ママ味(み)は隠せない

これまで、年下のスターにときめく女性を見て、自分もこういう日が来たりするのだろうか、と思っていた私。いやー、年上好きだしなーないよなー、なんて思ってたけど。

うん、やってきた。

それはアイドルでも舞台俳優でもフィギュアスケーターでも韓流スターでもなかった。まさかの野球選手とは。しかも私はスポーツはほとんど興味ないし、野球のルールも最近まで知らなかったほど(・・・が1シーズン配信で試合観まくって覚えた)。だけど自分で言うのもなんだけど、今では毎日のように試合やネットの記事をチェックするし、適度にスタジアムに通うまでに成長した。なんと遠征もした。

選手にかわいいというのは大変失礼なので、なるべくプレーを見ようとしているが、やはり私のどっかにある「ママ味(?)」は隠せないらしい。SNSにアップされている写真などを見て、ついついママ味が溢れ出ちゃっているのを感じる。あー、自分にもこういう感覚あるんだ・・・とびっくり。スポーツ無理の私が、言うたら息子くらいの年齢の選手の活躍に癒されている、励まされているなんて、数年前の私からしたら想像できないことである。

これは余談だけど、岡本太郎が『今日の芸術』という本で、プロ野球を見に行くのは結構な楽しみだが、それがあなたの生きがいでしょうか、あなたの本質とはまったくかかわわりない的なことを書いている。昔の私だったらそうだよねぇとただ納得してしまうところだが、今の私だったら、確かに自分が試合しているわけではないし、結果は私には関係ないけどそれで満たされることもありますよと、太郎さんを説得してしまいたくなるくらい、少しは視野が広くなったと思う。

よくよく考えたら、毎年、自分よりも年下の新しいスターがどんどん登場するわけだから、そんな中で年下男子にキュンとすることがあってもおかしくないんだよね。個人の範囲で自分から溢れ出るママ味を楽しみますわ。

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