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【予習復習用】ばってん少女隊2023年度セトリまとめ

 初めてばってん少女隊のライブへ行く方へ「どの曲を予習したらいいの?」という疑問に答えられるよう、直近1年間 (2023年4月〜2024年3月) の、ばってん少女隊のセトリを集計し、TOP5についてまとめました。

 なお、この記事を公開してる時点で、まだ3月末日を迎えていないのですが、28日から始まる「ばってん少女隊2024 春が来てureshiinoツアー 〜さがしものがみつかるZepp〜」の前にアップしたかったので、暫定集計で一旦アップします (ツアーが終わったら、改めて修正を加えます) 。
→→4.22追記:セトリ更新しました。


 各曲の背景に絡めて、ざっくりとばってん少女隊の歩みが分かるようなエピソード、そしてライブで盛り上がるためのプチ情報も書きましたので、良かったら読んでみてください。

①TOP5以下も含めた、2023年度全ランキングについてはこちら
②2023年度のセトリ詳細についてはこちら
 集計について、ほとんどの情報を、現場をほぼ全通してセトリを共有し続けてこられた、しばさん (@Shivaxx_) (※) のツイートをもとに実施しました。どうもありがとうございました。

(◇今月の隊員さん◇ 第91回:しばさん)


 。。。なお、ライブに行ってみたら、ここに挙げた曲が全然入ってないセトリだった、ということもあるかもしれません。
 その場合は、常に進化し続けるばってん少女隊を褒めるべきであって、私を責めるのはやめましょう。



【2023年度セトリTOP5】

 Spotifyプレイリストをまとめましたので、手っ取り早く聴きたい、という方は下からどうぞ。

 Spotifyを使ってない方は下のYouTubeプレイリストからどうぞ。


第1位「さがしもの」 (65/76)

 □作詞・作曲:ケンモチヒデフミ (水曜日のカンパネラ)
 □収録アルバム「九祭」
 □リリース:2022年10月19日

 □地に足のついた活動方針

 現在のばってん少女隊の活動方針をざっくり言うと、"地元九州を拠点とし、その魅力を発信しながら、全国を元気にすること" 。
 この方針は、2019年、メンバーの春乃きいなさんが大学受験のため、アイドルを一時休止するという選択をした際に、当時のメンバー同士で今後の活動方針について話し合いが行われ、骨子を固めていったものです (その発端と経緯を収めた動画はこちら:”脱・箱入り娘”宣言!/2020年1月23日公開 ) 。

 "地元九州を拠点とし、その魅力を発信する" という方針は、ばってん少女隊が、非常に地に足のついた考え方の持ち主であることを示すものだと思います。
 この方針に沿って、ばってん少女隊は着実に歩みを進め、"九州各県をモチーフにした曲" で構成されたアルバム「九祭」で、第11回アイドル楽曲大賞2022のアルバム部門で1位を獲得することになります。


 「さがしもの」は、そんな「九祭」収録の1曲。
 佐賀県をモチーフとした非常にポップな楽曲で、初披露された山中湖でのフェス (2022年7.17@山中湖 交流プラザきらら) からステージを盛り上げ、"ライブの定番曲” の座を奪っていったノリノリなアゲ曲です。

【ライブのポイント】
 間奏、会場全体で「S」の人文字を作ります。みんなでやれば恥ずかしくないので、是非一緒に人文字をやりましょう (参考:ライブ動画の2:45〜) 。
 個人的に感じるのは、エレクトロポップやピッチエフェクト (Perfumeみたいなケロケロ声) を駆使する等、近年はデジタル路線のばってん少女隊が、"人文字" という、とてもアナログなことをやってる姿が好きです。


第1位「御祭りsawagi」 (65/76)

