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目覚めるのが怖かった 毎日をどう生き潰すのか 心当たりなどなかったから 生きがいも健康も安…
丸い薬 粉々に噛み砕く 苦い味 不健全の証 慰めの合図 惨めな感触に 仮初の全能感 かしこい…
夕暮れの風吹く公園で二人 ベンチに座り、花を見ている ただそこに在るだけなのに なんて強い…
誰にも引っかからないように息を潜めて生きてきた 顔色を見て 自分を抑えて 怒らせないように…
いつのまにか心に締められたもの 進もうとするたび引っかかる 「今日からは」と何度決心した…
右から近づくのと 左から近づくのでは 全く違うと知った午後 何を考えていただろうか 同胞の…
それを塗って 良くなる気になる もったり ひんやり 気分は常夏 伸びない質に大盤振る舞い 来る衝撃に備えてもやり過ごす気でいっぱい これが虎 世界で一番身近な虎 ありがとう 今日も楽しく生きていく
あなたと私を包んでいた柔らかなタオル とっておきの洗剤と柔軟剤 今は使う気が起きなくて 残…
お腹の中にある冷たい鉄球 あなたへの想いが重なってできた 暗くかたい何か 壊してしまいたい…
貴方は黙りながら 透明な矛を手にする 沈黙が何よりの攻撃だと知っていて まるで敵を討つかの…