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主張とミスマッチなパフォーマンス

   SNS 上にこんな写真が上がっていた。

10月31日、米上院歳出委員会の公聴会,
手前は ブリンケン国務長官


 10月31日、米上院歳出委員会の公聴会で、ブリンケン国務長官(Antony John Blinken) らが イスラエルへの軍事支援を含む予算案への支持を訴えたとき、一部の傍聴者が パレスチナ自治区ガザでの「大量虐殺」を米政府が支持しているなどと非難する意志の表現として、赤く染めた手を挙げるパフォーマンスをしたという。

 判らない。 

 流れから、米国のイスラエルへの軍事援助予算に反対する人たちらしいと判るが、何故こういうことをするのか判らない。 2000 Ramallah lynching の Wiki も読んだが、で、なんでそれが?としか思わない。

2000 Ramallah lynching を象徴する写真

 イスラエル軍によるガザへの攻撃に反対するなら、その血は、イスラエル軍に殺されたパレスチナ人の血を示すのかと思ったら、2000 Ramallah lynching を思い出させるポーズをとるということは その血は パレスチナ人の勘違いで殺された イスラエル軍予備役の人の血ということになり 意味が逆になるのでは?

 米国のイスラエルへの軍事援助予算に反対するのなら、2000 Ramallah lynching を思い出させるようなことをするのは逆効果なのではないのだろうか?

 日本でも 欧米の猿真似が正解と考える連中が こんなことを真似するのだろうか?

 Black Lives Matter 運動のアイコンとなった George Floyd も、窃盗や薬物所持で繰り返し逮捕され、2007年にはヒューストンで武装して住居侵入し 妊婦に銃を突き付けて強盗した容疑で起訴され、2009年に裁判で司法取引を受け入れ、懲役5年の判決を受け収監されたというような奴で、こんな奴を相手にする警官も、そりゃ乱暴になるだろうと思うし、Black Lives Matter 運動を進める上で、こんな奴の写真を掲げるのは逆効果なのでは無いのか?寧ろこいつは隠した方がいいのではないか?と私は思うので、この写真を掲げる人たちの気持ちが私は、理解できない。

George Floyd

 1789年のフランス革命勃発時に民衆により襲撃され、共和制という概念のシンボルのフランス革命のシンボルとなったバスティーユ牢獄(Bastille Saint-Antoine)も、襲撃されたときは、王政に反対して捕らえられた所謂政治犯は居なくて、解放されたのは 食い逃げ・こそ泥・アル中・レイプ犯だけだったというし、まぁ、世の中はそういうものだ、と無理やり自分を納得させるしかないのだろうか。

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 尚、蛇足乍ら、私は、イスラエル軍による ガザのパレスチナ人ジェノサイドは止めさせるべきであり、イスラエルへの援助などは以ての外 と 考えているし、私は白人ではないので Black Lives Matter 運動(但し本来の意味の方、BLM を掲げて暴れまわる方ではない)は 至極ご尤もと思っているし、私は王族出身ではないので、共和制は王政より良いと思っている。



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