 □作詞:ASOBOiSM
 □作曲:PARKGOLF・ASOBOiSM
 □収録アルバム「九祭」
 □リリース:2022年10月19日

 □9歳だった、希山愛さんの夢

 さて、ばってん少女隊の歴史を、ず〜っとさかのぼっていくと、それはグループ最年長でダンスリーダーの希山愛さんが、まだ9歳だった頃にたどり着きます。

 今でこそほとんどの日本人が知っているももいろクローバーZが、まだ "Z" も付いておらず、全国のヤマダ電機を回りながら新曲のリリースイベントをやっていた、いわゆる "下積み時代" という言葉がぴったりだった頃に、その所属事務所のスターダストプロモーションから「遊びにおいで」と誘われ、希山愛さんがイベント観覧に行ったのが運命の始まりでした。

 9歳の希山愛さんの心に「アイドルってすごいな 私も、ももクロちゃんみたいになりたい」という想いが芽生えた日 (2009年 7.19@ヤマダ電気テックランド博多本店。希山愛さんは毎年ブログ等でこの日のことを振り返っています) が、後に結成されるばってん少女隊の "始まりの始まりの日" だと思います。

【ライブのポイント】
 イントロのところで「から始まる御祭sawagi!」というコールが入ります (ライブ動画の0:11〜) 。
 上述したように、ばってん少女隊の歴史は希山愛さんの強い気持ちから始まっている (と、私は思っている) ので、「夢って叶うんだね!」という想いを込めて、「から始まる御祭sawagi!」と、コールしましょう♪


第3位「OiSa」 (50/76)

 □作詞・作曲:渡邊忍 (ASPARAGUS)
 □収録アルバム「ふぁん」
 □リリース:2020年10月28日
「OiSa -2021 ver.-」
 □収録アルバム「九祭」
 □リリース:2021年12月4日

 □「ばってん少女隊、やりきりました!」〜彼女が最後にアイドルだった日〜

 今年の6月で活動9周年を迎えるばってん少女隊の歴史の中で、最も辛かった (と、私が思っている) のが、2020年度 (2020年4月〜2021年3月) です。
 コロナ禍で、エンタメ業界に逆風が吹き荒れていた時代、メンバーの西垣有彩さんがグループを脱退 (2020年4月30日) 、さらに当時の最年少メンバーだった星野蒼良さんも芸能活動を卒業 (2021年3月31日) と、それぞれが「人生の分かれ道」を向かえた1年でした。

 そんな、多くの人が "不安" を抱える時代に、その気持ちを大切なファンの方々とむしろ "楽しみ" に変えよう、とリリースされた名作アルバム「ふぁん」収録の「OiSa」が、ばってん少女隊自身を "救済" することになります。

 この曲が世間に広がってくのが、ハッキリと分かるのが「星野蒼良ばってん少女隊、やりきりました!」と、最後まで真摯にアイドルと向き合い続けた最年少メンバーの卒業ライブ (2021年 3.28@TSUTAYA O-EAST、公式動画はこちら) から、3日後のことでした。
 彼女が最後にアイドルだった日である2021年3月31日、リリースから約5ヶ月を経て、「OiSa」が有線チャートTOP10に初めてランクインし、4月には有線放送お問合せランキングで1位を獲得。
 約半年間にわたって有線チャートTOP10に継続的に入り続ける "OiSa現象" と呼ばれた快進撃で、ばってん少女隊は奇跡の躍進を遂げることとなります。

【ライブのポイント】
 曲の終わりに「博多手一本」という、独特な手拍子があります。
 ライブ動画を、直前から始まるように貼りますので、こちら (27:42〜) を参考にしてください。


第4位「おっしょい!」 (45/76)

 □作詞・作曲:渡邊忍 (ASPARAGUS)
 □収録アルバム「ますとばい」
 □リリース:2016年4月20日

 □「キラキラした魔法を使えるようになりたい」と、蒼井りるあは言った

 メジャーデビュー曲にして、活動初期から現在までライブの鉄板曲であり続ける、"生きるレジェンド曲" です。
 生バンド映えするスカコア曲であり、曲中、メンバーは激しくヘドバンします。お客さんも一緒にやります。
 すなわち、"隊員 (ばってん少女隊のファン総称) になること" とは、"「おっしょい!」でヘドバンをすること" と、同義だと言っても過言ではありません! 。。。ちょっと過言かも。ライブの楽しみ方は人それぞれ、自由です。

