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キンコン西野と水道橋博士の13年史    (悪童日記より)

 5月28日開催のアサヤンVOL・9「えんとつ町のゴミ人間」開催に際して、鑑賞用資料としての年表です。
 Amebloの「水道橋博士の悪童日記」から西野 亮廣のキーワードで検索して、時間軸でふたりの関係性を綴っています。(年表職人・相沢直)

西野くんが出演するアサヤンVol.9
観覧席は満員ですが配信は受け付けています。
リアルタイムに見られない方も有料アーカイブで視聴可能です!
是非!
▼詳細
https://asayan.s-hakase.com/asayan9/

<2008年>

【4月16日】

14時15分、四谷・日テレ入り。
『オジサンズ11』スペシャル収録。

合間、隣のインパルス板倉くんと、
キンコン西野くんの絵本の話。
一度、見てみたいものだ。

<2009年>

【1月24日】

blogで毎日、日常を晒し、
日々、忙しそうにみせているせいか、
オレ程度でも取材などで、
「忙しいでしょう?」とか、
「よく時間がありますねぇ」
「寝てないでしょう?」
とか聞かれることがある。

いつも、自分では、
本当にたいしたことなさすぎる。

上にはいくらでいる。

と心底思う。

昔なら、そのまんま東さん、
(東国原知事になる前から……)
最近なら、
勝谷誠彦さんの有料配信
『××な日々。』、
そして、
キングコングの西野くんのブログ
『西野公論』
を読んで欲しいと答える。

そのキングコング西野くんの絵本が、
ついに完成していた。

共演も一度も面識はないのだが……
心で拍手を送った。

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テレビのレギュラーを数々抱えつつも、
М-1にもエントリーし、
2年連続ファイナリストであることは、
周知の事実だが。

一日もblogを欠かさず更新し、
毎日のように一日10キロを走る、
芸能人最速の長距離ランナーであり、
毎月、一人だけの単独ライブ、
キングコングライブの舞台を続け、
地方を回り、
さらに、芝居の戯曲を書き、
演出もつとめる。

そして、その間、
5年間かけて、
細密画の絵本を描き続けていた。


【2月4日】

16時、中野のルノアールへ。
『めばえ』取材。

連載『私の大好き絵本』コーナー。

その前に、タケシと一緒に、
『Dr.キネマ……』を読み聞かせる。
5歳児には、話がわからくなるかと思ったが……。
絵を捲るたびに、ぐんぐんとのめり込み、
読み終えた後、タケシ、
「わあっ、ひとつにつながった!」

この絵本を描いたのは、
「おまえが見ていた、『全力!Tunes』で、
司会をしていた、キングコングの西野くんだよ」
と言うと、
「ぇええええ~」と、
そのままひっくり返って、驚いた。


【3月15日】

8時起床。

実家の母が乗っている、
TOYOTAのIQに乗って。
KSBスタジオへ。

この局舎に入ったのは初めてだ。

KSB瀬戸内海放送、40周年特番、
『ニュースの軌跡 ~過去そして未来へ~』収録。
(3/28放送予定)

多賀公人、岡薫アナ、司会。
田尾教授と俺がコメンテーター。

終了後、
駅前のホテルグランビアにチェックイン。

冨永マネと3丁目劇場へ向かう。

歩いて行ける距離だが、
岡電こと、岡山名物の路面電車に乗車。
乗った途端に、この電車に乗って、
通学していた中学時代のことが、
一瞬にして、走馬灯のように蘇えり、
エピソードがどっと押し寄せ、感極まる。
なんとか堪えて、表町3丁目駅で下車。

岡山3丁目劇場へ。
本日、『KING KONG LIVE』。

今回、たまたまの偶然ながら、
ホテルから、すぐ近くの劇場、
時間も丁度、開演時間に会うので、
ほぼ、思い付きで駆けつける。

約200席の客席は満員札札止め、
主に『はねるのトびら』の視聴者層、
若い女の子8、男の子2の割合か。
最後尾の補助席での観覧。

18時半、開演。
広島吉本所属のコンビ、ボールボーイの前説、
短い漫才の後、
キングコング登場、
約4~5分のネタを7回。
いきなりネタに入って、時間きっちりに終わる。
出囃子で繋ぎながらの出入り。
客いじりや、地元ネタ、地喋りなど一切無し。

西野くんのブログで、
そのシンプルな構成は知っていたが、
いざ、目の前にしてみると、
200mダッシュを7回繰り返すような、
アスリートチックな舞台。
もちろん、観客にはよく受けている。

