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24年8月8日(木曜)「右翼でもない左翼でもないみんな仲良くVOL・2」日本中学生新聞×古谷経衡@高円寺パンディット。13歳、41歳、61歳の政治談義と打ち上げ。

6時半起床。

noteに日記を書いてアップする。

今回のライブのテーマのひとつが、
夏休みの課題図書。

『はだしのゲン』

ボクは1973年のジャンプ連載時から、
読者であり、広島の隣県だったから、
少年時代は、図書館にもクラス図書にもあった。
あまりにも被爆者の描写がリアルなので、
クラスの話題にあがることも多かった。

3日前の文化放送の「ゴールデンラジオ』で、
コメンテーターで今日の出演者の古谷経衡さんが
『はだしのゲン』を取り上げたことで、
20年ぶりに読んでいるのだが……。

原爆の悲惨さを追体験、共有することで、
戦争反対への意志が血になり肉となり染み込むのだが、
同時に戦前、戦中の日本の家制度のなかの
コミュニケーションが、
全て暴力で交わされているところには驚かされる。

「巨人の星』などで御馴染みの、
父の息子に対する暴力だけでなく、
母×息子、母×娘、
兄弟姉妹喧嘩、  教師と生徒、
生徒 vs 教師、vs 女性、
vs おばあちゃんまで、
性別年齢関係なく、
全ての人間関係で
殴打の連続だ……。

2ページに一回は出てくる。
日本の家父長制度が、
どれほど鉄拳制裁の上下関係、
村八分という同調圧力を形成する、
村社会を生んできたか。

第二次大戦下の原爆投下という
人類史最大の不幸を描きながら、
被害に合う無辜の民は、
日常から村社会の超暴力な
「仁義なき戦い」を強いられている。

主人公は大家族だ。

未読の人のために登場人物を図解しておく。
(長女の名前を誤記していた)

古谷経衡さんが選ぶ名シーン。

戦前戦後で豹変するオトナの象徴、町内会長・鮫島。

本来は全10巻だったのだが——

今、コンビニで流通しているのは2巻。

(今のコンビニ売りは単行本の4巻までとのこと)

近年、この大傑作マンガを読ませたくない側の思惑が、
この2冊だけでも見えてくる。


今は、『はだしのゲン』だけでなく
ジブリ作品の『火垂るの墓』すらもテレビでやらなくなっている。

https://gendai.media/articles/-/114954?page=2

まだ13歳の中学生新聞くんは
「週刊金曜日』では既に表紙を飾っている。


そして、この機会にライブ会場で見せたい、
HIROSHIMA関係の資料を漁りだすと際限がない。

合間に、アル北郷と電話で昨日のライブの話。
8・18に来場してくれることに。
猫の手も借りたいほどだ。
ありがたい。

(22歳で「古本興業」を立ち上げた放送作家)
若林凌駕は、別班で、南新宿のキンコースで
8・18の生誕祭の物販のTシャツを発注。

白色ベースと黒色ベースと値段が倍、
違うのに驚いた。

今回の黒ベースは見送ることに。

若林くんが新宿に行っている間に、
原田専門家が作ってくれた、
新しく創設する個人出版社、
虎穴社(虎人社)のデザインに
金剛さんと一緒にアレンジを加えていく作業。

『山月記』の虎のイメージを投影。
除々に向けて仕上がっていく。

九州で地震発生。
推移が落ち着くまで、
戦々恐々とする。

若林くん金剛さんと3人で
進行台本を仕上げていくのだが、
結局、17時半までぶっ通しだ。

家から50インチモニターを持参で
高円寺パンディットへ。

今日のゲストの中学生新聞くん(川中だいじ君)も、
お母さんと一緒に到着。

彼との出会いは2年前の参議院選挙の遊説だった。

政治好きの小学生のイメージだったのが、
自分で新聞を立ち上げ、
あらゆる記者会見に現れ、
一気に知る人ぞ知る存在に。

ボクの持つ「攻撃誘発性」を考えると、
彼との関係性を世間に晒していくこと、
長くためらわれたが、
彼はジャーナリストになる覚悟を持ち、
今や、配信報道番組にも引く手あまた、
物珍しさでチヤホヤされているのではなく
若くして異能なのだ。

だいじくんから、お土産をいただく。
ミャクミャクが可愛く思えてくる。

パンディットで何時も問題になるので、
マイクチェック、機材チェックも入念にやる。

みんなが各部署の仕事を覚えていく。

よく見ると、
ボクはだいじくんと同じパソコンだった。
貼っているステッカーも
江口寿史先生の書いたボクの似顔絵!!
これには嬉しくなる。

本番前はピリピリモード。

もはやここは反政府のアジトにしか見えない。

出番前に何処まで個人情報を聞けるのか、
ダイチくんに確認しておく。

聞いてみれば、
驚くことに、だいじくんは、
これが正真正銘の初舞台とのこと。

それでこの落ち着きと余裕。
13歳なのに。
これは生来の舞台度胸がある。

古谷経衡さんが渋滞に巻き込まれ、
スタートに遅れて
ふたりきりで始める。

ダイジくんとの年齢差は39歳。
それでも和気藹々と。

古谷さんが10分ほど遅れて到着。

古谷さんの最新刊で名著。
ここでも『はだしのゲン』には言及している。

古谷さんでもまだ41歳だが、
61歳と13歳で同じテーマで話せている。

お互いの少年時代の話から、
3人共に似たような
小学生時代を過ごしている。

先生との軋轢や、
壁新聞作りなど共通している。

課題図書の『はだしのゲン』の説明。
古谷さんの再現能力が凄い。
意図通りは進まなかったが、
話がはずみ、
ボクが期待して、用意していた、
古谷さんの『ノモンハン事件』講談を飛ばす。

一度休憩を挟んで、さらに夏期講習を続ける。
石丸伸二論。3人共、このひとの著書を読んでの、
読書感想文。


石丸伸二を「中二病」と揶揄してバズった、
だいじくんは、驚くべき潜入取材をしていた。

さらにだいじ君が爆弾発言。
政治家志望を口にする。

それは十年以上後の未来への「志」だ。
その意気は良し。

そしてだいじくんは、
ボクが結ぶ博士の星座のなかでの
希望の星であり超新星だ。


大いに盛り上がり、さてこれから……
となったところで、
未成年の就労時間の法律でタイムアップに。

まだまだ授業は残っていた。

日本で唯一、ボクの松井一郎氏とのスラップ裁判を傍聴して、
精密な司法記事を書いたnoteを紹介したかったのと、
裁判の現状及び、問題点について語りたかった。

写真タイム。

次回開催も約束。

終了後に『本業2024』にサインいれ。

打ち上げは沖縄料理の名店「抱瓶」に。
1Fはバンドが演奏中。

中野区会議員の井関源二さんが同行。

隣席が顔見知りの芸人さんだった。

だいじくんは終電でホテルへ。
頼んだ唐揚げなどなどを食べられず。

大人たちを、ボクのサロンでもある、
高円寺『UNKO』へご案内。

金剛くんと若林くんはここまで。

そしてお別れに金剛さんがバーレスクダンスを披露して、
度肝を抜く。

高円寺『UNKO』を踏んできたお客さんとも交流。
飲むほどに酔うほどに議論闊達、
楽しくて朝帰りに。

徒歩帰宅のつもりだったが、
文春、新潮を買ったところで、
グッドタイミングを捉えて、
タクシー拾える。

5時45分帰宅。

明日からは、
11日のビートきよし師匠との120分一本勝負に備えて調整だ。

6時頃、力尽きて就寝。


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