういう想いでチャンネルを作ったのか、いつの間にか広告収益や企業案件を得るための目的にすりかわっていないか、今応援してくれている人たちの声に満足感を感じているか、しっかり返信できているか、などを考え直す。

②アカウントを分析・YouTubeの勉強をする。
「何が悪いのか」の”答え”はアナリティクスにある。
”答え”の読み方はググったり本を読めば出てくる。

今回の私のチャンネルの場合、一番上のブラウジング機能からの流入が多いので順調と言える。逆に「外部」からの流入が多い場合、非常に危険。
※この後の項目で少し解説

③個別に相談する。
「伸びないという言葉=悪」
という印象を与えてしまったかもしれないが、そうではない。

「視聴者に対してまき散らす行為」が悪と言っているだけだ。

「伸びないけどどうすればいいと思う?」という相談を
個別で行うことは非常に大切だ。

「クラスの出席率が悪いのどうすればいいかな、、、」と
個別で相談してくる先生に、悪い印象は抱かないだろう。

「チャンネル登録お願いします」は危険

私はYouTubeチャンネルが現在15個あるが、
どれだけ親しい友人にも、チャンネルの紹介はしない。

アカウントが死ぬからだ。

どういうことか。

ここで、YouTubeのアルゴリズムを超簡単に説明する。

①動画を投稿する
②チャンネル登録者(一定割合)のホーム画面に動画が現れる
③その数値が良ければ登録者外にも露出していく

何が言いたいか。

投稿した動画を露出させていくには、投稿後すぐが肝心なのである。
そしてそのカギを握っているのが、既存のチャンネル登録者だ。

例えば、料理チャンネルを運用しているとする。

料理が好きでチャンネル登録をしてくれている人10人に表示され、
全員がクリックしたら反応率100%、良い動画としてYouTube側は判断する。

逆に、料理に興味ないけど登録をしてくれている知り合い10人に表示され、誰もクリックしなかったら反応率0%、最悪の動画としてYouTube側は判断し、露出していかない。

先ほど言った「外部サイトからの流入」が多い動画は注意!と書いたのは
そのような理由からだ。
・LINEで「この動画見て!」と紹介した人
・友達に「YouTube始めたから登録しといて!」と声をかけた人
などなど

「友達だから、とりあえず登録したよ」
というやり取りをしたことが、誰にでも一度はあるだろう。

はっきりと言うが、こういう人は最初は動画を見てくれるが、
そのうち見なくなっていく。

なぜなら「コンテンツに対して興味が薄い」からだ。

「ホーム画面に表示はされるけどクリックしない」
「クリックしても5秒くらい見て閉じる」
「でもチャンネル登録は解除しない」

上記のような行為が、アルゴリズム上、一番最悪である。

強調しておくが、最悪なのは「アルゴリズム上」である。
動画を毎回熱心に見てくれなかったとしても、
「応援しています」と言ってチャンネル登録してくれる人は、
一生の宝物だと思う。

話を戻す。

逆に「ブラウジング」「関連動画」「検索」
から動画にたどり着いた人は良い動画である可能性が高い。

少し実例を見せよう。
以下の数値は動画の視聴維持率(その人が動画全体の何%を視聴したか)

以下はカナダ留学ch。
ブラウジング機能(ホーム画面)からクリックしてくれた人と、
外部(XやInstagram?)から流入した人では約20%も違う。

カナダ留学ch

1日30秒しか視聴できない呪術廻戦という短編動画でも、
その違いが顕著に表れている。

1日30秒しか視聴できない呪術廻戦

私自身、色々なYouTube運営者と関わる中で、
アカウントが死んで来た人は大勢見てきた。

①路線変更した人
途中まではジャンルA、数年後にジャンルBに切り替える。
ご想像の通り、ジャンルAに興味のある人のホーム画面にジャンルBが表示されるので、伸びない。こういう時は、新しくジャンルBでチャンネルを作った方が良い。

②チャンネル登録者を買いまくった人
愚の骨頂。
動画に興味が無い人のホーム画面に表示されるわけなので、
本来伸びる可能性のある動画も伸びなくなる。

③関係ない動画でバズった人
コンセプトは決めていたが、何気なく投稿したペット動画が大バズり。
結果的にペット好きの登録者が大量に増え、メインのコンテンツの反応率が大幅に下がり、アカウント死亡。

などなど。

逆に言うと、「チャンネル登録解除」は非常にありがたい。
自分のコンテンツに興味の無い人が減るということは、
より自分のコンテンツに興味のある人に露出する確率が上がるからだ。

本当に大切な事。

ここからは私のYouTubeに対する価値観だ。

5年間動画を投稿し続けて、ずっと思っているのだが、
再生数やいいね数はただの数字。価値は無い。

逆に、一つのコメントはとんでもなく嬉しい。

「動画を見ました!おかげで~」
「~の動画で笑いました!」
「応援したいと思えました!」

このようなDMは飛び跳ねるほど嬉しい。
携帯をぶん投げ、バレリーナのように踊っている。

「このためにYouTubeをしていたのだ!!!」
と実感をする瞬間である。

私は現在3つのチャンネルで毎日投稿を続けている。

その中の一つがサブチャンネル。

登録者は4000人いるが、数字の目標は全くない。
ただ、一人の仲の良い友人を笑わせるためのものだ。

出会った4年前から、私のボケや言動がツボで、
ずっと笑ってくれる人がいる。

その人が仲良くしてくれる限り、
しょーもない動画でも投稿はずっと続ける。

YouTubeの目的なんて、人それぞれなのだ。

時々、自分の本当のキャラがどれか分からなくなる時がある。
ネット経由で知り合った人には「もっとヤバい人かと思ったら意外とまともですね」と言われ、リアルな僕を知ってからYouTubeを見た人は「頭おかしいですね。声が違いますね。うるさいですね。」と言われ続けて10年間。(インターネット配信者時代含め)

