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人生を手のひらの上で転がされてる話。

突然ですが、人生をある人の手のひらの上で転がされてるな…と感じたことがありますか?
私は人生の中で2回ほど、2人の人の手のひらの上にいることを自覚したことがあるんですけど、その話をしたいと思います。
一体何の話なんだ??と言われると困ってしまうのですが、これはファンレターの供養のnoteなので、あまり深く考えないでほしい。
私もよくわかっていない。ファンレターとはこういうものではないと思う。

私がコロコロ転がっていた手のひらの持ち主は秋元康氏と吉田玲子さんである。

前者から説明しよう。
アイドルヒットメイカーである秋元康氏は私の推しをオーディションで発掘し、アイドルにしてくれた張本人である。これだけであらゆる意味で人生を転がされているのだけど、そういう一端の意味の話ではなく、人生を振り返った際に、もっというのであれば私がアイドルオタクになる前から、たびたび出現するおじさんなのである。

幼少期、私はNHKのアニメ大好きなお子様だった。これは今もあまり変わっていないのだが、一番好きだった時期と言われると多分90年代から00年代にかけてのものだったと思う。その中でも好きだったアニメに「あずきちゃん」があった。小学生の女の子の等身大の悩みとか友達との話とか、好きな子との話を描いたほのぼの恋愛ストーリーである。主題歌の「素敵な君」はいまでも好きでよく聞いている。原作は秋元康。

もう一つ例を出そう。
私はもともとホラーが苦手である。ホラー映画も今はそれほど地上波でTV放映されなくなったが(あれはやっぱり怖がる人が多いからやらないのかな)昔は金曜ロードショーとかでわりかしやっていたように思う。
あれが当時しぬほど怖くて嫌で、新聞のテレビ欄で今日ホラー映画がやるとわかったら、その時間テレビをつけないでおこうとした程度には苦手だ。
ただ一つだけ例外がある。「着信アリ」である。
あれだけホラーが苦手だったのにも関わらず、なぜが着信アリのシリーズだけはなぜか全部見ており、着信アリで使用されていた着信の着メロも持っていた。これに関しては本当にあんまり記憶が定かではないので、何がきっかけだったのか、私が教えてほしいくらいだ。原案は秋元康。
なんでそこにいるんだ秋元康。怖い。

あと一個だけ聞いてほしい。
突然の身の上話で申し訳ないのだけど、私は父を胃がんで亡くしている。一時期に、当然といえば当然ながら凹んでいた時期があった。父が好きだったので、なんだか何をやっても楽しくない時期があり、喪に服している時期だったのだと思う。その時に読んだ本があった「象の背中」だ。
肺がんで亡くなる48歳のサラリーマンの話を書いた小説で、その男目線で語られる死にゆく者の物語である。主人公の男には家庭があり妻と長女と弟と4人家族がおり、その家族との話も描かれる。しかしその男には愛人がいたりして、世間的には男の身勝手さとかで論争が起こっていたらしいんだけど、そこは当時私はあんまり気にして読んでいなかったと思う。
ただあまりにも自分と状況が似ていたために(私は長女で父は48歳だった)自分のことと重ね合わせて読んでいたりして、たぶん、父の死について昇華させてくれたもののひとつだと思う。これを書いたのは秋元康である。

なんで???????

そう、これである。
「人生を手のひらの上で転がされている」感。
全部あとからwikで知ったんだけど、人生にぽっと顔をだしてくるおじさんなのだ秋元康は。
これは私がオタクであるがゆえに、書籍やらアニメやら、メディアに人生を委ねすぎてる面もあると思うけど、それにしたって居すぎである。

さて、ここまでが前置きだったって言ったら、笑う?
これはファンレターの供養って話したけど、この続きが本編である。

吉田玲子さん

私のTwitterを少しでもみたことある人がいればわかるのだが、私は吉田玲子さんの脚本がとても好きだ。とても美しい脚本を書かれる方である。
伏線の張り方や登場人物の心理描写や、キャラクターの立たせ方や、ストーリーの緻密さや、物語の展開の仕方とか、好きなところをあげると色々あるのだけど、そういうのはたぶんもっと良き文章を書かれてる方がたくさんいると思うので、割愛します。(ファンレターの供養なのにここ書いてないの致命的)(書いてたけどあまりに長かったのでカットした)(また別の時に書きたい)

私はオタクではあるものの、アニメを片っ端から全部見ているというアニオタではないことを最初にいっておきたい。
名作といわれるものでも見てないもののほうがきっと多いと思う。
オタクなので、知識としてこういう話って言うのは知っていても、見てはいないというのは、よくある話だと思う。

吉田玲子さんは、1994年から脚本のお仕事をされていて、2020年までにアニメ脚本(シリーズ構成・脚本だけを含めて)129本、劇場アニメが23本、OVAを8本手がけられています。(wik調べ)

