ビオラの弦についての個人的感想

2024年6月11日 18:27

誰が見るねんマニアック記事シリーズ、ビオラの弦編！

ビオラは、4本の弦を使っていて、高い方からA線D線G線C線となっています。ADG線はバイオリンと同じ高さの音を出す弦ですが、バイオリンとは胴の長さが異なるので弦も異なります。

ギターの弦ってどのくらいの値段が普通なんでしょうか…3セットで4000円？！やっす！！

バイオリンの弦は、よくある組み合わせ（ADGドミナント、Eゴールドブラカット）で6000円！高い！

ビオラの弦、バイオリンと同じドミナントで、、、12,000円
は？

需要も供給もバイオリンよりずっと少ないので、まあそうなりますよね。世知辛い。

ビオラでは、あんまり定番の弦の組み合わせって無く、いろんな人がいろんな組み合わせの弦を使っているイメージです。僕も大学時代がお金がなく、（今もない）よく使われてる弦や、安いやつをずっと使っていましたが、最近ちょこちょこ弦を試しだしました。

ビオラ弦は芯の素材によって3つに大分され、ガット・合成繊維・スチール。この辺はバイオリンと共通なので調べれば無限に出て来ます。

では、独断と偏見によるそれぞれの弦の特徴（使ったことあるやつ）

大定番！って言われるけど、開発されてからめちゃくちゃ時間経ってますけど？迷ったらドミナントっていつまで言ってるんですかね。ドミナントは無難って書いてある場合が多いけど、普通に癖があると思います。じゃりじゃりするパターンもあるし、巻きの金属は禿げやすい（脱皮って呼ぶ）。数週間で劣化…

でも、ヒラリーハーンやパールマン等の大バイオリニストに愛用されていることから音質は確かなのでしょう。

ビオラの場合も選ぶ人は多いですが、パワーが足りず張り替える人が多い印象。2週間おきとかで張り替えられる人にはいいかも。

あと今では珍しいA線もナイロン製。

スチール製だけど、細いスチールを撚り合わせているのでそんなにスチールっぽくない。安い。

太い弦もバンバン切れる。押さえてる指板で切れる。

音はそんなに特徴のある感じではない。無難。

日本ではとてもメジャーな弦。A線だけスチール、あとは合成繊維。
音量が大きい、ってどこでも書かれてるけど、音を派手にするという印象。でも、僕の楽器だと弦だけが頑張っている感じになってしまってイマイチだったり。弓圧が大きすぎると雑音と音量で不快感大きめ。

とても微妙だった。
シャリシャリだった。シャリシャリの時は音量が出ていたが、しゃりしゃりじゃなくなるにつれて音量も死んでいった。

ちゃんと弾かないと全部バレる感じがして好きだった。
しっかりひっかけて弾けるとちゃんとした音が出るし届きやすい。
音が無駄に広がらない。逆にいうとやや地味な印象。

ズッカーマンがこれはってるって噂で聞いた。

A線だけラーセンの人多いよね、ダジャレ？
線も細いけど音も太くはない印象。部屋とかの音響がちゃんとしてないと難しい。まあビオラのA線がそもそもそうか。

スチール製。C線だけスピロコア勢も多い。
ヤンキーかと思った。他の弦に力がないとめちゃくちゃ浮く。

楽器買った時にはられてた弦。パワー芸すぎて当時の自分には扱いきれなかったけど、また挑戦してみたいな。

ヤーガー（A線）
A線はこれのパターンもある。今井信子さんがそうだという噂。

ヴィジョン
ソロでは使われないけど、オケマンとしてはいい可能性。ビオラの師匠がこれだった。

RONDO
Peter Infeldの後継。Timothy Ridoutが動画でこれ張ってるって言ってた。（C線はスピロコアタングステン）

Obligato
温かみのある、みたいなニュアンスで紹介される弦。
楽器が暴れ回る系なので、むしろ相性いい説。

コレルリ系
ぶちぶち切れるらしいけど、音はいいという噂。

高い弦もいいけど、ちゃんと定期的に変えるのが大切だよって、いろんな人に言われて来たけど、2万とか吹き飛ぶので、気軽には無理！

あと、こっちで買うとやっぱ高いので日本で買って送ってもらうか、一時帰国で買い溜めるか、、、
弦通販の事業起こしたいくらいです（日本には3社くらい定価の4割引とかで売ってくれる通販業者がある）。

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