最後の一瞬を観たくない感覚

今日は分かってもらえそうで、わかってもらえなそうな、そんな感覚のお話。

小説でも漫画でもアニメでもドラマでも、話の終盤になると僕はペースがめちゃくちゃに落ちます。毎回というわけではなく良作を観ているときにおこります。

最後まで読み進めると、観てしまうと、そこで物語は終わってしまうので自分だけ置いていかれるような、そんな寂しい感覚になるのです。

おいしい料理の最後の一口を名残惜しそうに食べるような感覚でしょうか。いつまでも心地いい状態に浸っていたい、でもどんなものにも終わりは訪れるものです。人間は不老不死にはなれませんし、千年の恋もいずれは冷めるものです。

そんなことをかんがえながら生きています。


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