19時半には終了。

後から知ったが、
この日は、広島で2ステージの
漫才3本×2をこなしているのだから、
一日で13本分を喋っているということだ。

強制されているわけでもなく、
営業でおもねるわけでもなく、
純粋に、二人きりで漫才をやっていることが
生き甲斐の様な楽しそうな舞台。

終了後、楽屋で二人に挨拶。

これが初対面だが、
一言、二言、言葉を交わし、労をねぎらう。
どこかで、またゆっくり話できるだろう。

<2010年>

【11月30日】

控え室で、キングコングの西野くんの絵本
『Dr. インクの星空キネマ』に続く第2弾

『ジップ&キャンディ 
ロボットたちのクリスマス』(幻冬舎)

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を子供たちのサイン入りで頂く。

能界指折りの快速ランナーである西野くんに
『BORN TO RUN 』(NHK出版)を進呈。

キングコングの番組に出演するのは初めて。

彼らとはほぼ20歳の年齢差があるのだ。
ルックスが若い。
それに比べ40代芸人である、
出川、山崎、レッド、
俺の皮膚年齢の老いはかくしようがない。

各局で芸人レジェンド企画が多いが、
この番組は良質、
言いっぱなしではなく真贋の判断あり。
楽しみつつ、
喋りすぎないよう制御しつつ、
知らなかった話を整理しつつ、
楽しい3時間半収録。

芸人だらけで老いも若きも
芸人伝説を誇らしく語り合うのは楽しい。
偉大な師匠の鳥肌話も
ダメ師匠のズッコケ話も両極端に美味しい。

番組収録、
粘りのありたっぷりの撮れ高だった。

僕的には、この長丁場、
妥協なく気持ち良い。


【12月7日】

キンコン西野くんのblogに
『キッドのもと』の話があるとご報告。
ありがと。

<2011年>

【1月19日】

うわっ「吉田豪 vs キンコン西野」
ライブ映像上がらないかなぁ。

一時期、本格的な一触即発状態の頃は、
個人的にどちらにも頼まれないのに
調停に乗り出そうとしていた。

吉田豪の意義を語りたいがために、
キンコンの岡山のライブ会場にまで
足を運んだこともあるのだった。

<2012年>

【7月18日】

14時、浜町スタジオ入り。

メ~テレ
『キングコングのあるコトないコト』収録。

MC:キングコング。
出演:サバンナ高橋、ノンスタイル井上、
御一緒。

今回のテーマは、
「Twitter&Facebookのあることないこと」

しかし、基本、僕の場合、
本当にあるコトが多いからなぁ。

キンコンを含め出演者とは世代差がある。

サバンナ高橋くん、ノンスタ井上くんとも、
ほぼ初めて話をするのだが
本番中も、収録後の長い裏取り中の余談も楽しい。

キンコン西野くんと2年ぶりくらいに会った。
3作目の絵本が完成したとのこと。
今回は意外な仕掛けがある。

西野くんに対して好き嫌いもあるだろうし、
アンチには男前、自己愛の強さなどが
予断を作っていると思うが。

僕は彼の絵は好きだなぁ。

「なぜ博士はキンコン西野くんに
関心があるのですか?」

と聞かれることがある。

西野くんに興味が湧いたのは、
知る人ぞ知る吉田豪との抗争だった。
この互いに一歩も引かない、
奇妙な一戦に関心を寄せるあまり
岡山の地方興行である
キングコングの単独ライブまで
見に行ったこともある。

@nishinoakihiro 西野くんへ。

 楽屋で話をしていたJRの映像。
 是非フル画面で。

★ この日、ボクが当時、
心酔していたJRの映像を送った。
翌年のワタリウムの個展には、
西野くんが見に行っていて、感心した。

JR(ジェイアール)
フランス出身、1983 年生まれ。外壁に絵を描くのではなく、
巨大な写真を貼るというグラフィティ表現を用いています。
現在、パリとニューヨークを拠点に、世界中で活動。
展覧会は、
2007 年、第54 回ヴィネチア・ビエンナーレ、
08 年、「時代の肖像展」(テート・モダン)、
11 年の「パリ・デリー・ボンベイ展」(ポンピドゥー・センター)
などに参加。

