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3・11 髪のみぞ知る〜体験的育毛大成功報告の執筆をnoteで始める

博士の悪童日記 2021年3月11日(木曜日)

 3時40分起床。

 禁酒成功3日目。 「ファイト!」

 毎年、3月11日が否応なくやってくる。
 そして忘れてはならないあの日を、我々は刻印し直すのだ。

 今日の名言。

 忘却の早さと、何事も重大視しない情感の浅さこそ人間の最初の老いの兆しだ。
                         三島由紀夫 

老いに託けて忘却と情感の浅さを肯定することなかれ!
と言っているはずだが、
しかし、三島はこうも言っている。

 人間に忘却と、それに伴う過去の美化がなかったら、人間はどうして生に耐えることができるだろう。

 現実は何時も両義的だ。

 人の突然の死の哀しみそのものは忘却しなければならない。
 しかし哀しみに至る事象は、常に新たに迎える日の教訓にすべきこととして忘れてはならないのだろう。

 戦争や災害の記憶は民族に刻まれたタトゥだ。

 ボクの3・11はあの日をTBSラジオの生放送で迎えたため、
TBSラジオのなかで語られることが多い。
 今日も、リスナーの記憶と共に語られるだろうし、そうあって欲しい。

 昨日の日記を書き終えると食卓へ。

 本日のボクの腸活朝食・発酵MIXにコンブチャが加わった。

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これは意識高い系に見られる朝食だ(笑)
実際のところ最高にお通じが良い系だけど。

屋根裏部屋と地下室のトレード引っ越しは続く。
押入れのなかから、フィギアなどが発掘。

こちらにまとめたのは、
昔「はかせのみせ」の棚に飾っていたものだ。
たけし軍団UFOキャッチャーのぬいぐるみ他、
初代K―1チャンピオンのブランコ・シカティックの
サイン入りグローブは渋すぎるだろう。

こういうものは、コレクターで保管状態の良い、
フルスイングの利根川さんにお預けする。

ボクの大好きなアンディ・ウォーホールのフィギアも。

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棚の隅っこが、草野仁率いる謎の軍団に。

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本日は3週に一回のBS12 BOOKSTNAD.TV収録日だ。

昔は、喫茶店で話す程度のお気軽収録だったが、
今は完全に本に特化した内容になったので、
事前準備を丹念にやっていくスタイルに変えた。

そのため、前回はTwitterの筆禍事件が起きたのだけど(笑)

今日も、近田春夫さんの『調子がわるくてあたりまえ』を再読する。

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次々と、近田春夫さんの名盤をyoutubeでチェック。

ボクが歌謡曲カバーの名盤、
近田春夫&ハルオフォンの『電撃的東京』
をどれほど愛聴したことか。

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この名盤に収録された曲は今でもソラで歌える。

今もカセットテープは持っていることを確認。
つまり40年近くも保持しているということだ。

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近田さんを初めて文字で認識した1979年の週刊文春の切り抜き。

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たけしさんへの弟子志願のときの直訴状に現れている、近田春夫さん。

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などなどの想い出の紙類も整理する。

本日のゲスト、清水崇監督、九龍ジョーについても整理。

これらに午前中はかかりっきり。
今日の散歩部は中止に。

テレビ出演の前、
顔中の無駄毛の処理。
とにかく、今、育毛治療が功を奏するだけでなく、
副作用で、鼻毛や産毛から全身から、
発毛が続いていて、むしろ困っているほどだ。

12時に、フルスイングの利根川さんが来宅。
もろもろと打ち合わせ。手伝いごとなど。

12時半にお迎えに運転手のジョニー小野が、
ポルシェのオープンカーで登場。
高円寺の細道には、似合わないところが面白い。

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出勤前に、利根川さんが、
「アド街ック天国だけは撮っておきましょう」と。

