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【はかせ日記】21/9/20 園子温監督の自宅訪問後、アサヤンVOL・22 世界の園子温監督降臨、ハリウッド次回作オーディション開催!井上咲楽ちゃん合格。

博士の悪童日記 2021年9月20日 月曜

4時起床。
早すぎる。
まだ真っ暗だが、頑張ろうぜ!!

モーニング。
見た目は悪いが、味は良し。

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園子温関係の資料本チェック。
かなりの冊数を持っている。
一番、好きなのは、
やはり『非道に生きる』だ。

この一冊を読むだけで、
明日からの人生の風景が変わってみえるはず。

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朝早くから原田専門家が来宅。
今日のライブの台本進行の確認と
映像の取り込み。
今回は、OP映像だけでなく舞台監督も兼任。
抜かり無く仕事をしてくれるので、
ひとまず安心。

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『ラジオビバリー昼ズ』生放送リッスン。

12時前、ドルフィンソングの三木来宅。
下北沢へ向かう。

絶好の秋日和。

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行きなれた下北沢だが、
全く知らない住宅街の
鬱蒼とした一軒家へ。

園子温監督のアトリエ。

こちらには初見参。

女性スタッフがお迎え。
遅れて、園子温監督も到着。

5年ぶりになるだろうか。
数年前に心筋梗塞に倒れたが、
元気そうでなにより。

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おうちを案内してもらいながら。

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懐かしい気分になる。

この2F建ての日本家屋は、
園子温の実家や
ボクの実家にそっくりなのだ。
実に落ち着く。

そこへ俳優の坂口拓さん来訪。
YouTubeの拓ちゃんねるの撮影に。

拓さんはアクション俳優として、
ニコラス・ケージの相手役として、
プリズナー・オブ・ゴーストランドで、
堂々と渡りあっていた。

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ハリウッドから今後、
出演依頼が殺到しても不思議ではないほどに、
映画映えしていた。

拓さんと園監督とのお付き合いは長い。

プリズナーを撮影中の積もる話も多々。

ボクも番組に映り込み、お話。

そのまま、スタッフを交えて歓談。
映画留学に来日中のフランス人、
25歳のコンスタンチンくんも加わる。

彼は数カ国後を巧みに操る秀才。
園監督との出会いは、
映画祭のパリで彼が17歳の頃。
日本映画に憧れて、来日。

言葉遣いも完璧。
何より、映画の知識を網羅している。

さらにスタッフ加わり、
下ネタのバカ話が続く。

三木フトシはすっかり園子温監督に、
気に入られていた。

気がつけば、15時を過ぎていた。

入り時間に遅れる……。

急いで、
監督、コンスタンチン君を乗せて、
クルマに乗り込み阿佐ヶ谷ロフトAへ向かう。

今回は休日なので1時間前倒しだ。

ロフトには、
もう主要なメンバーが集まっている。

リハーサル一回。

オーディションシーンは、
エチュード用の台本、
園監督がその場で書いて配られる。

楽屋で予告VTR撮り。

ドルフィンソングの前説。

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17時開演。

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『アサヤン VOL・22 世界の園子温降臨』

OP曲は、映画『LOVE&PEACE』より。
園子温作詞、作曲、
これなら権利関係が大丈夫では?と。
園監督の映画から、絵を乗せると
俄然に輝く絵力あり。

園子温監督も編集に感心していた。

全員、板付き。

ジョニー小野、水道橋博士 園子温、高須SAN
モルモット吉田、三木ふとし。

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それぞれの紹介。
モルモット吉田さんは、園子温研究家でもある。

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が、ボクのここ数年の映画評論本のなかでは、
とくにお気に入りの一冊、
『映画評論・入門』の著者でもある。

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ボクと園子温監督の出会いから語る。

THE高円寺で開催された
安田浩一、園子温、木村元彦
のトークショーを見に行ったところ、

その打ち上げで、朝の4時まで話し込む。

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その後、東スポ映画祭へ経てからの、
監督の芸人志願を聞いて、
その夢を叶えるべく、
8年前の2013年4月30日、
『ザ・水道橋 in 座・高円寺~園子温芸人デビュー~』
でツーマンライブを開催。

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園子温監督とボクは、
芸人としては師弟関係にある。

ボクが師匠だ。

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その時のライブの模様を振り返るが、
監督は赤面。

芸人になるための関門を
ボクが次々と用意していた。

井手らっきょさんの土佐犬の戦いは、
もう令和では封印されるだろう。

サプライズの千葉真一、
前田敦子の登場シーンは爆笑だった。

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年表を作って、
エピソードを追っていく。
園家のアダムスファミリーぶりは、
何度聴いても驚く。