2013年2月9日―6月2日、
東京・ワタリウム美術館でアジアで初の個展を開催する。




【10月2日】

10時半過ぎ、新宿アルタ入り。

本番前、
「お時間頂いていいでしょうか」
とお願いしてタモリさんの楽屋へ。

時刻表と地図帳が積み上げられた
個室を訪ねたら、
タモリさんはスマートフォンを指で、
たどたどしくいじってらして
「ホントにスマートフォン使わてるんですね?」
「いや、これが全然わかんないんだよ、
 タケちゃんはホントは いじれるでしょ?」
「いえ、ホントにらくらくフォンです」

キンコン西野くんの絵本の話と、
ボクが構想しているものを直談判。

【11月22日】

有吉×西野のカラミありとのことで、
『ロンハー』久々にSPIDERでタイムシフト視聴。

やはり面白いね。
高田延彦vs越中詩郎みたい。
あ、どっちがどっちかわからないけど。


【12月3日】

日テレで、『スッキリ!』
キンコンの西野くん絵本の特集やってる!

新作『オルゴールワールド』はボクも
裏側に帯文を寄せている。

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キンコン西野くんは、
人気者、かつ反感も持たれやすい芸風だけど、
ボクは彼の絵本は一作目が生まれる前から、
ずっと「才能」であり、
そこに向かう「構え」そのものに対して、
応援していますよ。

むしろ評価は低すぎるし遅いと思うくらい。

でも、
絵がうまい!
味がある!
世界観がある!
なんて評価を「下す」ことなどどうでもいいんだよ。

そんな人は山のように世の中にいるから。

そんな才能が世の中を突破して、
価値観を壊し、
見てる方がぶん殴られるほど衝撃を受けて、
目の前の光景が変わって見えて、
明日からの行動が
変わることが大事なんだよ。

<2013年>

【1月26日】

Twitterを通じて、
キングコング西野くんのNYの個展の朗報を知る。
この経緯は、俄然、応援したくなった。


【2月25日】

『水道橋博士のメルマ旬報』
vol.008(2013年2月25日号)から
4号にわたって西野亮廣(キングコング)

『踊る大紐育・絵本を描く』が連載。

後に竹内義和の連載小説『ゆゆも』の挿画も担当する。


【5月13日】

20時、
NOTTV『テレビをほめるYESTV』
生放送。

出演:土屋敏男、倉本美津留、ご一緒。
ゲスト:西野亮廣。

◎土屋さん推薦・・・
 CX「アウト・デラックス」 5/9放送回
◎倉本さん推薦・・・・
 NHK「10minボックス」 
◎水道橋博士推薦・・・・
 ABC『笑いのジョブズ』3/24放送

打ち合わせもほとんど無く本番。
土屋さん、倉本さんとオーバー50のオヤジが、
すっかり仲間意識の井戸端会議。

一年前にはほとんど会うこともなかったのに。

今日はキンコン・西野くんがゲストに。

元々、全く出演する必要もないのにやる気マンマン。

芸人とは「姿勢」であり、
はみ出し者であること、
それを証明するための「実践」であること、
その認識に於いて、
昔から実に好みだ。

「じゃあ、やれよ!」と言ったら、
彼、怯まないもの。

今日は、結果的に、
「テレビをほめるTV」ではなく、
「ニシノをほめるTV」
になっていた。


【5月27日】

20時、NOTTV『テレビをほめるYESTV』
生放送。

出演:土屋敏男、倉本美津留、安藤美冬、
ご一緒。

ゲスト:西野亮廣

今回もキンコン西野くんがゲスト。

同居人募集コーナー。
その実態を知らなかったので面白かった。

300人以上の応募者から選んだ社長と
明日初めて会うのだそうだ。

実際、私生活が面白いと、
どうしてもテレビが寄ってくるから困るジレンマも。


【8月29日】

18時半、
「博士とGO!GO!」
のタイトルに指令され、
紀伊国屋サザンシアターへ。

昨日、ママと子供たちが見に行った
『ドーナツ博士とGO!GO!ピクニック』観劇。

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7割が女性客の客席の片隅。
今年の夏はDDTの両国もあった。

根っ子が陰性のボクが、
根っ子が陽性のウェルメイドなエンタメにも
心を開いている。

朝の『凶悪』から、
夜の『GOGOピクニック』まで、
ときどき漫才。

西野くんが、
「次回は『ドーナツ博士vsGOGOピクニック』
でお会いましょう」
と、言っていたが、
後藤ひろひと作は『ダブリンの鐘つきカビ男』
『ガマ王子vsザリガニ魔人』を見ている。

だからあながち
『ドーナツ博士vsGOGOピクニック』
は冗談でもないのだな。

改めて、このボクにとっては
『高田笑学校』の本場所の客席で、
一人で観劇するのは初めてだった。

しかも3日後には同じ舞台で、
本業の本場所『高田笑学校』でトリだ。
何時も、この時期は テンパっている。

RT @nishinoakihiro (西野亮廣くん)
お忙しい中、ありがとうございました!
仙台、名古屋、大阪、行ってきます!!