もちろんどれも本当の私だが、「このキャラはどうだろう」という
実験台としてYouTubeを使うのもありだ。

・自分はシュールキャラがいいのか
・元気キャラが良いのか
・早口が良いのか
・ゆっくりがいいのか
・真面目が良いのか
・ぶっとんだのが良いのか

普段と違う自分を演じたり、むしろそっちが普段になり、
現実世界で虚構を演じたり、それが合わさったり、
何が良いか分からなくなり、時に濁流に飲まれたり、
繰り返しながら居心地のいいスタイルを見つけたり、
そのように「自分」というハードウェアを使い、
周りの反応を見ながら発信を続けること自体の心地よさもある。 

今後YouTubeの未来は分からない。
ただ、表現場所として動画投稿プラットフォームがある時代に
生まれてこれて良かったと、心の底から思う。

人間がチャンネル登録をする理由。

チャンネル登録というのは、簡単なようでなかなか押せない。
きっとこれを読んでいるあなたも、かなりの理由が無い限り
チャンネル登録ボタンは押していないはずだ。

・好き
・応援したい
・古参になりたい
・有益情報を見逃したくない
・今後が気になる

などなど様々だが、もし伸ばしたいのなら、
登録をする理由を設計することは大切だ。

恐らくこの記事をここまで読んでくれる人は、
「この記事は、近々非公開にするかもしれない。」
という文言がトリガーになったのではないだろうか。

正直に言うと、別に非公開にする予定は今のところない。
ただ、この上記の文言が無ければスルーしていた人もいるだろう。

だから私は「もうすぐ読めなくなるかもしれない」という、
この記事を「今」読む理由を作った。

「どうやって伸ばすか」を考える場合、
「どうやってチャンネル登録ボタンを押させるか」
というところまで、視聴者を憑依させて考え込む必要がある。

難しい場合、
「普段の自分がどのようなプロセスを経て登録ボタンを押しているか」
を振り返ると良い。

例:私の場合
①ホーム画面に現れる
②気になってクリックする
③視聴維持率が高い部分を見る
④面白かったら全編を見る
⑤チャンネルページに移動し、他の動画も見てみる
⑥人気順にして一番上の動画を見る
⑦最新動画を見てみる
⑧登録ボタンを押す

この理論で行くと、自信のある動画にたどり着かせるためには、
「伸びていない動画を非公開にする」というのも択として生まれる。

YouTube相談

これまで、友人との雑談の中で「YouTubeやろうと思うんだよね」と言う人に対して、何も口出しはしなかった。

ここまでで述べたように、YouTubeで何が伸びるかには正解は無いし、
そもそも動画投稿をする目的が人によって違う。

「伸ばしたいけどどう思う?」
と聞かれても、雑談の数分間で答えれるものではない。

正解は無い。

今回の私のチャンネルもそうだ。
世の中にあるどのYouTube攻略本を読んでも
「アニメを毎日30秒見れば良いよ」なんてことは書いていない。

ただ、伸びないチャンネルは共通点がある。 

この共通点に関して全て挙げることはしないが、
1つは「目的とターゲットが明確でないチャンネル」だ。

チャンネルの中でブレまくっているのが見て取れるものは多い。

そのために、私は以下のような「アカウント設計シート」を
チャンネル開設前に書く。

これを書くことで、チャンネルの統一感の部分は担保される。

設計シートの一部分

この設計シートが欲しい人は、公式LINEを追加してほしい。
ここまで読んでくれたお礼も含め、無料で配布をする。

その中でも「真剣にYouTube活動に取り組みたい!」
という人には、サポートもしている。

伸ばすためではなく、間違わないためのサポートだ。

「設計シートの添削~YouTubeアナリティクスの見方」
までを徹底して教える。

魚ではなく、釣り竿を与える。

・こんな企画は伸びるよ!
・こうやって動画は量産できるよ!
・投稿時間は~時がいいよ!

などのYouTubeでよく見るサムネは「魚」だ。
5年後には使えない知識だろう。

そうでなく、
「計画の立て方」
「評価・分析の仕方」
「改善の仕方」
という、どのジャンルにも通ずることだけをサポートする。

PDCAサイクルの「DO」が動画投稿とするなら、
「DO」以外の部分を全て教える。

これに関しては、先着10人で、有償だ。

しかし、満足がいかない内容であれば、全額返金をする。

・思っていたのと違った
・学びになる事は何もなかった
・なんとなく声が嫌だった

どんな理由でも、嫌な思いをさせてしまったのであれば、
お金を受け取る権利は無いと考えている。

なので、まずは公式LINEを追加して
「note見たよん。分析シートちょうだい~。」
くらいのノリで送ってもらえれば、ありがたい限りである。

では、また別のYouTube記事で。


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