精神の捻れと最近見たもの

魂がグニャグニャしていると大体余計なことを言うか余計なことをするかしかないのでいい加減なんとかしたい。
健康であれば健康である程過去に縋るなという考えで生きている人間なので、自分が過去に描いたものの話をしている時は基本的に魂（精神）がいい具合にグニャグニャしている時だと思う。今後なにか言い始めたら積極的に誰かから止めてもらいたい。

それと同時にここ1週間くらい明らかに魂がグニャグニャしているのでなんかいい感じになんとかなる方法があったら知りたい。
全ての健康は首と背骨からきているので、素人の見立てだけど首周りから色々きているんだろうなという自覚がなんとなくある。

ディック・ブルーナ展を銀座に見に行った。
終始絵が上手いわ可愛いわで鑑賞中は可愛い…………しか言っていなかったし、鑑賞後は「上手な絵っていうのは多分、誰がどう見ても線の時点でこの人が描いたと一目でわかる絵のことなんだと思う」「これが"洗練"ってことだよ……」と言っていたら一緒について来てくれた人間に「志村貴子の個展見に行った時も同じことを言ってた」「上手い絵見るといつもそれしか言っていないよね」と言われたのでぐうの音も出ない。
自分の中にある絵が上手いの定義は恐らくその辺にあるのだと思う。

前回観たい映画を観るタイミングを逃している話をしたが、ようやくスラダンとキングオージャーとギーツを観てきた。
最後に映画館に行ったのが君生きだったので1ヶ月近く映画館に行っていないのかと思ったがそもそも私は映画を観るのが特別好きな人というわけでもないのでまぁ……そんなもんだろとしか言い様がない。

スラダンはこれまで観に行くタイミングを2回くらい逃していたのでようやく観に行けてよかった。
シネマシティで観たのもあって上映後拍手が鳴ったことと、ラストランだからかキャストと監督インタビューが入ったのもあってそもそも座席がほぼ満員だったのに普通にビックリした。

原作未読アニメ未視聴どころかどうせこのまま観に行くのなら中途半端に何かを知ることなく一切の知識を入れずに見に行こうと思っていたのでその辺特に新鮮な気持ちで観ていた。
仮にその立場の人間が自分の好きなコンテンツにいたら確実に保護して抱きしめてしまうだろうと思ったので、今私はこの場所において天然の貴重な人間だな……という気持ちが正直あった。

エンタメ映画としてとても完成していたのと原作もアニメも見ていないので何を話してもこぼれ落ちてしまうというか野暮と感じるので特に言うことがないが、強いて言うとしたら今年シネマシティで観た映画が主に『セッション』『時をかける少女』『BLUE GIANT』だったのでバイクの事故シーンでゲ、ゲーーーーーーーッッッ事故！みたいな気持ちになったとかそんなことしかない。シネマシティを事故物件にするな。

また、今年セッションとBLUE GIANTを観た時も同じことを言っていたが、基本的にスポーツ音楽等何かを突き詰めていくコンテンツで怪我をしてでも舞台に出向くシーンを見る度にQのミサトさんみたいな顔になってしまう。
思い返せば今年入って半年以上、シネマシティで映画を見る度「あなたはもう、何もしないで……」みたいな事を1回考えている気がする。

あとは知り合い間に観た感想をぼんやり話したら誰とどう話してもミッチーを面白がっていることに面白がった記憶しかない。
自分の好きなキャラクターの名前が付いた地酒が出た過去があるオタクがおそらく一定数いると思うと、面白い半分酒が好きなので普通に羨ましい気持ち半分だった。

これは友人に送った感想

キングオージャーはこれをよく30分でまとめたなというかこれだけ土台がよくできていてまとまっているとしたらやっぱ2時間ほしかったよな……みたいな気持ちが勝ってしまった。
ハチャメチャ面白映画のダイジェストを観せられた気分とは多分こういうことだと思う。

ギラくんの言ってることはこれをこのコンテンツ言うんだな……という気持ちと、これを言わせる覚悟を持った上で希望のある話にしているのはとっても嬉しいことだなという気持ちでいっぱいだった。
カグラギ殿だけ日曜8時のNHKを全力ゼンカイでこなしていて面白かった。2時間欲しかったの1時間はカグラギ殿の部分だと思う。

ギーツは本編をあまりちゃんと見ていないけれど取り敢えずこの映画の英寿さんは萌え萌えなんだな……と思いながら見てた。
自分の好きなシチュエーションに自我の分裂があるので急に自分に都合がいい萌え萌えシチュエーションがきて怖かった。嘘楽しかった。
鈴木福さんのキャラクターが出てくる度にミラクルペンライトのこと考えていた。ギーつの特典にあったんですかね、ミラクルペンライト。あったなら面白～と思います。