↑挨拶もしないで失礼しました。ありがと!
子供と話せます。

Twitter
RT @TSUTIYA_ON_LINE(土屋敏男さん)
あ、博士も今夜の回!バタバタと飛び出してしまいました。
「ドーナツ博士とGOGOピクニック」

↑五十過ぎのオヤジはボクらだけでは……。
月亭可朝で笑ったのも。


【9月24日】

『AERA』誌、最新号(2013年9月30日号)読む。
吉田豪の書評コーナーには、
キングコング西野亮廣くんの新刊
『嫌われ西野、ニューヨークへ行く』(宝島社)が。

昔から自分の世界観と「対立」しているものを、
自分の世界には「無い」ものとして、
「無視」して過ぎる考え方を潔くないと思うので、
お互いが対立が「ある」として公言して、
「対決」するのは見ていて清々しい。

半世紀の自分の年表を、
他人(と言っても賛同者)の目に委ねて
作って思ったが、
人は記憶すらも書き換えて、
自分にとって都合の良い
「美談」に落とし込み、
他人へ自分を語るので……。

自分への「批判」も「嫌悪」も「疑問」も全て、
出来れば全て知った上で晒して、
他人と付き合いたいと思うに至った。

<2014年>

【11月8日】

発注していた、
キングコング西野くんのDVDが到着。
 
2014年8月9日に開催された
『西野亮廣独演会 in 日比谷公会堂』
のライブDVD(本編ノーカット)。
 
封筒の宛名は手書き。

ライブのチケットも手売りだったが、
記録用DVDすらも手売りなのだ。

<2015年>

【6月14日】

夜、岡田斗司夫とキングコング西野くんの、
ニコニコ生放送、観る。
ふたりは意気投合。

オーディエンスは
不協和音を感じながら。


【12月24日】

キンコン西野くんが今夏に開催した独演会
「西野亮廣独演会 2015 in 日比谷公会堂」が、
You Tubeで無料配信開始。
 
お笑いライブでは、
史上初の全編ノーカット
アップロードとのこと。

最後まで観てしまう。

<2016年>

【9月24日】

今日深夜1時からのAbemaTVの生放送、
『村本大輔の土曜TheNIGHT』
にゲストで呼ばれた。

ゲスト共演者は、西野亮廣くん。

ということで、しばし積ん読になっていた、
西野亮廣『魔法のコンパス』
(主婦と生活社)を手に取る。
 
ボクはブログの初出を読んでいるのだが。
この機会に単行本で読んで良かった。
 
素晴らしいフレーズが決まっているが、
一番、グッとくるのは、
「ちなみに、基本的に僕は年下を尊敬している。」
というところ。

それは素晴らしいことだ。

24時、神宮前のAbemaTVのスタジオ入り。

出演:村本大輔、
ゲスト:西野亮廣くん、ご一緒。

打ち合わせ。

「放送禁止用語の縛りはある?」
「放送ではないのでありません」
「Abameで桜井誠の番組を本当にやろうとしたの?」
「あ、あれは中止になりました」などと。

西野くんは、体調悪そう。
本番直前まで楽屋で寝ていた。
 
顔合わせで、ボクのブログから、
今までの西野くんとの行き来だけを
検索で打ち出したペーパーを差し上げる。
同じく村本くんにも。
 
25時、『村本大輔のThe NIGHT』生放送。

最初、村本くんが15分ほど一人喋りし、
その後は、3人で飲みながらの
完全フリートーク。
 
村本くんの論理は、
「決めつけで話していないか?」
「分からないことは
 分からないという言うべき」
というもの。
 
村本くん、最終的には言いがかりレベルの
噛みつき方で自滅していく。

村本くんは土下座までする。

……飲まずにやれば良かったと思いながらも。
後輩との真剣トーク、
ボクは面白がっているし、
楽しかった。

恐らく、西野くんと村本くんはボクがいなければ、
殴り合いレベルのケンカになっていただろう。
 
「オレ、今まで各局で脱いできたんだけど、
ここではまだ……」
という、オープニングでの俺の発言、
英コメディアンのサシャ・バロン・コーエンは、
すべての主演映画でチンポを出している
――というオレの発言を受けて、
「博士さん、今、チンポを出さないんですか?」
と迫る村本くん。
 
