見出し画像

インスタンスの作成


いよいよサーバー本体を作成している!EC2によるインスタンス生成。EC2とはElastic Compute Cloudの略で、クラウド上に存在する仮想のサーバーのこと。
サーバーとは、パソコンのこと。

そのパソコンの中に、EXCELや音楽管理ソフトに入れるように、webサイトを表示させるソフトを入れたり、メールの送受信を行うソフトを入れることで、パソコンが入れたソフトの役割を果たす。
(webサイト表示用のソフトを入れたものはwebサーバーと呼ばれ、メール送受信ソフトを入れたものはメールサーバーと呼ばれる)


つまり、「EC2インスタンスを作成する」とは「クラウド上に自分のパソコンを作成する」と同意義。
では、あなただけのオリジナルPC、EC2を、Amazonの中に作っていく。
Top〜EC2〜インスタンス〜インスタンスの起動 を選択する。

すると、AMIを選択する画面へと移動する。


AM IとはAmazon Machine imageの略で、今作成しようと、しているパソコン(EC2)のタイプを選択するもの。

「仕事でよく使用する機能にフォーカスを当てたパソコン」
「音楽処理に適したパソコン」
といった具合に、一口にパソコンと言っても、それぞれのタイプがあるかと思う。

AMIはまさにそのタイプに該当するもので、
OSや起動の許可等の情報、様々な情報がパッケージ化されて影響されている。

今回は、無料枠の範囲内で、一番上のAmazon Linuxを利用していく。

EC2インスタンスのタイプ選択。


パソコンのスペックを決めるように、メモリやCPUなどを決めていく。

次は、EC2インスタンスの詳細設定。まずは筆者の設定を下記に記載する。

・インスタンス数:1(作成するインスタンスの数を選択)
・スポットインスタンスのリクエスト:チェックなし(後述)
・ネットワーク:Suiru用VPC・サブネット:Suiru、Public用サブネット
・自動割り当てパブリックIP:有効化
・IAMロール:なし(後述)
・シャットダウン動作(EC2をシャットダウンした際に、削除するのか、それとも停止させるだけなのかを選択):停止
・削除保護の有効化(インスタンスの削除を禁止するかどうか):チェック
・モニタリング:チェックなし
・テナンシー(ハードウェアを占有するか、それとも他の利用者と共有するかを選択):共有

・スポットインスタンス :同じ地域の使用されていないインスタンスを、入札制で使用出来る仕組み。費用削減が期待できる。
・IAMロール : IAMというユーザーの種類別にリソースの使用権限を割り振ったもの。誰がこのインスタンスにアクセス出来て、誰が出来ないかなどを設定できる。
・モニタリング :CloudWatchというインスタンス監視サービスを利用するかどうかを選択。利用すると追加料金が発生する。

ここも単語の問題。

ネットワークインターフェースは、


「ネットワークの利用に関する約束事をまとめたもの」といった意味合い。
プロトコルと対比されるが、

・プロトコル:通信に関する約束事をまとめたもの
・ネットワークインターフェース:ネットワークの利用に関する約束事をまとめたもの。


混乱しないようにする。
何も設定しないとデフォルトの設定が適用されるので、今回はこのままでOK。

次は、ルートボリュームに関する設定。


ルートボリュームとは、

ストレージシステム(EC2)の管理に役立つ特別なディレクトリと構成ファイルが格納されている場所で、windwowで言う所の「Cドライブ」に該当する。

今回は、
・ボリュームタイプ:汎用(SSD)
・サイズ:8GB

次のページでは、作成しているEC2インスタンスにタグを設定できる。

ここは、インスタンスを認識しやすくなる為の設定。


最後は、セキュリティグループを適応させる為、
・既存のセキュリティグループを選択する
・前章で、作成したセキュリティを適応

この流れで紐づけを行なっていく。

その後、内容を確認し、作成を選択
以上でEC2インスタンスの作成は完了。


もう一つだけしなければいけない。


Elastic IPの作成、紐付け。

インターネットに接続を行う場合、どのサーバーも例外なくグローバルIPというものを持たなければいけない。(これにより、どのサーバーからの通信がなどを特定している)
そして、先ほど作成したEC2インスタンスにも作成時にパブリックIPが自動で割り振られるのだが、サーバーを再起動させるたびにこのパブリックIPが変わってしまうという欠点を持っている。


IPが変わってしまうということは、
設定ファイル等を、その都度書き換えなければいけない。

これはあまりにも面倒。
そこで登場するのが、Elastic IP。
これは、先に固定のIPアドレスを他に使用されないよに抑えてしまい、それをパブリックIPとしてEC2インスタンスに紐付けることで、インスタンスの起動、停止にかかわらず常に同じIP通信をしよう。というもの。

この流れで紐付けを行なっていく。


まずは画像の手順で、Elastic IPを一つ取得するところまで行った後、取得したElastic IPを選択〜アクション〜アドレスの関連づけを選択し、

上記の画像のように、EC2との紐付けを行っていく。
問題なく処理が完了すれば、EC2インスタンスのパブリックIPが今取得したElastic IPになってくるかと思う。

そしてこれにて、(DBと)サーバーが完成し、全ての準備が整った事になる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?