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SFの雰囲気放つ街(5)
乗降場の下に着いたときには8時40分。急がなけば、乗れなくなってしまいます。これほどSF的で、月にまで飛んでいけそうな乗り物ですが、午後9時で几帳面に運転を終了(この日は)してしまうのです。
入り口に『YOKOHAMA AIR CABIN』とあったことで、このロープウェイの名を知りました。なんとなく宇宙っぽい響きの名です。
観覧車とセットのチケットも売っていて、観覧車の名が『コスモクロック21』。それも含めると、この辺り全体で宇宙のイメージを意識しているのでしょう。
片道1000円の金額に一瞬ためらいましたが、しかしチケットを購入。
間もなく眠りに入る宇宙船。逡巡、あるいは躊躇している時間はないのです。
チケットを持って、2階へ。
おそるおそる、スタッフのお兄さんに所要時間を聞きます。
「約5分ほどです」
とのこと。「2万光年です」と言われても困りますが、これもまた困る返答です。
頭の中で「円」を「分」で割る計算をしながら順番の列に並んでいると、すぐに順番が来ました。
![](https://assets.st-note.com/img/1695650605346-cuXS2FWNbB.jpg)
スタッフの指示に従いながら、ゆっくり動くCABINに乗り込みます。
そしてくるりとまわって、
![](https://assets.st-note.com/img/1695651105456-7q8A9IeWa3.jpg?width=800)
中空に飛び出しました。
(つづく)
書き物が好きな人間なので、リアクションはどれも捻ったお礼文ですが、本心は素直にうれしいです。具体的に頂き物がある「サポート」だけは真面目に書こうと思いましたが、すみません、やはり捻ってあります。でも本心は、心から感謝しています。