チンポを「生放送」で出すとなると、
翌日に『しくじり先生』を控えているし、
西野くんが言うとおり
「面白くないから」出せないわけだが、
村本くんが「脱がす」なら
「あり」だったので、
最後に身を投げ出して、
村本くんに任せたのだが……。
 
終了後のエレベーターの中で、
村本くん「あれはできませんでした」と。
 
番組終了後、楽屋前の廊下で、
西野くんから村本くんへの
ガチなダメ出し。
 
試合後まで面白い一戦だったなー。
 
深夜27時40分、帰宅。
 
ウーマンラッシュアワーの
村本大輔くんが、
宮台真司さん(ほぼ同一人物の蛇顔、顔面相似形)と、
鏡のように見つめ合い、
じっくり語りあう企画が見てみたい。
絶対に面白いと思う。

お互い、喋りの速度も同じ。
(過去の)ゲスな女性関係も同じ。

これは話が合うよ。
スタッフに提案しておきます。

しかし、村本くんも西野くんも
素晴らしい同期だなー。

互いに意識しまくっている。

今日は自分が歳を重ねていくなかで、
西野くんの本にある、
「基本的に年下を尊敬する」
というフレーズを貰った一日だった。

【9月26日】

京都造形芸術大学で講演。

「師匠や先生だけが偉いわけでもない。
 キンコン西野くんの言葉で、
 『基本、年下を尊敬する』
というフレーズが気に入っています」

と話していたら、本間先生が
「まさに後生畏るべしですね」
と即座に。

これは、「先生畏るべし!」
だったなぁー。

気がつけばすぐに100分を終了。
 
最後に学生の質問を一問だけ受け付ける。
 
「もし師を失った時の指針は?」

「ボクの師はビートたけし、と高田文夫2人だけ。
でも他にも先生はたくさんいる」と。

せいこうさんや町山智浩さんの話。


【10月24日】

遅ればせながら、
SPIDERで『アメトーーク!!』
「スゴイんだぞ 西野さん」回、
タイムシフト視聴。
想像以上に面白かった。

やはり東野幸治×キンコン西野は、
只の足し算ではなく
何倍もの笑いの異化作用があるなー。

しかも両方、得しているからなー。
これは素晴らしい。


【11月1日】

そして、キングコングの西野くんからは、
新刊『えんとつ町のプペル』(幻冬舎)、
頂く。

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今までコツコツとひとり
点描で綴った白黒絵本から、
クラウドファンディングで募った
集団体制の彩色画へ。

英訳付き。
ここでも画力は明白だろう。
 
また今まで、個人的に西野くんの脚本による
舞台も見ているが、
好き嫌いはともかく、
物語を文字でも絵でも描ける才能は間違いない。

ここまできたら、
もう西野くんは映画会社を作って、
アニメ作品を世界に問うべきだろう。

まだ芸人からアニメ監督になった人はいない。
そのレベルの人だと思う。


【11月17日】

終了後、ライター井上くんと一緒に、
今日の『バイキング』でも取り上げられた、
キンコン西野くんの
『えんとつ町のプペル展』へ。

入場無料で、写真撮影自由。

もはや絵本から
アニメーションに行っても十分だろう。
そういえば、今日、
井上くんの私生活の変化をはじめて聞いて驚いた。

『バイキング』では、
西野くんが絵を描きはじめた経緯を
あまり知らない視聴者向けに、
詳しく説明した。

しかし、『アメトーーク!』の
(スゴイんだぞ!西野さんの回)の、
受け売りで話しているような指摘が……。

これは心外だなぁ。

ボクは西野くんの絵に関しては、
極めて初期から応援しているのに。

<2017年>

【1月1日】

沖縄旅行にて西野亮廣と遭遇。

その顛末を「週刊文春」の連載
「藝人春秋Diary」に記した。

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成田で見かけた「西野かな?」は本物の西野だったのだ。
子供たちは大喜びだ。

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吉田豪の「続聞きだす力」にサインを入れる羽目になる
男の星座。

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【1月22日】

【気になった記事&ツイート】
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キングコング西野の件は「炎上」では足りない - MistiRoom
http://mistclast.hatenablog.com/entry/2017/01/22/110637
 
↑なるほど。ボクも反省する。
これは言葉の選び方の問題だから、
西野くんも「そういうことかー!」
と真摯に受け止めるべきだなぁ。
---------------------------
 
