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◇今月の隊員さん◇ 第79回：‎𓊆 ごん 𓊇さん

ふくみみん

【プロフィール】--------------------------
男性、20代、職業：安全衛生スタッフ、愛知県在住 (出身は福岡県)
ツイッター●https://twitter.com/@bananaclover5
隊員歴●2019年３月から
主なアイドル遍歴●NMB48、ももいろクローバーZ、超ときめき♡宣伝部
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‎𓊆 ごん 𓊇さんは、愛知県在住、23歳の男性隊員。福岡県出身でアイドルを日頃からよく聴き、ライブにも行っていたそうだが、ばってん少女隊を好きになったのは意外にもメジャーデビュー４年目だったという。
　学生時代、ずっとバスケットボールをやっていて、大学時代はキャプテンも務めた “頼りになる、優しいアニキ” という雰囲気の青年に、これまでのアイドルファンとしての歩みや、推しの瀬田さくらさん、蒼井りるあさんの魅力など、様々に語ってもらった。


■田舎娘4thに行くまで

　もともとモノノフだったので、ばってん少女隊のことは、同じ事務所の妹分グループとして名前は知っていました。
　初現場は田舎娘4thのZepp福岡の２部 (2019年 3.16@Zepp福岡) です。当時、自分は福岡の大学二年生で、その日は大学のバスケットボール部の練習に出て、夕方からZepp福岡に向かいました。
　推しが決まってなくて、覚えているのは、ありっさー (西垣有彩) が楽しそうにぴょこぴょこ動き回ってる姿が可愛かったり、瀬田さん (瀬田さくら) が自分のパートじゃないところでも口パクで歌っていて、がんばってるなって感じたことなどです。
　そのときは一人で観に行きました。アイドルのワンマンライブに一人で行ったのはあれが初めてです。

　小学五、六年生のときにAKB48が流行ってて「RIVER」とか「ポニーテールとシュシュ」をみんなで歌ってたので、アイドルに対して偏見はなかったです。ただ、高校生のころまではテレビを通してアイドルを観る、メディア越しがメインで、現場に行くという感覚はなかったですね。
　現場に行き始めたのは大学生になってから。ももクロ (ももいろクローバーZ) や乃木坂46のライブに友達と行くようになって、そのうちに妹分グループにも興味を持ちました。
　2018年のクリスマス、さいたまスーパーアリーナへももクロのライブ (2018年 12,25) を観に行ったんですけど、ももクロのライブって、大きな会場だと、すぐ隣で無料で観覧できるアイドルのステージ (通称：外周) が設けられていることがあるんです。そこで、たこやきレインボーが「福岡でリリースイベント (2019年 1.26@タワーレコード福岡パルコ店) やります」と告知していて、福岡でやるんなら行ってみるかと思って、そのイベントで人生初の特典会に参加しました。
　ミニライブも特典会もめちゃくちゃ楽しかったです。あまりの距離の近さに驚いたというか衝撃を受けましたし、特典会は終始緊張しましたけど、推しメンと話せるって他に変えられない幸せを感じられるんだなって。
　それまではテレビで観るアイドルを中心に応援していましたけど、リリースイベントを頻繁にやってるアイドルをもっと推していこうと思って、地元福岡のばってん少女隊のライブも行こうと思った、というのがばってん少女隊初現場までの経緯です。


■推しの魅力・成長〜ペンライトふりふりしてくれてありがとう〜

　推しは瀬田さんとりるあちゃん (蒼井りるあ) です。
　瀬田さんの魅力は、自分の意見を持ってて流されないところと、アイドルを好きであるところです。
　色んなアイドルを見ていても、やっぱり瀬田だよねって思わせてくれる瞬間があります。例えば、温故知新ツアーの大阪 (2021年 9.12@umeda TRAD) 。瀬田さんって、この人と決めた人をロックオンするライブがあると聞いてたんですけど、その日は自分がロックオンされた日でした (笑) 。５、６列目くらいのどセンターにいたんですけど、本当にびっくりするぐらい全部自分にレスが来て。「Going My Way」の「ねぇ ねぇ この歌がキミに届くように」のところで指差しレスをもらったり「Killer Killer Smile」とかレス系の曲も全部。
　連番した方からも「全部ごん君に来たよね」と言われて。これが爆レスか。。。と。やっぱりちょっと破壊力が違います。動悸が収まらなかったですね。瀬田さんが鳴り止まない (笑) 。アイドル・瀬田さくらを全部もらった感じです。