『非道に生きる』の名シーンと
ボクがいかに影響を受けたかを語るが、
園子温の人生語りは毎度、毎度の爆笑篇。

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一時間経過、一度、換気タイム。

CMコーナーを経て、後半戦。

自主映画時代の映画作りや、
それを見せるための戦術の話。
何度、聞いても若者の志として素晴らしい。

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若手枠で起用のドルフィン三木も、
園邸アトリエでのアイドリングあるので、
今回は、積極的に入ってくる。

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12月公開の
『エッシャー通りの赤いポスト』の話へ。

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この映画は、エキストラが主人公の話だ。
そして、ワークショップで志願した
俳優の卵たちが映画に躍動している。

ということで、
園子温次回作出演権を懸けた、
緊急オーディション開催へ。

高須SANも過去、
数々のオーディションに立ち会ってきた。

3人の爺さん眼鏡の目に叶うのは誰なのか!?

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一番手がTAP所属の
モッキンバードの佐藤。
彼は、元ジュノンボーイだったこともあるイケメン。

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一番手なので、モノマネと一発芸で挑む。

芸人の余興芸なのだが、
園監督にスイッチが入るのがわかる。

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二番手は
ライフサイズ。

TAP所属の若手芸人。

3人組なのに2人でのエチュードはきつかったようだが、
監督から的確な、シーンの掴み方の指摘あり。

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カイマとドルフィン佐野の「童貞ラップ」

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これは歌詞を含めて、
園子温監督が気に入るはずだと思っていたが
……案の定。監督の目が光る。

再び換気タイム。

延長戦OP。
満を持して三又又三の登場。

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三又又三のヒール、マイクアピール芸。
流れにワンクッションで悪くない。

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チンコさんの代打のウンコさんこと、
虫食い芸人の佐々木孫悟空の登場。

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意外にも、園子温監督の好感触。

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そして、久々の「アサヤン」登場。
ハンサムすぎて絵が入ってこない漫画家・オーレフ。

ボクが高円寺の路上でスカウトした。

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彼のローテンションも素晴らしい。
往年の窪塚洋介を彷彿する。
次作の油絵を持参。

監督も元々は漫画家志望だ。

そして、カポエラを取り入れたダンスを披露。

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スクリーン級のハンサムぶりは伝わったよう。

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監督も真剣。

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そして、偽(にせ)子温こと、ゴメスさん登場。
アサヤンファミリーの音楽家。

この役柄は昨日、思いついたばかり。
風貌が似ていることから、
影武者として採用を迫る。

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園子温監督も若い頃は
YAMAHAのポプコンに応募していた、
キーボード奏者だ。

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園子温が弾いた後に、
ゴメスさんの即興、ビートルズナンバー。

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これはリハーサルなしだったが、
狙い通りに。

続いて、原田専門家に連れそわれたオジさんが入場。
エキストラ界の重鎮、増井さん登場。

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監督の映画には何度も登場している。
園組の女優さんとエチュードの演技。

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正直、オーディションらしく、
レベルが高かった。

増井さんは、
『エッシャー通りの赤いポスト』にも出演している。
しかも、増井さんがモデルの
エキストラ界の重鎮役を他の役者が演じていて、
増井さんはエキストラだ。

しかも、その増井さんを面白がり、
園監督は、増井さんをモデルの新作を構想中とのこと。

続いて、ボクが一昨日路上でスカウトした3人組。

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幼馴染の美人姉妹と美男子青年。
たどたどしいエチュードながら原石の魅力あり。

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姉の方は、すでに事務所に入っているとのこと。

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最後に登場したのが、我らが、井上咲楽ちゃん。
他の仕事からの飛び込み。

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短い準備時間で、
果敢にエチュードに挑戦。
しかも相手役は増井さん。

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これがふたりとも、堂に入った演技ぶり。
皆、引き込まれる。

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オーディションコーナーの司会、
ジョニー小野。

出演者の事前取材をしているし、
園子温の映画フレーズを織り込んでいて
実に良かった。
後から、園子温監督にも、
その労を労われていた。

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審査結果は、なんと孫悟空と咲楽ちゃん、
虫食いコンビが、審査員賞。

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次回予告編も流れる。

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大団円で記念写真。

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出演者全員で。

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終了後も、監督の周囲には列がなす。
皆、名残惜しく、帰りたがらない。

出会いに照れるな──。

この機会を、皆、生かして欲しい。

しかし、俺、今日も、終始楽しげだった。

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帰途、三又又三、
若手と歩いて高円寺へ帰る。

園子温監督との再会の夜、
思い返しても銀幕の夢のよう。
12時頃に就寝。


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