芸人って基本
「マウンティング」とか
「パワハラ」を中心に、
生態系を形成しているから、
身に沁みていてそういうのに鈍感になるけど、
面白さも「差別」構造で成り立っている。

だから自分たちと同じ社会でない人にも、
「マウンティング」や「パワハラ」を
知らず知らずにやっているんだよねー。
 
そういうのに気がついてからは、
自分が発言する時にネタ以外では私生活に於いて、
「オマエ」とか「アイツ」って
荒い言葉遣いを一切やめている。
10年以上そうだわ。
 
常に言葉遣いを意識しているが、
もし使ってしまった場合は、
後で訂正するようにしている。

それでもまだ尻尾は残る。

そういうことを日々に徹底していったら、
オネェキャラはイイわーー。
異性と話すのも楽だし。
毒舌言ってもジョークだってわかってもらえるし。
 
なによりカミさんや娘と話すのも
女子会トークで楽しいわー。
メンツで戦争して
自分より遥かに弱い子供を戦場に送って平気なのは、
基本、男だわ!!

自分たちを「ボーイズ」とか言っちゃって、
底が浅い癖に論客の口を借りて、
いかにも世直しマッチョを気取るのよ!

「ニュース女子」とか精一杯看板付け替えて、
「国士」気取って
勇ましいこと言ってふんぞり返るのー。
でも、青山繁晴は例外だけど。
(考え方が違うけど、
青山さんはブレているのを見たことがない)

「私」でやりなよ!
「愛国」より「愛人」で良いわー!
美意識で「カッコイイ!」
って青春を旬じる気持ちが「国」なの?
オレなら「師」だね。それか「私」--------。
 
今は、無理でも何時か、そうなりたい、
そうでありたいと思うー。
「自分は国でありたい」って気持ちある?
母や父に殉じる気持ちならわかるけど。
国に殉じる気持ちわないわー。
 
---------------------------
RT @antifa_osk
※「ボーイズ」とは『そこまで言って委員会』、
『ニュース女子』の制作会社名である
 
↑ボクが降板事件を起こした、
テレビ大阪『たかじんNOマネー』もですよ。
---------------------------
RT @mfansh
博士さんはボーイズ代表の相原康司さんと
面識はあるんでしょうか?
人気番組の制作会社と在阪TV局の関係については
殉愛騒動の当初、吉村智樹さんが
解説ツイートをしてくれていましたが、
一般には可視化されていないですよね。
 
↑ありますよ!
彼は世間から見えない黒幕。
小皇帝です。
---------------------------
RT @PeaceAndHiLight
水道橋博士のオネエ化がいい。
ていうか普段から「オネエ語」で話すようにすると、
何となくギスギスしないことに気づいた。
誰かを叱ったり、苦言を呈する時なんかは特に効果的。
「ちゃんとしなさいよ!」
「報告をやり直したらどうなの?」
とかだと部下が凹まない。リスクも低い。
---------------------------


【6月15日】

9時半、広尾のスタジオで、
AbemaTV『『エゴサーチTV』収録。

MCは、山ごもりから降りてきた
西野亮廣くん。

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何を聴いても良い、
というオープンスタイルで。

『週刊文春』の「週刊藝人春秋Diary」
の話が最後に。

第一回目が、
西野亮廣くんの回。

「あ、これ2週目は読んでなかったです」と。
現場で読み出す。

娘が西野くんに一目惚れした話。

「フミちゃん、イイ子だったなー!」
「あ、今はもう別に好きじゃないって言っていたわー」
「早ッ!女子の気持ちや早いですねー!」

<2020年>

【12月25日】

6時起床。
『えんとつ町のプペル』の初日。


どうせなら一番最初の上映に行きたくなる。

朝から高円寺駅まで娘と一緒に。

ホームで左右に分かれて、
一人で電車に乗って新宿ピカデリーへ向かう。

とにかくお爺ちゃんの徘徊だ。
新宿駅でさっそく迷う。
出口を間違った。
右往左往しながらも、

なんとか新宿パテオンに辿り着く。
『えんとつ町のプペル』
初日、初上映8時50分回に駆けつける。

俺の今日の出で立ちは
4年前の沖縄の再現だ。

西野亮廣風の山高帽と
ベージュのコートの
このコーデに拘りつつ、
一番星を見たくて。

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正直、ワクワクではなく
ダメだったらどうしようのドキドキ。

