厨二病コピペは生まれない

下半身不随のハムスター、ゆうちゃむが病院へ行っています。何もしていないと心配で発狂しそうなので2chの厨二病コピペについて書いていきます。

最近私は2chの厨二コピペにハマり、まとめられているものはほぼすべて目を通しました。(ちなみにハマったきっかけはバキバキ童貞ことぐんぴぃがYouTubeでコピペ音読にらめっこをしていたことでした。)


まず驚いたことは、「邪気眼」は2ch発ということ。
厨二病といえば邪気眼と言った感じですが、なんと邪気眼には始祖がいました。しかも2chに。
確かに、何が発祥かと言われれば思いつきませんが、まさか一人の拗らせた少年が始祖だったとは…笑

年齢の分布は中学生から大学生まで。
もちろんコピペの数は中>高>大の順ですが、大学生になっても厨二病が抜けない人がいるのは驚きです。

ジャンルは悪魔やら死神やらのベタなものから、スポーツ物、巫女、多重人格、可愛い系男子、科学者、英語系、天才外科医等の充実のラインナップ。

まとめられているだけあってどれも名作です。

そして読んでいく中で気がついたことがあります。それは書き込まれた年が2000年代から2010年代半ばくらいに集中していることです。

もちろん、その辺りは2ch全盛期であるし、厨二病コピペの大半は昔のことを振り返る形で書き込まれているためその辺りの時期に厨二病が集中しているわけではありません。

しかし、現在そのような名厨二病は現れなくなってしまいました。
2chは衰退したにしろ、5chはまだまだ活気がありますし、Twitterだってあるのになぜそのような名厨二病が現れなくなってしまったのか。
近年見かけたその手のものは、Twitterの「#あなたがガチギレすると」や、Adoの代表曲「うっせぇわ」のYouTubeのコメ欄などが挙げられますが、厨二コピペには遠く及びません。 

なぜ、独自性に飛んだ痛々しい厨二病が(少なくともネット上に)生まれなくなってしまったのか。

ここからは考察ですが、
おそらくスマホの普及によってインターネットに簡単にアクセスできるようになり、独自の設定や世界観を確立する前に過去の厨二病の症例を知って、重症になることを防ぐことができているのだと思います。

私が中学生だったときはもうSNSが普及していたので厨二コピペのようなぶっ飛んだ厨二病は見かけませんでした。

悲しいです。

この理論が正しければ、SNSがもたらす恩恵は多いですがその分厨二病は平凡になっていきます。

長年教職についている方などはどう感じているのでしょうか。気になります。

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