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林檎と罪と生理



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林檎をたべよう

正月に帰省して自宅に帰ってくると、しなしなの野菜と林檎が小さくぽつんとおすわりしていました。なんということ、忘れていました。安い!と勢いに任せて買ったでっかいたくさんのお野菜たちのこと。どうせしなしなになるのでいいだろうと、残っていたお野菜を鍋にしてくつくつ煮込んでいつまでも食べていました。こういうときにこそ、いっぱい食べる同居人が欲しくなります。

林檎はくし切りをまた二等分してお皿に敷き詰めたものに、お砂糖と、あったらシナモン、ナッツをぱらりとかけてレンジに入れます。1分くらいずつまわして、お皿をあちちと持つくらいになったら食べ頃です。少しスイーツっぽくなって美味しいです。ラム酒とかを使っても美味しいかもしれないね。今度試してみよう。

今回はこんな感じでゆるっと始まります。

知恵の実とおっぱい

林檎といえばアダムとイヴの話を思い出しますね。エデンの園で唯一禁じられていた知恵の実を食べ、二人は楽園から追放されます。この話は確か、はじめてきいたのが高校の時でした。倫理の先生だったはずです。彼はこう言っていました。

「イブはアダムをそそのかし、知恵の実を食べました。知恵の実は林檎だと言われることが多いです。アダムは林檎を一口かじって飲み込み、イヴは強欲なことに二つの林檎を食べました。そして、アダムが知恵の実を喉に詰まらせたことに由来し男の喉仏には林檎一かじり分の突起が、女には林檎二つ分の乳房ができました。」

こうして、彼らは楽園から追放され女は生みの苦しみを、男は労働の苦しみを与えられていくのです。「イヴが欲張って二つ食べたからおっぱいも二つ」という理由には幾分疑問がのこりますが、まあ良いとしましょう。女性におっぱいがあるのはイヴが林檎を二つ食べてくれたおかげなので、おっぱい好きの方は感謝しておくと良いかもしれませんね。愛する人のおっぱいに埋もれる際はぜひありがとうの一言を。

空想をふくらませる

私はこれらについて詳しく学んだわけではありません。よってここからは検証のされていない私の空想であり、興味を持った方は詳しく研究している方の論文などを探すことをおすすめします。

喉仏の話は実は旧約聖書には描かれておらず、後付であると言われています。これは英語で喉仏をAdam’s appleと呼ぶ由来を説明したもので、乳房の話はその女性版と捉えて良さそうです。

アダムとイヴの罪の本質はセックスなのではないでしょうか。彼らは知恵の実を食べてセックスをしたこと=神に変わって命を生み出す行為を行ったことによってエデンの園を追放されたのではないかと私は想像します。知恵の実を食べたことは性的な快楽や衝動を覚えたことのメタファーで、だからこそアダムとイヴには性器を隠して恥じらう気持ちが芽生えたとしたらどうでしょう。
また、アダムとイヴを恋人同士ではなくて兄妹のような存在と捉えると面白いです。イヴはアダムの肋を分け与えられて生まれたので恋人や夫婦よりも血縁関係にある親族と捉えるほうが良いわけですが、その二人がセックスしたとすればインセスト・タブーに反します。インセスト・タブーとは近親相姦の禁止であり、どんな文化圏や社会でも大抵はこれを禁止するための社会構造が存在します。婚姻制度は多くの文化圏でこのインセスト・タブーを禁止するための構造として働いています。彼らはこれを破ったわけです。近親相姦という人間の社会においてもタブー視されていることを彼らはやってしまった、ということ。

セックスは罪

セックスこそがエデンの園における最大の禁忌だったとしたら、私もあなたも、世界始まって以来最大の罪を犯していることになります。おねショタなんて以ての外です。でもSMはどうでしょう。もし行ったのがセックスではなかったら、アダムとイヴは追放されなくてすんだでしょうか。イヴがアダムの頬を叩き、顔に乗り、足を舐めさせていた場合それは罪にならないのでしょうか。擬似的な男性器はありですか。どうなんですか。

👼

子宮よ、おさまれ

最後にぼやいておきたいことです。見出しの通り、現在私の子宮は暴走の一途をたどるばかりです。沈まってほしい。

元々重たい方だったのですが、最近は生理中の出血量と腹痛、また生理前の精神不安や極度の倦怠感、排卵痛や耐えきれない眠気に四苦八苦しております。以前婦人科でピルを処方してもらいましたが、体に合わず辞めてしまいました。このことについて思ったことを少し書いておきたいと思います。もしかしたら、同じようなことで悩んでいる人がいるかもしれないから。

悲しいかな

まず私の症状については先程挙げた通り。生理中の出血量と腹痛、また生理前の精神不安や極度の倦怠感、排卵痛や耐えきれないほどの眠気など。血圧などの関係もあるのか朝起きられなくなり、24時間のほとんどを寝て過ごさないといけない休日が増えたこと。生理周期が乱れたことによって体調の管理が難しくなったこと。体調や精神面での不安定さが自らの甘えからくるものなのか、一時的なストレスによるものなのか、はたまた生理か生来の性質なのか、その全てか、判断がつかないこと。私の場合PMS症状は身体不調とともに精神不調が強く現れるのですがピルが体に合わず効果があまり得られなかったことと、病院選びに失敗したことに挫けて、解決しないまま通院をやめてしまいました。かなしいかな…

生活の中で感じる不調や息苦しさに生理が関係している予感はあるのです。けれど絶対そうとも言い切れないし、かといって問題を解きほぐすにはとても時間がかかってしまうことが目に見えているので落ち着かない。新しいことに取り組んだり、楽しんだりすることが素直にできないのを、もったいなく思う気持ちもあります。
なので気を持ち直して自分にあった婦人科をさがし、快方に向かうよう気長にがんばっていきたい今日このごろです。


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いろいろととつらいことが飛び込んできた新年でしたが、どうか皆様の心と身体が健やかに過ごせることを祈っております。久し振りに書いたnoteはかなり雑多なものになってしまいましたがこれもまた一興ということで。それでは。


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