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フィジー留学体験記⑧


〜前回のあらすじ〜
サンベト温泉の泥パックでお肌ツルツル。
施設の人たちはとても優しかった。


9/8(金)【8日目】


今日は4時に目が覚めた。
さすがに早いので頑張って6時まで寝た。
最近眠いのに早く目が覚めるから困る。

朝ごはんはロティ2枚、スクランブルエッグ、バナナ。
今日のロティは出来たてで分厚かった。



学校はとにかく眠たかった。
普段居眠りはしない方なのだが、今日は危なかった。



このクラスにも仲のいい人が増えてきた。
そして、新しく留学に来た生徒たちとも合流した。
教室に入ってきた彼らは自己紹介をした。

そうか、こうやって毎週人が増えたり減ったりしていくんだな。

お昼は小さいパン2枚、チーズ、ナッツ。




校門を出たところでアイちゃんと男の子が立っているのをを見かけた。
男の子はケイ君(仮名)というらしい。
アイちゃんのタクシーが来るのを待っているようだ。


特に用事が無かったので、筆者も一緒に待つことにした。

ケイ君はアイちゃんと同じクラスで、私達より2週間前に来ているらしい。
1ヶ月の留学なので、帰る日も同じだそうだ。


アイちゃんのタクシーが着いたので見送った。
ケイ君と帰る方向が同じだそうなので、一緒に帰ることにした。


ケイ君と話すのは楽しかった。
同い年だし、こんな人が彼氏だったらいいのになと考えてしまう。


接する歳の近い男性を片っ端から恋愛対象に見てしまうのはビッチだろうか。あーやだやだ。




家に帰るとママは夜ご飯を作っていた。

ディーはシャワーを浴びていた。
これから仕事だそうだ、シフト制は大変だ。





ママに言われて洗濯物を取り込んだ。
お昼にママが干してくれていた洗濯物が、夕方にはもう乾いていた。









そのときの夕日が綺麗だった。子どもの笑い声が聞こえてきた。



私は景色が肌に馴染むかを気にしている。
基本的に馴染む場所は好きになり、馴染まない場所は好きになれない。



地元の景色は馴染んでいる。特に冬。
図書館から帰る道の横を通る紫の電車、大階段から見下ろす景色と川。

景色は染み込んでいる。匂いは同じ。冷たさの中にある暖かい湿気。それらは安心、というより、私から切り離せない。


反対に松山は馴染まない。
美しいノスタルジックな風景もどこか嘘っぽく感じてしまう。

馴染めない私が悪い。人々は、町を作った人は悪くない。




ここの、フィジーの夕焼けは馴染むわけでも馴染まなかったわけでもない。




昔から知っていたような懐かしさと、初めて見るものへの心の動きが入り混じった感動があった。

どこか何かで見た景色と重ねているのだろうか。

匂いは、これまた馴染むでも馴染まないでもない、少し甘く、チョコレートに似た匂い。






風が私を通り抜ける。空気を深く吸い込む。






ここが好きだと思った。

ずっと住みたいわけではない。ただ好きで、今この刹那の連続を望んだ。


この先、私がどこで生活をしても、この景色は覚えておこうと思った。

いや、きっと忘れられない、染み込むのではなく、脳の片隅にずっと残るだろう。









夜ご飯はごはん、ソーセージと野菜の炒めもの、サラダ、ラッサム。
炒めものが美味しかった。ラッサムは最初ほどの感動は無かった。

レッドピーチというドライフルーツを食べた。なんかしょっぱくて残念だった。




明日はべカナ島に行くのでマクドに10時集合だ。今日は明日に備えて早く寝ようと思う。


○フィジー'sメモ○
・道路も運転も荒いから怖い

・フレンドリーなのは観光客相手に仕事をしている人のみ その他の接客は事務的

・ピザは格子状に切れ目が入っている

・レイプという言葉をカジュアルに使う(それだけ身近なことなのだろうか?)

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