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#12 1日1映画『ノンストップ・バディ 俺たちには今日もない』 平凡からの脱却

#1日1映画
この企画は今年に入って諸事情で映画をほぼ毎日見ることになった男が、ただ見るだけではもったいないと思いnoteに感想を綴るようにしたものです。ネタバレもありますのでお読みの際はご注意を。今回で第12回です。

『ノンストップ・バディ 俺たちには今日もない』

ドイツのベストセラー小説を映像化。銀行強盗ナッポ役のモーリッツ・ブライブトロイは、僕も大好きな映画『ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア』に出演していたりします。

あらすじ

銀行員で妻と子供を持つティルは平穏な毎日を生きていた。しかし、ある日、以前融資を断った相手であるナッポが銀行に強盗として来てしまう。ナッポはティルを人質に取り、車で逃走。人質と強盗という相反する立場の二人だが意外にも気が合ってしまい・・・。

社会性と個人の魅力について

主人公のティルについての話をメインにしていこうと思います。ティルは銀行強盗事件が起こるまでは、平穏でそこそこに幸せな生活を送っていました。悩みのタネといえば休暇の過ごし方やスマホの種類といったところ。ティルのような方、現代人には多くいるような。ただ社会性は社会に適応こそするもののその対価としてその人の魅力を奪います。ティルの場合はもともと音楽をやっていたが、真っ当に生きるためにやめ、会社員という真っ当な道に進んでいます。が平穏で平凡な幸せに浸っていたティルは、自分と正反対のナッポと出会うことで自分の人生を顧みるきっかけを得ます。そののちティルは自分の社会性を本来の欲求に従って、好き放題し最後には窮地に立ってしまうわけですが。。ただ我慢しすぎな現代人です。たまには自分の好きなことに集中して取り組んでみると違った道が見えるかもしれません。もちろん犯罪と人に迷惑をかけないという条件付きで。

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