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だらしない休日

さすがに朝からは呑まないと決めたルールも、いつのまにか「昼からは呑んでいい」という都合いい解釈に変わり、10時から始まるニュースを見ながら、手元のアイスコーヒーが缶ビールに替わる事しか考えていない。

コレがアル中か?

と思いつつ、こんな事は休みの日にしかしないんだからと自分に言い聞かせる。

やらなきゃいけないことが山積みだ。

昼に呑んで、夜やるか。

やった試しがない。

酒にも飽きて、パソコンやら、読みかけの本を手に取ってもLoganで手元がボヤけて益々やる気が失せる。

何度、見返したか分からない巨人が出てくるテレビアニメを眺めながら、ただ酒を飲む。

そして寝る。

起きた時、少し酒が残っている様な気がするが、コーヒーと歯磨きで無理矢理かき消す。

仕事に行く服に着替えて靴を履き、駅に向かう。
日常に戻る自分の背中を、自分で押し出す様に駆け足で駅の階段を登る。

仕事は嫌いじゃない。
働けるということはそれだけで恵まれている。
そう思い、電車の中で目をつぶる。

何も考えない、この目が開いた時、
また日常が始まる。

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