　りるあちゃんは、新メンバーとして入ってきたときからすごくかわいらしい子だなって思ったんですけど、６周年記念ライブ (2021年 7.3@福岡国際会議場) の最後の挨拶で「先輩たちのような、キラキラした魔法を使えるようになりたい」と涙声で話してくれた姿を観て、りるあちゃんともっと色んな景色を見たいと思いました。あれが決定打です。
　翌日の宗像での特典会 (2021年 7.4@道の駅むなかた) で直接お話しする機会があって、りるあちゃんにとって初めての対面での特典会で、初々しい印象でした。
　瀬田さんとか上田さん (上田理子) だとグイグイきてくれるので、こっちが用意していなくてもいいんですけど、りるあちゃんの場合は、なんというんですか、「こっちを待ってくれる時間」があるというか。こちらの問いかけに「そうですよね。」とかレスポンスで終わっちゃうので、そこからこっちがもう少し「返事への返事」を色々話していくようにしたらより楽しくなる、という感じでした。道の駅むなかたのときは。
　でもりるあちゃんは成長が早くて、年末の特典会では「そうですよね。」だけで終わらず「そうですよね。りるあも○○でした～」みたいな、何か一つ返してくれて、会話が弾むようになったと思います。
　パフォーマンスも鋭くなって、さらに周りが見えるようになっていると感じます。よく「ペンライトフリフリしてくれてありがとう」って言ってますけど、多分、本当に客席がよく見えるようになってるんだと思うんですよ。
　６周年のころはパフォーマンスに精一杯な面もあったと思うんですけど、温故知新くらいから、後ろの方も見てるんだなと感じるようになりましたし、ライブ中に余裕ができたのかなと。ミスは気にせずにのびのびやってほしいなと思います。


■千里の道も一歩からだった大学時代

　最初に話しましたけど、小学生のころにAKB48が流行ってて、普通にみんなで歌ってたので、アイドルに対しての偏見とかはない方だったと思います。なので、アイドル現場に行くようになるのも自然な流れだったし、特に自分のなかで何か「変化」があったとかではないです。
　今まで生きてきて、「変化」があったことといえば。。。うーん、思い出すのは大学一年生の夏です。

　中学から大学まで、ずっとバスケットボール部でした。身長は182cmで、ポジションは中高はセンター、大学はほぼ全部やってました。
　最高戦績は、高校時代の福岡県ベスト８です。自分はベンチでしたけど。
　大学でもバスケットボール部に入りましたが、そんなに強くないチームでした。医療系の学校で、経験者が少なかったですね。
　やっぱり、負け癖がついてるというか、勝てなくて当たり前みたいな空気があって。日頃からマネージャーに色々サポートしてもらってるのに、試合で負けても「自分たちは弱いんだから別にいいや」みたいな、そんな態度を取ってる先輩たちの姿が正直、嫌でした。

　勝ちたいと思ったのは、夏の大会が終わったあとくらい。
　上級生の引退試合だったんです。そのときに引退されたのが、同じ学科の女性マネージャーさんで、入部のころから色々すごく良くしてくれる優しい方でした。
　でも、あっさり負けて、先輩は引退してしまいました。先輩は「１回くらい勝ちたかったね」みたいに言ってました。
　何もできなかったなって。恩返しも何も。打ち上げの飲み会の、二次会に向かう道中で、そんなことを考えていたら一人で号泣しちゃって。こんな思いはもう二度としたくないって本当に思いました。こういう嫌な感じで引退してほしくないから。変えていかなきゃ、変わっていかなきゃなって思いました。

　上級生になってから自分がキャプテンになりましたけど、学年的に、自分が三年生でも、上は六年生とかいるんですよ、医学部生だと。キャプテンになっても上級生がいる環境なのと、練習中にみんなの前でがーっと言えるタイプじゃないので、気になることがあれば後で個別に言うみたいにして、少しずつチームを変えていきました。
　同級生や後輩たちもがんばってくれて、だんだん試合に勝てるようになりましたが、自分が引退するときにはコロナ禍になってしまい、楽しみにしていた遠征も全部中止になったので、正直、思ったような最後ではなかったんですけど「勝てるチーム」の土台は作れたと思っています。


■いつも後追いタイプだけど、ちゃんと好きです

　小学校のときからよく泣く子どもでした。すぐに思いが溢れるタイプなんですよ。思春期になると、泣くのはカッコ悪いなと思って抑えるようにしたんですけど、大学に入ってアイドルのライブに行き出したあたりからタガが外れて、単純なことでもすぐ泣くようになりました。
　例えば、「おっしょい！」のコール付きのライブ音源を聴くと泣いちゃうんですよ。6th シングル「BDM」のc/wにライブ音源が入ってます。生バンドとの初共演ワンマンライブ (2018年 5.19@ZeppDiverCity東京) をやったときのライブ音源ですね。
　特に「春のセーター盤」にその日の最後の「おっしょい！」が入ってて、おいさコールがすごくアツいんですよ。通常の２倍の長さにアレンジされてて、メンバーも隊員さんも大合唱のおいさコール、そして生バンドの演奏も最高。そういうのを聴くと色々な思い出が蘇ってきて泣いちゃうんですよ。１人で。
　みんなで１つになってがんばってる姿が好きなんですかね。

