絵本原画ニャー!展に行ってきた
1.ニャー!展の感想
富山県美術館で開催されている『絵本原画ニャー!猫が歩く絵本世界』に行ってきた。
よく知られる絵本作家から、これからの活躍が期待される若手作家まで、猫が登場する絵本原画とその資料250点見ることができた。
まず作家さんのプロフィールの文章量が膨大だった。特に生い立ちが面白かった人たちがこちら。
・きくちちき
子供の頃、好きなのは筋トレだった。「強すぎることが悩み」だった。
・ささめやゆき
集英社に勤務していたが、絵を描きたくなりフランスへ。日本食レストランでバイトをしているうちにコックを任されるようになり、ジョン・レノンやボブ・ディランからも贔屓にされる。しかし絵描きへの情熱は冷めやらず、フランスの田舎で絵を描き続ける。
作家さんのプロフィールを読んで、人生いろいろあるものだなと思った。
猫を見に行ったはずなのに、絵本の良さにも気がついた。絵本って面白い。少ない文章でも楽しめるのはすごい。これからはいろんな絵本も読んでみようと思う。
出展作品が読める絵本コーナーがあったので全部読んできた。以下、気に入った絵本たち。
2.気に入った絵本たち
2-1.ねこのセーター
なまけものな猫が主人公。どんぐりに帽子をかぶせる仕事をしている。いいな。私もその仕事したい。
2-2.いるの いないの
男の子がしばらくお婆さんのお家で暮らします。ある日、天井から男が見ているのを見てしまいます。
怖い。猫の展示の中で異質を放ってた。結末がホラー過ぎてトラウマになった。
2-3.11ぴきのねこ ふくろのなか
なかよしな猫たちが遠足に来ています。やっちゃダメ!ということをどんどんやる。
意外と読んだことがなかった。11ぴきとも笑顔で悪さするのが面白い。シュールで好きだった。
2-4.おおきなねことちいさなねこ
猫2匹、2コのおにぎりの取り合いになります。どっちが大きなおにぎりを手にするのか。猫2匹の表情が豊かですごく可愛かった。イソップ寓話の再話ということで、考えさせられる結末。
2-5.えとえと合戦
干支の12匹とタヌキたちがケンカをします。勝つのはどっちなのか。まずはラップバトルから始まるのが面白かった。
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