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新潟直江津の鉄鋼業企業のDX伴走支援と埼玉中小企業向けクラウド・AI活用セミナーを実施

先週、新潟上越は直江津の鉄鋼業企業のDX伴走支援と、埼玉中小企業向けクラウド・AI活用セミナーの講演を行ってきました。

DX伴走支援・社内啓蒙

能登半島地震の被災地でもある直江津ですが、支援先企業の被害は幸いに少ないとのことで、直江津本社事務所で幹部社員を対象としたDXの導入プロセスについて講義を行いました。

今回はセミナー形式ではありましたが、DXの概要と中小企業の成長、先端技術の導入事例、DXの推進プロセスを解説。またグループに分かれたワークショップでは社内課題の抽出・議論を行う模擬演習も行いました。

中小企業のDX実践の形は様々ですが、一定規模の中堅企業については全社視点で課題の抽出・対策を検討するDX推進体制を構築する方法を薦めています。DXに限らず、ITの導入には現場の業務プロセスを変更することが伴いますが、現場のニーズを丁寧に収集し、現場に無理・強度の負荷がかからない推進を行うことが重要です。そのため、各部門から担当者を参加させた全社組織の構築ができるかが最初の鍵となります。

今回の訪問企業はDXの推進をこれから加速させる、とのこと。これからが楽しみです。ちなみに、帰り道に新幹線乗り換えで上越妙高で下車したのですが、「釜ぶたの湯」という温泉施設に寄りました。あそこ、いいですね。


社内業務効率化に役立つクラウド・AI活用(初心者向け)

週末には埼玉県の中小企業を対象とした、クラウド・AI 活用セミナーを実施しました。クラウドサービス導入・AI/ChatGPT活用・RPA/ノーコードを中心に1日のセミナーでした。

やはり注目が高かったのは ChatGPT などの生成AI。私は勤務している情報サービス会社で ChatGPT などの大規模言語モデル AI の技術応用研究をしていますが、この分野は技術の進化スピードが速く、リアルに週単位で新しい技術・サービスが登場しています。

一般企業に勤めるビジネスマンの認識は「ChatGPTって名前は知ってるけど」というレベルかと思いきや、今回の参加者はみな「明確に知っている・使ったことがある」という人が大半で、興味・期待の高さが伺えました。

セミナーでのAIパートでは、大規模言語モデルの仕組みからChatGPT活用事例(Advanced Data Analytics による売上データ分析・売れ筋商品の発見など)など解説しました。

また、一般企業が独自にAIを導入する上での障壁となる「AI開発」について、産学連携・共同研究先の探し方なども紹介しました(これはみなさん、興味深かったようです)。

2024年は Microsoft Copilot もリリースされることから、いよいよ生成AIが私たちのビジネス現場・職場にやってきます。しかし、先端AI研究はもっともっと進んだところを激走しています。私たちは既にルビコン川を渡りました。AI関係は本当に目が離せない年になりそうです。

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