　自分はどんなタイプのアイドルファンかというと。。。ちゃんとその人のバックボーンまで知った上で、好きになるタイプ。。。ですかね。バックボーンを知ってから、歌声やパフォーマンスを観ると、すごく感情移入するので。で、いっつもライブで泣いてます (笑) 。
　ただ、バックボーンを知って好きになる、という推し方は、裏を返せば「時間のかかる推し方」でもあります。
　超ときめき♡宣伝部の杏ジュリアさん推しでもあるんですけど、彼女を好きになったのは、加入して１年くらい経ってからです。入った当初は人見知りな印象がありましたけど、１年後には全然そういう感じじゃなくなって、パフォーマンスも綺麗だし、努力の跡がすごいなって。
　ばってん少女隊も。。。自分は昨年まで福岡に住んでいたので、タイミング次第では立ち上げから追えたかもしれませんが、「偶然デビューに居合わせたから推す」みたいなことができるタイプじゃないので、結局、後追いになったんじゃないかと (笑) 。
　りるあちゃんの場合は、たまたま１年目から推せていますけど、やっぱり今まで推してきたアイドルと同様、ちゃんと好きです


■社会人になり、年下の隊員さんも増えて

　今は社会人になって１年目、愛知県で働いています。大学で取得した資格をいかして、工場の安全衛生スタッフをやっています。
　職場の方々はみなさん優しくしてくれます。自分の部署には年が近い人はいなくて、ほとんど親世代くらいの人と話す機会が多いので、そういった面では気をつかいます (笑) 。
　職場ではアイドルファンであることは、上司には言っていないです。ご時世的に飲み会もないので、仕事以外で話す機会がそもそも少ないんですけど。
　もうすぐ２年目になるというところで、少しずつ業務も増えていっています。研修期間はほとんどオンラインでした。普段は寮生活で、同期もたくさんいて、ばってん少女隊の話もしてます。

　ばってん少女隊の現場の知り合いは、どのくらいいるだろう？ 実は、現場での知り合いができ始めたのってこの半年くらいなんです。それ以前もSNSでのやりとりはあったんですけど、隊員さんと直接話したりするのは６周年記念ライブでチェホさん (※1) と話したのが最初です。
　それから知り合いが増えていきました。隊員さんのなかでは１番下の世代のつもりでいたんですけど、年下の隊員さんともたくさん知り合って。たーさん (※2) もその１人で、ライブが終わった後に「ごんぴぃー！」って寄ってくるのがお約束みたいになってますね (笑) 。

(※1) ◇今月の隊員さん◇ 第78回：チェホさん
(※2) ◇今月の隊員さん◇ 第75回：たーさん

　最後に、新しく隊員になる方へ。
　自分もそうだったのですが、はじめは１人で行動することが多く、ライブの後の余韻を自分のなかで噛みしめるだけで、少し寂しかったりすることもあるかもしれません。はじめて行く現場では、既にできているコミュニティに入っていくのは難しかったりすると思います。
　でも、少し勇気を出して隣の席の人に話しかけてみるとか、SNSで知り合いになるとか。そういったことに対して暖かく迎え入れてくださる方々ばかりなので、少し勇気を出して頑張ってみてください！ 自分も大歓迎ですので。
　やっぱり、なによりばってん少女隊のライブは楽しいです。本当に。最高に楽しい瞬間、空間を共有して、今日もばってん少女隊最高でしたね！！ って話して、是非この楽しさを一緒に味わえたらと思います！！





【隊員さん募集】
　当ブログではお話を聞かせてくれる隊員の方 (18歳、高校卒業以上) を募集しています。
　特別なエピソードは必要ありません。「ありのまま」で大丈夫です。
　接触厨も楽曲派もOK。楽しみ方は人それぞれ。（でも周りの迷惑には気をつけてね）
　DDの方も“隊員の日”があるなら立派な隊員です。
　ご協力いただける方はhttps://twitter.com/SuhaiGenba までDMでご連絡ください。

＜「今月の隊員さん」について＞
　この企画は、タワレコオンラインで連載されていた「アイドルのいる暮らし」へのリスペクトをこめたパクリ企画です。
　福岡県のローカルアイドル・ばってん少女隊のファン (通称：隊員) にはどんな人がいるのか？
　どんなきっかけで隊員になったか、普段はどんな生活をしているのか。
 「風変わりな人」として伝えられがちなアイドルファンの姿を、もっと真っ当に伝えたくて、隊員の方にガチでインタビューしています。

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