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21/3/7 「人生に失敗がないと人生を失敗する」(名言)。家庭内引っ越し。高円寺「パンディッド」で泰葉さんとの再会。

悪童日記 2021年3月7日 日曜日

4時半起床。
ファイト!!
だったはずだが寝落ち。
7時、再び起床。

今日の名言──。

人生に失敗がないと、人生を失敗する。

        斎藤茂太 (日本の精神科医、随筆家 / 1916~2006)

タモさんならぬ、モタさんのお言葉。
モタさんは90歳まで生きられたので
長寿であった。
言うまでもなく、
弟は作家・どくとるマンボウ・北杜夫だ。

家庭内、引っ越しが進行中。
ボクが地下室を明け渡し、
長男と末っ子の部屋になる。

地下室に入るには、
中学生の頃からボクが持ち続ける、
教祖・猪木様の1977年のパネルを
拝むことになるわけだが、
息子は二人共、
猪木教徒であったことが一度もない。

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ママと地下室の片付け。
寝床の下にある、
引き出し式の書架を5年ぶりに開ける。

映画DVDの棚。

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プロレス・格闘技の棚。

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5年間、一度も開けなかったわけだから、
所有することに意味があるのかは疑問だ。

12時、高円寺の山形料理の名店『まら』の店頭へ。

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日曜日は骨董市が開催されている。

「H」の文字のマグカップ。

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そして、黒光りするブラックパンサーと目が合う。

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「まら」の経営者であり
「株式会社どりーむずかむとぅるー」
の清水社長とお話。

すでに社長とは3月18日のLIVE興行『阿佐ヤン』
のスポンサー契約を締結している。

このブラックパンサーは、
大滝詠一さんの
「ロングバケーション」のジャケットを描いた、
永井博さんもお持ちとのこと。

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むしろ、永井博さんがご健在で、
高円寺のスナック・『リトル・ペンギン』
の看板絵を描いていることを初めて知った。

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大瀧詠一さんは、文庫版『藝人春秋2』の最終章で、
ボクが「ハカセより愛をこめて」
メッセージを捧げている人だ。

『藝人春秋文庫

記念にどうしてもパンサーが欲しくなる。

一旦、家に帰って、
財務大臣のママを連れてきて一緒にランチ。

今日は「こうじさんの手打ちそば」
純手打ち二八そばの盛りと、
大好きな味噌汁を注文。

子供たちに、煮干し中華そばと、
いも煮のテイクアウト。

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結局、ブラックパンサーはママに買ってもらった。

今後のLIVEへの協力関係を確認しながら、
「まら」にボクのサイン本を贈呈する。

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昼過ぎ、別宅、
『小杉湯となり』へ一人で向かう。

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全集中で読みすすめる。

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記録的な傍線の量で赤鉛筆がすり減る。

施設に鉛筆削りがないか聞いてみたところ、
イラストレーターの女性がカッターで削ってくださる。
嗚呼、小学生の頃は自分でやっていたなーと。
しみじみ。

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15時、41歳の子持ちの医大生の相沢くんが
「となり」の見学へ。
ボクが施設を案内する。

屋上は晴れていたらなーと。

15時半、一緒に「小杉湯」へ。
3枚目の「となりカード」を使用。

土曜・日曜は
朝8時半から営業しているとのこと。
それは知らなかった。

ミルク湯、水風呂を交互に、
自主的にリンパマッサージまで。

一旦、小杉湯となりへ戻って、
「今日、渡せるかな?」と思いつつも、
泰葉さんへのサイン本作り。

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この文庫版『藝人春秋3』のラストは、
泰葉さんが談志師匠の「芝浜」を
語るところで終わるのだ。

高円寺「パンディット」へ向かう道すがら、
古道具『なかの屋』へ顔を出す。
伝説のたけしさんの追っかけ、
女子店長・眞美さんとお話。

ボクが、この間、エッセーに書いた、
「ナショナルクーガ」は
「予約済み」と貼られていた。

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その隣にある小さなレプリカ「クーガ」を貰った。

17時から、パンディッドの
泰葉さんと立川こしらさんの対談ライブ
『泰葉降臨!』へ。

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完全お忍びで、最後尾に席を作って頂く。

ここを主戦場とする、
芸人・コラーゲンはいごうマンが隣で。

今日は配信もあるそう。

こしら師匠と泰葉さんとの関係性が判らなかったが、
ふたりは、まったくの初対面で、
しかも、お互いが下調べをほとんどやらないまま、
相手を全く知らないが故、
遠慮ないトークが成立している。


ボケる泰葉に、
遠慮なく突っ込む立川こしら師匠の
掛け合いが共鳴しあう。

泰葉さんの落語の芸論にも舌を巻いたし、
泰葉さんとの対談をあえて受ける、
こしら師匠の無頼ぶりも素晴らしい。

客席は沸きに沸いた。

内心、心配していたので本当に良かった。

後半、コラーゲンが質問に立った後、
ボクもコラーゲンを説明するためにマイクを持った。
当然のことながら、
そのまま壇上にあげられ、
その場で『藝人春秋』の文庫を手渡した。

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泰葉さんは、驚きのあまり、
しばらく、ボクをそっくりさんだと思いこんでいた。

『藝人春秋2・3』の話は泰葉さんがいなければ、
着地していないのだから。
この本を書き終えた後、
泰葉さんが私生活で迷走するたびに心を痛めたが、
すっかり「失敗」から立ち直っていた。

今日、一日で伏線回収、
良き「はっぴいえんど」を迎えることができた。

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しかし、物語は終わらない、
その後の後日談もあるのだ。
この文庫の最終章を書いている最中に起こった、
新幹線での小朝師匠との邂逅事件。


『藝人春秋Diary』の小朝師匠の章も紹介。

ライブの最後は泰葉さんが、
「フライデーチャイナタウン」を
生歌で歌い上げたが、
その美声ぶりには観客は皆、
鳥肌が立ったことだろう。

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会の終了後、近所で一杯だけ打ち上げ。

泰葉さんのお隣、こしら師匠の前で過ごす。

店内のテレビモニターでは、
R-1グランプリの森本サイダーが出演していた。

泰葉さんに
「これからは、調子悪くてあたりまえだからね」

と今までの辛かったであろう時の労をねぎらう。

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その後、我が家の地下室にて引越し前の最後の晩餐。

コラーゲン、相沢くん、
時代劇チャンネルの宮原くん、
ポスト系のフリーライター・西谷格さんと
マスクをつけて宴会。

ディスタンスをとりながら。

そこに引っ越し準備中の長男が話に加わる。

パパの友達の宴会に
息子が同席するのは初めてのことだ。

皆、今の高校生事情を聞きたがる。
特に深夜放送のはなし。

リリック・スピーカーを見せながら、
てっぺんまで。

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息子が住んでいた屋根裏部屋で初めての就寝。12時ごろ。




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