映画、上質な映像。
声優さんの音の調律も見事、
最後の志の輔さんの講談調が
カタルシスに。

上映後、場内に拍手が広がった。
「やりきったなー!」と後ろの観客が呟いていた。

強豪揃いのクリスマス興行、コロナ禍のなか、
興行収益はどこまでいくかはわからないが。
内容的には成功していると思う。

「ライバルはウォルト・ディズニー!」
を掲げて10年間狂人扱いされ、
コロナ禍で伝説のクソゲー舞台化
『たけしの挑戦状ビヨンド』、
その主演を阻まれた『ゴミ人間』の
世界の挑戦状は
クリスマスの今日に果たされた。

映画館の暗闇に煌めいた
星の余韻に浸りつつ、
帰途、青空に包まれたまま
東中野まで遥々と歩いて帰った。


【12月31日】

西野くんが『メルマ旬報』に
2012年に連載した原稿を発見。

ニューヨークで個展を開くまでの過程を
日記で遺している。

LINE電話で本人とお話。

本人も内容はすっかり忘却の彼方らしい。
それでも無償で掲載許可をくれる
西野くんに借り「1」だ。

もともと、
2012年の連載の許可も異例だった。
課金した文章掲載について
他社とのシバリがあるのに、
西野くんの一存で原稿を寄せてくれたのだ。


1月4日に『メルマ旬報』で配信することに。
西野くんが怪物になる前の
前日談として読んで欲しい。

その誠実さ、行動力にも感心するだろう。

そして、最後の台詞が今とは違う(笑)
当時はまだ、
ディズニーを倒しには行ってないのだ(笑)

<2021年>

【1月1日】

今日の元旦の予定は
4年前から決まっている。

2017年の元旦に沖縄で
西野 亮廣くんに偶然出会った。

その夜に、「内緒ですけど」と
映画化の話を聞いていた。

翌日、娘が書いた小説をメールで送ったら、
娘の文章を褒めてくれた。

そのとき以来、
娘は西野のファンになっていたが、
今は「イケメンの金持ちは胡散臭い」
から興味ないと。

そういう経緯を4年ぶりに書き直した、
『藝人春秋Diary』に書いた。

西野くんの最新刊、
「『ゴミ人間』を1ページだけ読んでご覧、
こんなスカスカだから30分で読めるよ」
と言って、娘に読ませたところ一気読み、
読後、
「パパ、映画見たくなったわ!」と一言。

娘とふたりで
映画を見に行くなんて照れる。
しかし、
デート気分にソワソワしてしまう。

新宿ピカデリーの
『えんとつ町のプペル』
昨日、2席をネットで予約しておいた。
19時に家を出て、
ふたりで中央線に乗って新宿まで。

ボクはPASSPOもろくに使えないし、
電車移動が苦手、
娘は人混み嫌いの方向音痴なので
ちょっとした冒険。

「新宿って夜、怖いんでしょ」と娘。
ボクは12月25日のプペルの公開初日、
初上映に駆けつけた時も
新宿駅の東口出口がわからず迷った。

電車も新宿も人はまばら。
コロナ禍の正月。
無事、7時45分からの上映に
間に合ったのだが、
受付の機械がQRコードを読み込まない。

よく見ると、
俺、12月31日の最終上映を
予約していたのだ。
今まで気がつかなかった。

娘、バカ受け。
「パパと一緒だと何かトラブルがおきるから
楽しいわ!」

1時間待ちで、
他の上映ルームの最終回で見ることに。
「喫茶店でも行く?」
「ここで本を読むから大丈夫!」
待ち時間、ふたりとも一切、喋らず、
持参の本やパンフや月刊カドカワなどを
読んで過ごす。

こういうときにイライラしたりせず、
静かに過ごせる感じはパパ譲りだ。

7階、シアター③のK−14席。
20時45分から。

席はかなり空いていた。
ソーシャルディスタンスとって
娘とも隣を空ける。

ちょっと寂しい。

ボクは2回目なので、
確かに映画の細部の仕掛けに
気づくことが多くなる。

上映終了後、
期待していた拍手は
おこらなかったのが残念だが、
隣の娘は涙を拭いて、

「すごかったわーー!!!!
外に出て星が見たい!!!」と。

映画館の外に出て、
ポスターの前で記念写真を撮っていたら、
「とりましょうか」
と青年が声をかけてくれる。

ふたりでツーショットが撮れた。

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2017年の元旦に起きた出来事を
週刊文春の連載『藝人春秋Diary』第一回目に記し、
その再録を4年後、
2021年の元旦に発表し、
最後のオチに娘をもってきた。

