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鳩が乗るコロンビエ

 
 今日、ケーキ屋さんで見つけたお菓子です。
 

フレザリアペンテコステ2

 
 

 こちらは東村山駅西口の、『レ・フレザリア・パティスリー』さんの品。かわいい鳥が乗った、ケーキのような焼き菓子です。他のケーキが冷蔵ケースで陳列されているのとちがって、こちらは表に出て並んでいたので、ケーキではなくお菓子なのでしょう。
 
 ずらっと鳥が並んでいて、「これはなんだろ!」と気を引きます。近づくと、説明文がありました。
 

フレザリアペンテコステ4

 
 なるほど。キリスト教的意味合いのあるお菓子だったのですね。鳥は漠然とした飾りではなく、鳩さんだったのです。
 
 どうも、この日だけの限定品ということです。偶然だったのですが、ちょうど当たったわけです。
 
 聖霊降臨祭で、南フランスでは、このお菓子は定番らしいです。子どもの日のかしわ餅みたいなものでしょうか。ヨーロッパの他の地域でも、コロンビエを食べるのでしょうか? 
 
 ペンテコステ(聖霊降臨祭)は、今年、西方教会ではこの5月23日が当たり、東方教会では6月20日と、ズレがあるみたいです。これはグレゴリオ暦とユリウス暦の違いだそうで、日本はグレゴリオ暦を採用しているので、5月23日がこのお菓子の日になったようです。来年は6月5日と、年によってけっこう日にちが違っています。2024年は5月18日で、2025年は6月8日と、ここは1ヶ月近い開きがあります。
 
 画像でも分かりますが、フォンダンに包まれ、外面はしっとりとしています。ただ、中は、ケーキに比べて水分が少なく、全体としてはケーキとパンの間といった食感です。生地の中には、オレンジマーマレードが混ぜ込んであります。
 
 そして、鳩です。ホワイトチョコレートかと思ったのですが、かじると、練り菓子のような食感でした。動物の形のお菓子を食べるときは、美味しくてもちょっと心が痛みますね。
 

フレザリアペンテコステ3

 
 しっとりとさっくりを混ぜた感じの焼き菓子。こういったものがあることを初めて知りましたが、なんでも広がるこの時代、数年後にはこの時期の限定商品としてコンビニに並んでいるかもしれません。

書き物が好きな人間なので、リアクションはどれも捻ったお礼文ですが、本心は素直にうれしいです。具体的に頂き物がある「サポート」だけは真面目に書こうと思いましたが、すみません、やはり捻ってあります。でも本心は、心から感謝しています。