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季節を告げる柴犬

 神保町にある、「東京古書会館」。古書店が在庫を搬入搬出し、古本市が行われる、7階建ての建物。
 
 ほとんどの人は、上階に上がるときにエレベーターを利用する。しかしぼくは階段。ここの2階の踊り場にいる柴犬に会うのが楽しみだからだ。
 
 柴犬といっても、古本溢れかえるビルなので、生きているそれではない。カレンダーの中の柴犬だ。

 こんな感じ。2ヶ月ごとのカレンダーだからか、季節に合わせたショットなのだ。
 昨年5月6月は、初夏風のさわやかな1枚。

 7月8月は、夏真っ盛りといった1枚。
 
 柴犬さんたちは、季節を教えてくれます。

 一緒に貼られている「キリッ」は、通年。

 秋はやっぱり銀杏。色合いを考えると、黄色い絨毯にはトースト色より黒柴! そんな1枚。
 
 
 残念ながら11月12月は忙しくて会館に行けなかった。どんな柴犬だったのか、見れなかったのがとても心残り。
 
 そして先日見たのが、こちら。

 お正月を表す1枚。
 
 なるほどと思うと同時に、今年もまた柴犬カレンダーでよかったなぁとホッとする。
 古書というイメージに合わせると、柴犬に落ち着くのだろうか。
 
 また1年、ほのぼのさせてくれるのがうれしい。最上階でも、エレベーターなんか、絶対に使わない。
 
(おわり)


 
 

書き物が好きな人間なので、リアクションはどれも捻ったお礼文ですが、本心は素直にうれしいです。具体的に頂き物がある「サポート」だけは真面目に書こうと思いましたが、すみません、やはり捻ってあります。でも本心は、心から感謝しています。