【「藝人春秋」書評】『藝人春秋』を読んで BY.三谷幸喜×清水ミチコ
2013年2月20日放送 J-WAVE「MAKING SENSE」より
『落ち込んだときに……』という話題の中で──。
三谷: 水道橋博士の本を読んだって言う……。
清水: あれ面白かったねぇ、三又さんとかね。
三谷: 犬の闘病生活やってる時に、一番読んで欲しい本ですね。
清水: 限定されてますけど、全国的に読んでもらっていいと思いますよ。
三谷: 面白いし、やっぱり文章上手だし、いろんな芸人さんっていうか、たけしさんとか、爆笑問題さんとか、三又さんとか、テリー伊藤さん、古館さんとか。
清水: 歌手でヒロトさんとかね。
三谷: 水道橋博士の客観性が、入り込んでるけどちょっと俯瞰でみてる感じのね、距離感がすごく面白かった。
清水: あれはなんか勉強してきた人独特のね、距離があるよね。
三谷: 書かれている人が結構クセのある人だけど、でも嫌いにならないっていうか。
清水: そうそうそう!
三谷: もう古館さんに会いてくてしょうがない。
清水: なに聞きたいの?
三谷: うーん……そこまでは考えてないけど。顔がみたい。
清水: あらためて。
三谷: あと三又さん、僕はまだお会いしたことがないんですけど、ちょっと話し聞いてみたいですね。
清水: そうですね。でも必ず調子に乗ってると思いますよ、今、これ聴きながら。
三谷: ハッハッハッ
清水: フッフッフッ
三谷: でも水道橋博士に伝えたかったですね。
「面白かったですよ」って。
清水: あっ、メールでそんなことしてないか。
ワタシ言っときますよ、きっと喜びますよ。
三谷: ぜひぜひ。なんで僕のことが取り上げられてないのか?とかね。
清水: 言っときます。
三谷: そこまでまだ興味をもたれてないんだなぁって。
清水: ホントだぁ、三谷さんあそこには不似合いだね。
三谷: あそこの中には入れないですね、キャラ的にも。
清水: そう思うと意外と凡人かもね。
三谷: 僕は普通の人ですもん。かなり強烈ですもん。
清水: かなり強烈。こんな人がいるんだって感じだもんね。
三谷: 古館さんの立ち位置っていうか、初めて腑に落ちたっていうか。
清水: ふーん、そんなすごい事書いてあったの?
三谷: いや別にそんなすごくないですけど、彼が今までやってきたこととか、どういう人なんだろうみたいな。
清水: アナウンサーだったのに実況がすごい話題になっちゃって、いきなりの転身ですよね、そういえば。『オシャレ30・30』とか色々やって。
三谷: すごい考えてるっていう、古館プロジェクトを含め……。
清水: そうね。ぜひ皆さん機会があったら読んでみてください。
読んで損はない本だよね。
三谷: 面白かったですよ。
とにかく犬の介護をしている時は、本当に読むと……。
清水: もう一回言わなくてもいいかと思いますけどね。
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この放送を聞いて「ボクは普通の人ですもん」という三谷幸喜さんに対し、そんなことはないと内心思いつつ、『藝人春秋2』には、ちゃんと一章を割いて三谷幸喜さんのことを取り上げているところが、ボクの執念深いところだと思う。
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