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【子育て】 チクチク言葉をいわない練習

長男(2020)と双子(2023)のいる暮らしについて「この世にたやすい子育てはない」をテーマに雑記しています。

先日子どもたちが通っている保育園で保護者会があった.幼児さんになった長男のクラスで印象的だったのは,

「もう〇〇くんなんて,キライ!あっちいけ!」

など「チクチク言葉」がでてきたときには,その気持ちは受け止めつつ,違う言葉を選べるように「キライ」のかわりの言葉を一緒に探してくれているという話だ.

保育士さんさすが…!ありがとうございます!!という気持ちでいっぱいでした.

長男は家でもちょっと気に入らないことがあるとすぐ,

「ママきらーい」「パパきらーい」「あっちいけ!」

などチクチク言葉が出てくる.そういうときは,

「ママは嫌われても大丈夫.嫌われても〇〇くんのこと好きなことは変わらないからノーダメージ!」

などと(若干あおりぎみで)返していて,たまに悪化させていた.しかし,保育園での話を聞き,「キライ」の背景にある気持ちの言語化の手伝いをちゃんとやろうと改心した.

その晩,みんなで布団に入っていると,長男がふざけて私のことを小突いてきた.やめてと言ってもやめないので,

「嫌だからやめてっていってるでしょ!」
と大きめの声で注意すると
「ママきらーい!」
と返ってきた.

来たぞと思い,少し考えてから

「ママが大きな声を出したからキライになったの?だったら,「ママに大きな声で嫌だっていわれると悲しいよ」とか言ったらいいんじゃない?」

というと,少し響いたのか長男が

「練習したい!」

と宣言した.

練習したい?

一瞬何のことかわからなかったが,いま提案したフレーズを彼が復唱し始めた.

「ママに…大きな声で…なんだっけ?」
「ママに…大きな声で…嫌だっていわれると悲しいよ」

練習するという発想が新鮮で,子どもっておもしろいなと感心した.彼には「ちゃんと気持ちを伝えるフレーズ」はまだ長すぎたのか,という新たな発見もあった.

大きい声を出したことを謝りつつ,チクチク言葉を言わない練習を親子でがんばろうと思いながら眠りについた.


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すい|長男と双子を子育て中の研究者
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