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時間の感覚は感情と繋がっている

こんにちは。
笑顔あふれる社会を築く!
研修講師、心理カウンセラー、行動心理学実践家の杉山修です。

今日のテーマは「時間の感覚は感情と繋がっている」

結論は「タイムボックス法で時間を味方につける」

時間の感覚は感情と繋がっている

私たちは日々、時間の流れを異なる速度で感じます。

楽しい瞬間はあっという間に過ぎ去り、退屈な時は時間がまるで止まったかのように感じられます。この感覚の違いは、一体どこから来るのでしょうか?

研究によると、時間の知覚は私たちが時間経過に対してどれだけ注意を払っているかに密接に関連しています。興味を引かれる活動に没頭しているときは、時間を忘れがちですが、退屈な時は時計の針を見つめ、時間が遅く進んでいるように感じます。

また、感情が時間知覚に与える影響も大きいです。心理学者たちは、恐怖や悲しみなどの感情が時間感覚にどのように作用するかを実験しました。恐怖を感じるときは、時間が長く感じられることがわかりました。これは、恐怖が引き起こす身体的反応が、私たちの時間知覚に影響を与えるからです。

逆に、ポジティブな体験中は時間が早く過ぎるように感じます。これは、楽しい活動に集中していると、時間の経過に対する私たちの注意が薄れるためです。

さらに、時間の知覚は、年齢や周囲の人々との関わり方によっても変化します。

例えば、年配の方や子供とゆっくりと時間を過ごすと、私たち自身の時間感覚が遅くなると報告されています。逆に早歩きをすると時間の感覚は短く感じられます。

このように、時間と感情は密接に結びついています。ネガティブな感情は時間を長く感じさせ、ポジティブな感情はその逆の効果をもたらします。また、周囲の人々や活動への没頭度合いによっても、時間の流れは変わるのです。

タイムボックス法で時間を味方につける

私たちの生活は、時間と感情の複雑な関係の中で形成されています。日々感じる時間の流れが、単純なものではなく、多くの要因によって左右されることは、私たち自身が時間をどのように感じ、利用するかに大きな影響を与えます。

一つひとつのタスクに具体的な期限を設定することは、時間を効率的に使いこなすための非常に効果的な手法です。このアプローチは、タイムボックス法としても知られており、私たちの時間感覚を最大限に活用する方法の一つです。

タイムボックス法では、あらかじめ決めた時間内でタスクを完了させることを目指します。この方法は、特に気乗りしない仕事に取り組む際にその真価を発揮します。「このタスクを○分で終わらせる」と自分自身に約束し、その時間を計測しながら作業を進めるのです。単純ながらも、この方法は私たちを強く集中させ、生産性を高める効果があります。

実際に実施するポイント
・各タスクに適切な時間を割り当てます。短すぎず、長すぎず、実現可能な時間を設定することが重要です。

・タイマーをセットして、設定した時間内に集中して作業を進めます。タイマーが鳴ったら、一度作業を中断し、短い休憩を取るか、次のタスクに移ります。(参考までに私はタイム・タイマーを使っています)

この方法を取り入れることで、仕事の質と速度の両方を向上させることができます。また仕事だけではなく、家事を行う際にも活用できます。

タイムボックス法は、私たちが時間に追われるのではなく、時間を有効に使いこなすことを可能にします。また、タスクに取り組む際のストレスを軽減し、仕事に対する満足感を高める効果も期待できます。

時間と感情の関係を理解し、それを生活に生かすことで、私たちはより生産的で満足のいく日々を送ることができるようになります。

一つひとつのタスクに期限を設定する習慣を身につけ、時間を味方につけてみませんか?

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。




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