私が見たことあるものを数えてみたんですよ。

アニメ 62/129 
シリーズ構成だけにすると 24/55
劇場アニメ 15/23
OVA 5/8


全部だいたい半分見てるの・・・・・・・・・・・・。
今回改めてちゃんと数えたんですけど、あまりに見てて引きました。
2015年あたりから意識して見たのもあるんですけど、アニメの原作を意識してみることはあっても、2015年ぐらいまで、恥ずかしながら脚本家に注目してアニメ見てなかったんですよね…。吉田玲子さんに気づいたのが2015年だったので、遅すぎなんですけど。
吉田玲子さんもヒットメイカーであり、いろんな脚本されているし、アニメ自体が名作であり、誰もが見たことあるタイトルであることのほうが多いというのは大前提においたとしても、脚本って本当にいろんなものをやるんですよね。

wikで語られるところの主な作品を並べると
映画
・デジモンアドベンチャー
・デジモンアドベンチャー 僕らのウォーゲーム
・猫の恩返し
・たまこラブストーリー
・映画 聲の形
・夜明け告げるルーのうた
・リズと青い鳥
・若おかみは小学生

アニメ
・おジャ魔女どれみシリーズ
・おじゃる丸
・カスミン
・カレイドスター
・バクマン。
・けいおん!
・ガールズ&パンツァー
・ヴァイオレット・エヴァーガーデン 他多数

日アサ・NHKアニメ・週刊少年ジャンプ・ジブリ・京アニ・青い鳥文庫色々、色々…エトセトラ…全部見てるんですよね…。
さて、あなたは何個見ていましたか?
全てとても良い作品なので、見てないものがあったならぜひ視聴をおすすめします。

さて問題はここからです。
私は幼少期からテレビっ子であったために、アニメをたくさんをみていた方ではあったと思うのですが、それでも印象に残って好きだったものっていうのは限られます。特に子供の頃にみるアニメっていうのは、こどもの感受性がどういう風になるのかを左右する大事なものだと思ってたりするわけなんですけど(その人がその後どういうものを好きになるのかを左右する気がする)

NHKアニメが好きだった私はおじゃる丸とカスミンももちろん好きでした。おじゃる丸とカスミンを放映していた頃の吉田玲子さんの他のお仕事はなんだったのかというと

・おジャ魔女どれみシリーズ
・キョロちゃん
・デジモンシリーズ
・起動天使エンジェリックレイヤー
・ボンバーマンジェッターズ
・王ドロボウJING
・GetBackers -奪還屋-
・カレイドスター
・ポポロクロイス
(1999~2003年まで)

全部好きじゃん…どうしてくれんの…
見ていたものだけを抜粋してきたんですけど、本当にこの並びのアニメに影響されて今の私があるって言う感じのアニメしかない…。
何をどうといわれると困ってしまうんですけど、私の人生に絶対に必要な物語だった。

2004年以降の年表もすごい確率で、好きだったものが並び続けるので、本当にどういうことだろう…って一番最初にwikiみたときに不思議な気持ちになりました。これは好きな漫画家や作家の年表ではないのです。脚本家の人のwikiです。漫画家や作家が好きというと、その人が作り出した物語が好きなわけで傾向が偏っていても、何もおかしくない。その人がかいたものなら全部好きっていうのも納得できる話です。物語全てをその人が作り出しているからです。でも脚本は違います。
吉田玲子さんはアニメオリジナル作品を手掛けることも多く、そこでの脚本だけ好きというならまだ分かる話だったんですが、原作付きだったとしても好きなアニメがダントツに多い。もはや謎である。なにがどうなってるのか教えてほしい。

逆輸入と私の中で呼んでいる現象も最近起きていて、なんで????ってなることも多いです。
逆輸入っていうのは、私が元々原作を好きで読んでいて、アニメ化した際に脚本吉田玲子さんだった場合のことを指すんですけど。これはマジで何?変に嬉しくなってしまう自分もなんだかアレなんですけど…何…ほんとに…?

逆輸入だったアニメ
・機動天使エンジェリックレイヤー
・かいけつゾロリ
・獣の奏者 エリン
・会長はメイド様!
・君と僕。
・金色のコルダ
・ゴーストハント

幼少期に吉田玲子さんに感受性を育てられた結果、吉田玲子さんが脚本手掛けそうな話が好きになるようになったってのが、もしかしたら正解なのかもしれないので、そういう意味でも人生を転がされてる気がする。すごいな。

これ元々ファンレターだった??ほんとに???
客観視できるように書き直してみてるんですけど、まじでこれ何言いたかったのか、わかんないから、送らなくてよかったわ!!!!!
普通に応援してますってファンレター送ります!!!!!

なんだろうね、でも人に人生手のひらでコロコロされてるの楽しいんだよな…答え合わせみたいで…。

あなたは誰かに人生を手のひらで転がされてるって感じたこと、ありましたか?
もしあったら、私にご一報ください。私が喜びます。


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