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#16 1日1映画『ヒトラー 〜最後の12日間〜』歴史から学ぶことの大切さ


#1日1映画
この企画は今年に入って諸事情で映画をほぼ毎日見ることになった男が、ただ見るだけではもったいないと思いnoteに感想を綴るようにしたものです。ネタバレもありますのでお読みの際はご注意を。今回で第16回です。

『ヒトラー 〜最後の12日間〜』

アカデミー外国語映画賞ノミネート作品。ドイツの歴史家であるヨアヒム・フェストによる同名著書と、個人秘書を務めたトラウドゥル・ユンゲの回顧録『私はヒトラーの秘書だった』を基に独裁者アドルフ・ヒトラーを描いた作品。

あらすじ

1945年4月20日、ベルリンにて第二次世界大戦は佳境を迎えていた。ソ連軍に侵攻を受けドイツは疲弊、ヒトラーは身内と総統地下壕に籠っていた。敗戦ムードが漂い離反する部下も出る中、ヒトラーは重大な決断をする。

ヒトラーの最後

大衆の支持を得て大手を振っていたヒトラーも、戦争で負けムードが漂ってからは錯乱してしまいます。ただそれでも付いてくる部下はいました。歴史を知るわたしたちからすれば異常でも最中に居る状態では冷静な判断ができなかったのです。ソ連に攻め込まれ後がなくなったヒトラーは地下壕にて戦時中に婚約した妻と自決という最後を迎えます。ヒトラー関連の映画を観るのはこれで2作目です。歴史上最恐の独裁者であるヒトラーについて僕が語るにはあまりにも知識の不足を感じたので本で勉強してからまた他の作品を見てみようと思います。

自分で考えないことの楽さと愚かさ

大衆の意見について。
映画はヒトラーの秘書を務めたトラウドゥル・ユンゲの「若い頃の自分を諌めたい。何も知らなかったから許されるということはないのだから」の言葉から始まります。この言葉、まさに今世界中を騒がせている諸問題にもそのまま当てはまります。耳障りの良い言葉に流され、都合良く可視化された部分だけを盲信する。せっかく誰でも気軽に情報にアクセスができる時代になったというのに受動的なままテレビを見続けてはいませんか。今起こっている問題に自分ごととして捉えられている人が果たしてどれだけいるのか。感情に訴えかける文章に靡くのは簡単です。ただ、それでは未来を考えていることにはならない。理論だけで人は動かないことはもう日本の現状を見て理解しています。ただそこで終わってしまうと意味がないので僕も模索していきます。

こちらはヒトラーがもし現代ドイツで蘇ったなら?という設定の映画です。
コメディ寄りですが現代社会への警鐘もされています。


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