個人で仕事を抱えてはいけない。全ての仕事をオープンにしよう!
こんにちは。笑顔あふれる社会を築く!
感情コントロール専門家の杉山修です。
感情・言葉・態度・表情をベースとして自らが変化する支援を行ってます。
今回は新任管理職からの質問を取り上げていきます。
【質問】
30代後半の男性。
7月1日付けで管理職に昇進しました。昇進と共に新しい部門に配属となり
部下が6人います。
1ヶ月が過ぎ、部門の業務は把握できてきましたが6人が各々、チームとし
てではなく、個人で仕事をしています。従って、様子を見る限り連携して
仕事を進める気配はありません。
管理職として私の業務も前任者から引き継いでいますが、複数のタスクを
一人で抱えている状況です。今後、組織として仕事を進めるための方法が
あれば教えてください。
【回答】
業務の属人化していることに対し、同様の質問を多く受けています。
昇進して異動されたのであれば、さらに以前の人間関係も含め、見えて
ないことも多いかと思います。
管理職は部下の業務を全て把握することを心がけましょう。
そのうえで
「個人で仕事を抱えないで全て仕事をオープンにしよう!」
という方針をあなた自身が部下に示すことです。
上司が変わったタイミングが絶好のチャンスです!
先延ばししてしまうとタイミングを逸してしまうでしょう。
■ 属人化から標準化へ5つのステップ
ここでは過去に私が同様のケースに遭遇した際に、行ったステップを
お伝えします。
<STEP1>1on1面談を行う
一人ひとりと面談し、業務内容、業務目標、日々の進捗管理、関係部門
外部関係者等、家族状況等を対話を通じて把握しましょう!
業務の棚卸をすることを伝える。目的は部門としての生産性向上を図る
ため。そのうえで各人の立場、役割を明確にし、業務の平準化を図る。
<STEP2>メンバーの業務の棚卸
棚卸シートを作成し、部下に作成を依頼する。フォーマットは業務内容に
よりますが、一般的なフォーマットは
・項目(大項目、中項目、小項目)
・業務内容
・業務負荷率(担当業務全体を100としたらどのくらいの比率か)
1on1面談のヒアリングをもとに、必要項目を付加します。
<STEP3>棚卸シートをもとに1on1面談を行いマニュアル化を指示
ここは手間を惜しまず、部下と再度、1on1面談を実施しましょう。
棚卸シートをもとに重要性、緊急性を把握する。
業務内容について標準(マニュアル)化を進めていくことを伝える。
ここで部下に理解を得られないと全体に影響してしまう。十分に時間を
かけて話をしましょう。
<STEP4>チームづくり
誰と誰がチームとして業務を進めていくか、面談結果をもとに上司が決め
て部下に伝える。具体的にいつまでに教育を進めていくかチーム(ペア)
で計画立案を指示し、実行に移す
<STEP5>フォローアップ
上司とチームメンバーと共に教育の進捗状況を把握すると共に、課題が
あれば助言を行う。
以上、5つのステップで試みてみてください。
一番大切なことは「属人化させない」ことです。
なぜなら組織として仕事をしているからです。初めが肝心です。
もう一度、自分の中で進め方を整理し実行に移してください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?