 Aメロで口上 (毎回変わるセリフ) を務めるのは、2021年4月から新メンバーとして加入したりるみゆ (蒼井りるあ・柳美舞) の一人、蒼井りるあさん

 前述の通り、メンバーの脱退・卒業を経て、2021年4月に新メンバーとして加入した二人が、初めて迎えた周年ライブ (2021年 7.3@福岡国際会議場、レポはこちら) の最後の挨拶で、蒼井りるあさんは、それまでこらえていた涙をボロボロ流しながら、"先輩達のようにキラキラになって、観ている人を元気にする魔法を使えるアイドルになりたい" と語りました (ライブ動画の50:38〜) 。
 その美しい涙から、アイドルの魅力である "一生懸命の若さ" 、そして "人生の春" が感じられ、ライブ後、SNSで「りるあちゃん、君は今日すでに魔法を使ってたよ」という賛辞のコメントが寄せられたのでありました。

【ライブのポイント】
 Bメロ「嬉しかときでも」からクラップ (手拍子) します (参考動画:1:19〜) 。


第5位「虹ノ湊」 (41/76)

 □作詞:Rin音 作曲:Rin音/Taro Ishida
 □収録アルバム「九祭」
 □リリース:2022年6月29日

 □何もないが愛はあった

 読み方は虹ノ湊こうのみなと (こうのみなと)。2016年からばってん少女隊が市の観光大使を務めている、福岡県宗像むなかた市の港:神湊こうのみなとに由来します。

 宗像市出身の希山愛さんが「ももクロちゃんのようなアイドルになりたい」と9歳から思っていたことは前述の通りですが、スターダストプロモーションに所属していたものの、"中学生になれば、自分も私立恵比寿中学のメンバーとしてデビューできる" と思っていたら、現実はそうではなく、彼女が思い描いていた未来はなかなかやってきませんでした。

 それどころか、東京では同年代の子たちが3B (スターダストプロモーション芸能3部のユニット。ももクロメンバーも在籍時期あり) としてステージに立つ一方で、希山愛さんにはそのチャンスが与えられず、事務所の偉い大人へ、たった一人で「3Bのステージに立たせて下さい」と直談判に行っていた姿が、ファンの方に目撃されています (※) 。

(◇今月の隊員さん◇ 第29回:TK (温泉) さん)

 今でこそ "地元九州の魅力を発信すること" はグループの強みになっていますが、自然豊かな宗像市で、希山愛さんは一体どんな気持ちでその時期を過ごしていたのでしょうか。
 「都会より澄んだ空気 風景といえば聞こえはいいな 何もないが愛はあった だけど皆んな無いものねだった」

 そんな希山愛さんが二十歳になり、ばってん少女隊メンバーとして初めての生誕ソロコン (2020年 1.13@DRUM Be-1) で行ったのが、"ゲストとして、福岡事務所の多くの後輩たちを呼び、一緒にステージに立つこと" でした。
 かつての自分を "救済" するような希山愛さんらしい優しさ。
 そして、そのステージで特に際立って高いパフォーマンスをしていたのが、後にばってん少女隊メンバーとなるりるみゆです。
 現在のばってん少女隊は、そんな風にして出来上がっていったのであります。

【ライブのポイント】
 サビで、腕を上げて左右にワイパーします。上手と下手の両サイドで、希山愛さんと、瀬田さくらさんがワイパーを煽ってるので、会場全体で一体感を感じながら腕を振りましょう♪ (参考動画:1:02〜)


雑感:【わたしのオススメ10曲】

 予習復習用に頻出曲の紹介をしましたが「ライブのための予習」にとどまらず、「本当に好きな曲」に出会えたら最高ですよね。

 そんなわけで、私のオススメ10曲のプレイリストを作りましたので、よろしければ、こちらもどうぞ。
 とりあえず「コトバテニス」だけでも聴いていただけると嬉しいです。


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