"決める"ということ

どんな決断も
「今日の晩ご飯何食べよ〜」くらいに
ラフに決めれたらいいものの

なかなか全部が
そうはいきませんよね。

自分にとってその事が
大事であれば、あるほどに。

決めた先にどうなるか。

わたし達人間は、
それを知ることはできません。

それはわたし達にとって
"先を知る"というものが
重要でないからかもしれないです。

ただ、予測することはできる。
予測して、守ることはできる。

先を考えて、備える。
備えあれば憂いなし。

台風が来る前準備のように
わたしたちは
何かを決断するときに
リスクを基準にして
そうならないために頭を働かせます。

そしてその事は
わたし達の命を守ってくれたり

例え災害が来なくとも
それはそれで、あーよかった。と安心できる。

そんなふうにしてわたし達には
安全を守るための思考が備わっています。

そしてその安全思考は
自分の経験や、外からの情報を元に
構成されているのがほとんどです。

では、わたし達は何故安全を取るか。
その理由は往々にして
自分や大切なものを守るため。

災いやネガティブなものから
傷ついたり、失ったり、
そういうことが起こらないように、
不安から守るのです。

そう、この安全思考の根底には
ネガティブが動力になっています。

世の中は全て
エネルギーの循環です。

目に見えているものや
現実も全てエネルギー。

自分の放ったエネルギーは
それ相応のエネルギーになって
自分の元にかえってきます。

鋼の錬金術師でよく出てきた
錬金術の大原則。
等価交換というやつです。

なので
不安から放ったエネルギーは
不安な現象としてかえってきやすい。

例えその時は守ってくれて
安心に変えられたとしても

記憶のなかには
"自分を守るためには不安から発動したエネルギーが
安心させてくれた"
として感覚的に残ります。

わたし達人間は何かを決断する時
経験や情報から判断します。

つまりわたし達は無意識のうちに
自分の安全を守るために
不安から発動したエネルギーで
自分を守ろうとしているのです。

もちろんそれが悪いわけではなくて。
必要なことではあるんです。

自分の命や安全を守らなければ
命に関わることだってあります。

ただその考えはオールマイティではありません。
全てに適用すべきものでもありません。

あなたはどんなことに対しても
必要ないことに対しても
無意識のうちに
自分を守るために

不安からの決断を
してしまってはいませんか？

今日問いたいのはそこなのです。

この人のこと、気になるな。
好きになっても、いいのかな。

もっと近づきたいな。
遊びに誘っても、いいのかな。

あの場所に、いってみたいな。
あの勉強、してみたいな。
あのことに、挑戦してみたいな。

そんなふうに
自分がしたいと思うような
"安全かどうか"というものが
焦点ではないことでさえ

"自分が傷つくかもしれない"という
安全思考を無意識のうちに発動し
不安からのエネルギーをもとに
決断してはいませんか？

もちろんね
それで回避できることもあります。

あーやっぱやらなくてよかった
あの時の判断は正解だったって
そうなることもあります。

でもたぶんそういう時って
不安からの安全思考というよりも
自分の直感が働いて
その選択を回避できてたりするものです。

その直感も
経験することで得られます。

そしてその経験は
ポジティブなエネルギーとして
自分に残っている経験です。

それでもやっぱり
何をどう考えても
決めるのが怖いというときは

例え決断したことで
傷つくことがあったとしても
そこに必ず学びはあって
自分は前に進めたことを思い出してほしいのです。

決めてきた自分を誇りに思って欲しいのです。

決めるということを
自分がポジティブな未来を見据えて
それを信じて
そのエネルギーを持ってしたのなら
その経験はあなたにとって
必ずポジティブな糧となって残ります。

その経験はこの先の唯一無二の直感力となり
あなたの財産で方位磁針になっていきます。

でもネガティブなエネルギーやら
ポジティブなエネルギーやら
なんやかんやを意図せずとも

「今日の晩ご飯なにしよー」
そう思った時
ふらっと入ったラーメン屋さんが
めちゃくちゃ美味しいこともあります。

いつもは醤油ラーメンだけど
なんとなく気になって食べた塩ラーメンが
めちゃくちゃ美味しいこともあります。

そんなふうにして
安全になろうとしなくても
とりあえず気になって飛び込んだとしても
傷つかず
新しい発見や幸せを見つけ
世界が広がることもあるのです。

そんな可能性があることを
何かを決めかねているときに

もう一度
思い出してもらえたら嬉しいです。

そして決める先に見つめるのは
不安から自分を守った未来ではなく
ワクワクから自分を導いた未来であってほしい。

自分が決断したその先にいる
正解の選択だったよって言ってくれる自分に
相談をしながら決めてほしい。

きっと教えてくれるから。

あなたが迷ってる決断は
必ず光の道に繋がるから。

「今日は何食べよっかな〜」

分からなくなったら
それくらいのラフさで

美味しそうな匂いのする
それを選択しちゃえばいいんです。

元々わたし達はそんなふうに
一日に何十、何百の決断を
何気なくしちゃってるから。

実はそうやって
何となく決めても
何にも起こらず安心に包まれてる。
そんな経験の方が多かったりするから。

だからほんとは決めることって怖くない。

でも意識すると
呼吸を上手くできなくなるみたいに
決めることも力んじゃう。

ただそれのことなんです。

決めるときに頑張り屋さんのエネルギーを
ヨイショって使わないといけないなら

できることならそっと置いといて
スッと決められるときに決めたらいい。


自然にやりたくなったり
自然にできるときにやればいい。

でも早く決めたいときや
決めなきゃいけない時もある。

そんな時に今日の話を
思い出してもらえたら嬉しいです。

今日何食べよっかな。

これに決めたら
おなかいっぱい幸せだ。

そんな決断をしていこう。

決断の先に最高の未来と現実を
いただきます！しちゃおうね。

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