それもフリで、
こうして行動で韻を踏みながら伏線回収、
意図的に星座を繋いでいく。

これは漫才師の所業なのだ。

それにしても58歳で
14歳の娘と映画デートできるなんて、
内心はウルウルと感激していた。

新宿駅でも財布から小銭を落とすと
後ろの人が親切に拾ってくれる。
「新宿って怖い人しかいないイメージが変わった」
と娘。

無人の電車内で、
娘と映画のはなしを交わし続けた。
映画の設定、映画の細部への感想、
それは映画デート、そのものだ。
娘と映画でデート出来るとは
思いもよらなかった。

高円寺駅を降りると、
娘が夜空に冬の星座を発見。
「パパ、見て!星!」

西野信者と思われるのはシャクだ。

ボクが西野亮廣の物語を仰ぐのではない。
水道橋博士の物語に西野くんの作った物語の、
その輝きも取り込んでしまう。

映画はそのための道具だ。

西野 亮廣くん。
君は4年前の夢のような呟きを
叶えた。

君は星を継ぐものだ。


【1月5日】

「Tokyo FM」に中川マネが出迎え、
7Fのスタジオへ。

女性ディレクターとお話。

リクエスト曲について。
「一応、良し悪しは本人に確認したいんだけど……」

「マネージャーは通しています。ダマで。
西野くんをイジって下さい」とのこと。

遅れて、西野くん登場。
24時間寝ていないと、
さっきのYouTubeで言っていた。

初対面の西野 亮廣くんにも怯まず、
ジョニー小野くん名刺交換を迫る。
そんな運転手はいない。
当然、「はいはい」と生返事ですかす西野くん。

「実は私、会社の工場の方で登録しております
 オンライン会員でして……」
「えっ!そうなん?」俄然、態度が代わる西野くん。
「御社の事業のひとつ
 ホームレス小谷さんの事業にも出資させて頂いています」

 西野 亮廣くんが目を白黒させながら
「社長芸人って何?オンライン会員なの?なんの会社?」
「はい、弊社ではゴキブリの養殖を手掛けております」
に西野くんが大笑い。
「初対面がビジネスチャンスですので
顔と名前をだけでも覚えていただければ……」
 と最後だけ芸人の掴み風だった。

25時、スピークイージー生放送。

「水道橋博士×西野 亮廣」

フリートークと言えでも、
ボクは事前に準備と計画をしていたので、
完全にトークの制空圏を制する。

結果的にダマだった
(西野くんは事前に知らなかった)
リクエスト曲『トイレの神様』をフリ落ちで。
見事に決まる。

ダマテンだったのに、怒ることなく、
笑い飛ばす西野くん。

素晴らしい。

放送終了後、
『ゴミ人間』に娘の「文」に宛てて、
サインをもらう。

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年末年始、ずっと西野ウォッチャーを続けたが、
これでは体力が持たない。

そして改めて結論。

西野はナイスガイ!

彼は上品だ。

【2月23日】

17時、
末っ子と一緒に
約束のプペル詣で。

ふたりで電車に乗って
新宿下車。


初めての歌舞伎町だ。
頭上のゴジラに魅入られる。

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劇場は大混雑。

そしてチケットは残り数枚で親子が
一列違いで別席になってしまう。

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するとボクの隣の方がお一人で、
親切にも席を親子並びに
譲ってくださる。

愛は敗れるけど親切は勝つ。

もう、
それだけで今日はラッキー。

良き想い出になる。

初日の12月25日、
娘と一緒に見た1月1日、
以来3度目なのに、
やはり親子のシーンに
グッと来てしまう。

映画終了後、
末っ子「良かったー!」とポツリ。

そしてパンフレットを取り出し、
「すぐ2プペしたい!」
「余韻残るわ!」とも。

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20時過ぎていたので
寄り道をしないで、
そのまま歌舞伎町を歩いて、
電車で帰宅。

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帰途、末っ子、
ずっとパンフで設定を確認。

帰宅後、娘が末っ子の話に加わり
「私も2プペしたい!」と。

とにかく、
末っ子の1プペに寄り添った
父親として3プペ。

何時か末っ子の2プペ、娘の2プペ、
俺の4プペしたいなー。

とプペプペ言いたい口になる。

Clubhouse を少しだけして就寝。

西野くんがアサヤンに出演します!
観覧席は満員ですが配信は受け付けています。
リアルタイムに見られない方も有料アーカイブで視聴可能です!
是非!
▼詳細
https://asayan.s-hakase.com/asayan9/

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