第?回 福生七夕まつり(その2)
1968年(昭和43年)から、福生の七夕は8月1週目の木~日曜に移動します。
この年は世界的に激動の年だったようで、マーク・カーランスキーは『1968』という著書で、起こった出来事を解説しています。
本は前編と後編に分かれていて、それぞれ各379ページの大作。文庫でしたが、かなりの厚みがありました。副題が、「世界が揺れた年」。
その中に残念ながら「福生の七夕が開催日を移動した」という記述が含まれていませんが、祭りを旧暦に移動させるというのは、けっこう大ごとだったと思います。
ただ、それまで雨に祟られていたのが、8月に移動して天候の心配が減ったようです。ぼくも、この祭りが雨で流れたという記憶がありません。
それから、コロナ前の令和元年第69回まで、ずっと8月開催。福生市の、子どもたちの夏休み中の、大きな年中行事でした。
福生では、七夕1週前、7月の最終土曜日曜が各地区のお祭りで、2週続けての豪華イベント期間となっていました。
今年はほぼ半世紀ぶりの、7月開催。時の流れは様々なものを変化させますが、「梅雨」は変わりません。むしろ、今の方が天候不順。雨の降り方が激しくなっています。
曇天で湿気が強く、けっしていいコンディションとは言えませんが、しかし、お天気は持ちました。ほんのちょっと、パラパラッときただけ。
駅は混雑していましたが、青梅の大祭ほどではありません。青梅より人が少ないし、また青梅駅とちがって地下通路がなくて人を捌きやすい。降車客は一旦東口側にまわらせて、西口のお祭りに向かわせるという方法もよかったと思います。
福生駅西口ロータリーは、人がたまって動きがとれないほどでした。
(つづく)
書き物が好きな人間なので、リアクションはどれも捻ったお礼文ですが、本心は素直にうれしいです。具体的に頂き物がある「サポート」だけは真面目に書こうと思いましたが、すみません、やはり捻ってあります。でも本心は、心から感謝しています。