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ハットは、フィッシュボーンチップ。
コートは、高円寺洋品店調達、
通称・レインコートならぬレーニン・コート。
パーカーは、JETLINK特注の『時計じかけのオレンジ』アレックス。
靴は、お馴染みの藤原ヒロシ特注、百瀬塾。

ジョニーと渋谷のスタジオへ向けて出勤。

3密を避けてのオープンだが、
花粉が酷くてくしゃみが止まらない。

杉山マネがお出迎え撮影。

駐車場であらたまって杉山マネに謝罪される。
地方のレギュラー出演予定番組が結局ポシャった。

よくあるはなしだ。しょうがない。前を向く。

収録は3本の長丁場。

一本目がホラー映画の巨匠・清水崇監督。

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ボクは「呪怨」が全米一位を獲得した、
2005年2月2日の中野サンプラザの
凱旋プレミア上映に観客として夫婦で見ている。

そのあたりから、ホラー映画を中心とした、
シネフィル話に大いに盛り上がる。

推薦本の「アルジャーノンに花束を』の話。

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話が跳ねてスイング。思った以上の撮れ高だった。

2本目ゲスト。スーパー編集者・九龍ジョー。

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次の坂口恭平の新刊で、手掛けた本がのべ100冊目になるとのこと。
文字通りの今、一番スーパーな編集者のひとりだ。
本人名義の新刊『古典芸能の革命児たち』を中心に話。

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ボクが歌舞伎や神田伯山&伯山のyoutubeに関して、
これだけ話すのは初めてのことだが、
コロナ禍でどれほど嵌ったことか。
しかし、これら全て紹介者は九龍ジョーなのだ。

また、文章上の美意識のキーワードである、
「揺蕩う」と「微睡む」に関して「古典芸能」に絡めて。

あまりにも話が盛り上がり、お薦め本までは至らず。

そして3本目。真打ち登場。近田春夫さん。

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ボクの思いの丈が強すぎて、近田さんが引き気味なほど。
でも、長年に渡る敬意と交誼への感謝を伝えられて、
忘れられない収録だった。

収録の合間、合間、甘いものとか間食が止まらない。
明らかに禁酒の影響だ。ボクが甘いものに手を出すなんて。

収録後、次回のゲストに関して打ち合わせ。

帰途、阿佐谷ヤング洋品店ゲストに関して直接連絡あり。
電撃的契約。思わずガッツポーズ。

そして、『メルマ旬報』にニューヨーク嶋佐の原稿が届く。
これも4ヶ月がかりのスカウトだったので万歳三唱だ。
ボクが発注したのは、日記だったのだが、
内容も実に素晴らしい!!!
編集長冥利に尽きる。

駐車場ではバットニュースが告げられたが、
その後はグッドニュースが続く一日だ。

阿佐谷LIVEでは大役を任される、
作戦会議を兼ねて、ジョニー小野と夕食へ。

ふと思い出し、『肉の四文屋』へ。

ここは、園子温監督と通った店だったが、
何時もは、赤身肉や鍋を食べていたいのだが、
ジョニーが「ホルモン串に目がないんですよ」とのこと。

ホルモンを中心に。これが大当たり。
何を食べても安くて、とろとろで美味い。

ハツ、ハチノス、マルチョウ、特製牛煮込み、にんにく、キムチホルモン、
おつまみ牛すじ、最後に締めの焼きおにぎり、スープまで。

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最の高!!であったが、
これで酒が飲めないところがツライところだった。

帰宅後、
新たな開かずの間の押入れから恥ずかしいものが発掘されて、
大恥をかく。

ジョニーが配線の作業。頼りになるわー。

夜、新たに昨日来宅した藁谷さんと以前に進めていた、
「髪のみぞ知る」をnoteに連載することにする。

これは決定的に大ヒットすると確信している。
原稿をもう一度、推敲しながら、noteにあげる。

3・11にキッチリ前を向き、前に進める。

禁を破り、
ハイボール350ミリを一本だけ自分に乾杯。

12時就寝。




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