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【途中経過③】第1回パフォーマンスレース(株式投資シミュレーション)~8月前半戦~
どうもSuiです。
7月にスタートしたパフォレースも早くも(略
さて、今回の内容はこんな感じです。
・パフォーマンス報告
・ホープ(6195)について
・決算の持ち越しリスク
・その他銘柄の動き
・決算全体に対する印象
・マクロ動向や見通しについてつらつら
パフォレースって何?という方はこちらをご覧ください。
■パフォーマンス報告
さて、今回はレースに動きがありました!
このレースで初の売却(利益確定)の銘柄がでています。
驚異のリターンで、タイミング的にもとにかく”ナイストレード”の一言に尽きますが、詳しくは後ほど。
前回に引き続き、決算シーズンということで、株価が大きく変動している銘柄が多くなっています。
では、気になるパフォーマンスを見ていきたいと思います。
*8月16日時点のものになります。
利益確定したのは前回1位だったたぴろさんのホープ(6195)です!
→ホープに関しては前回記事で少し解説をしています。
#パフォレース
— スギヘイ@ビジネス図解研究所 (@sugi_invest) August 6, 2019
たぴろさんのホープ、途中下馬(利確)のご連絡があったので本日終値で売却扱いになります。
半端ないパフォーマンスになりそう!
そのリターンはなんと、84.5%!!!!!!!
まじ半端ないって!!!!そんなんできひんやん普通!!!
(ちょ、もうこんなの抜けないっすわ。。)
下のグラフで見ても、もうダントツなわけですよw
ホープの動きについて簡単にですが、書いていきたいと思います。
また、今回たぴろさんが売却した投資行動が個人的にはすごくいいなと思ったので、「決算を持ち越すということ」について個人的な考えを書きたいと思います。
前回記事にも書いたとおり、ホープは7月23日の上方修正で大幅に株価が上昇しました。決算発表日は8月8日でした。
たぴろさんが売却の希望を出した8月6日は特にニュース等はなかったと思いますが、注目を集めたのかホープは買われ、ストップ高となっています。
7月23日の上方修正で発表される決算(2019年6月期)の内容がいいのは周知の事実となったので、決算の際に注目を集めるのは、来期(2020年6月期)の業績予想がどうなるか?だと思います。
ここは正直予想をするのが難しいです。
そしてその予想業績をどう市場が受け止めるのか、つまりポジティブに反応するのかネガティブに反応するかは出てみないと分からないわけです。
(もちろん来期の業績予想がマイナス成長だとネガティブですが…)
結果だけを見ると、8月8日の決算を受けてストップ高(8日の8:50に発表されてそのままストップ高)となっていますが、これは結果論です。
6日の時点では分かりません。
なので、6日の何もニュースがない状態で株価が上がるというのは株価に対する期待だけが上がっていることになります。
裏を返せば、期待だけが上がった分、8日の発表で出尽くし売りになる可能性(リスク)が相対的に高くなったと考えられます。
このシミュレーション企画では株数を選ぶことはできませんが、実際の場合では、例えばホープ株を1000株持っていた場合にはリスクが高くなったときに一部を売ってリスクを低下させるという投資行動がとれるかもしれません。
上に書いたのはあくまで個人的な考え方で、ホープのビジネスモデルなどに自信がある方は、そのまま決算を持ち越して(=上記のリスクを許容して)8月8日の上昇(リターン)を得られたかもしれません。
決算を持ち越すことや、銘柄をホールドし続けることを投資家界隈では「握力」と呼びます。何倍にもなる銘柄(例:株価が10倍になる銘柄=テンバガー)を持ち続けるには握力が必要なのは間違いないです。そして、それ相応のリスクを負っているわけなのです。
一回でもいいのでテンバガーを握りきれば上場株における企業価値評価というものが腹落ちする
— ただの田舎者bot (@BILLIONS_MAN) August 13, 2019
企業価値評価式やDCFのテンプレを持っていてもテンバガーなんて取れないが、事業への深い理解、優れた洞察、そして己を信じ抜く心があればより正しい企業価値評価をした上でテンバガーを掴み続ける事が出来る
正解はありませんが、決算を持ち越すというリスクについて、少しでも参考になれば嬉しいです。
■その他動いた銘柄
<トーカロ決算>
トーカロの決算を見ると売上、営業利益の伸びがマイナスとなっています。
売上:35.6%→▲11.0%
営業利益:43.0%→▲26.0%
しかし、株価の反応はポジティブでした。発表翌日の8月1日は点線の部分で大幅上昇となっています。翌日8月2日にトランプが対中関税の第4弾を発表したことで、半導体関連が軒並み大幅下落となり、トーカロも同様に下げました。
ここで疑問として出てくるのが、決算の内容は売上と営業利益の伸びがマイナスなのに株価が上がったのはなぜか?
少しその理由を見ていきたいと思います。
前回のホープ同様にexcelに数字をまとめてみると、少し見えてくる情報があります。
それは営業利益の進捗率です。
上期の営業利益予想が25億のうち1Qで20億を達成しています。
進捗率にすると80%ですね。
もう上期の予算が達成確実で上方修正があるかも、という期待もできるかもしれません。
ただし、進捗率が良くても、季節性で1Qの進捗が毎年良い可能性もあるので、昨年の進捗率も出してみると、56.9%でした。昨年が特殊要因で進捗率が低かった可能性もあるので、可能であれば過去数年の進捗率を調べるといいかもしれません。
<じげん決算>
決算内容
売上、営業利益の伸びが前年から鈍化しています。
売上:20.3%→15.9%
営業利益:15.1%→9.6%
こちらに関しては出場者のにしけいさんがUUの低下を懸念していました。
株価の反応は、にしけいさんがSlackで予想したとおりの展開に…
個人的な印象としては、業績やKPIなどの指標の低下が一時的なものなのかチェックが必要かなと。
中長期的にはしっかりと成長しそうな感じですけどねーどうなんでしょうか?
■決算全体に対する印象
主観的な意見ですが、今回の決算は全般的に今まで好調だった銘柄(内需グロースを中心とした高値をキープしている銘柄)の中で少しでも悪い部分が見られると一気に売られるという印象でした。
あとは外需や景気敏感はやはり悪化してるよねー円高のダメージも来てるよねーという印象。
■マクロ動向や見通しをつらつら
特にこの2~3週間は日経平均やTOPIXが大きく動きましたよね。
・中国人民元の7ドル突破やそれに対する米中関係の悪化
・中国、欧州の景気指標悪化
・米国債(2y-10y)で逆イールド発生
これらによって日経平均は20000円の攻防にもなりそうな展開となっています。
少しマクロのお話をすると、個人的なマクロの注目点はやはり米国と中国ですかね。当たり前かもですが。
両国の政治のパワーバランスがどうなるか、国内の政治要因が米中関係にも大きく影響してきそうな感じがなんとなくします。
米国はトランプの選挙対策(とその結果)、中国は習近平の国内影響力の低下や香港デモへの対応、こんなところですかね。
構造的にまだ底打ちしない確率の方が高い気がしています。
ダウンサイドの方が大きいイメージです。知らんけど。
まぁマクロは予想しすぎてもあれなので、こういう下落局面こそいい銘柄が見つかる好機だと信じて頑張りたいと思います。
パフォレース的にはかなりきつい地合いですけど頑張りましょう(小声)
さて、次回の更新は月末30日を基準日として更新予定です!
後半は個人的な所感をだらだら書いてしまいましたが、少しでも参考になった方はスキ(ハートのボタン)やシェアをしてもらえると、書く励みになります。
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