🇮🇹イタリア製金物勉強会。日本国内での実用度とメンテナンスが鍵かな。岡崎市のオーダーメイド家具屋杉田木工所。

杉田木工所

2024年6月13日 21:59

毎度、岡崎市上和田町で家具のリメイク・オーダーメイド家具の製作をする家具職人の杉田です。

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↓最近、プロのカメラマンさんに撮って頂きました。

🇮🇹イタリア製金物勉強会。日本国内での実用度とメンテナンスが鍵かな。

先日、スガツネ工業の営業部の方から
急にご連絡を頂きまして

「金物の勉強会を行うので来てください。」

と言われまして、お仕事の合間を縫って参加して参りました。

🇮🇹イタリア・ミラノ北部にある家具用金物メーカー様。
🇮🇹イタリアでは家具用金物の大手のメーカー様みたいで
営業の方が、イタリアから来日されまして

スガツネ工業さんの貿易部門に在籍しておられる
イタリア人の通訳さんがいっしょに同席しての
プレゼンテーションでございました。

フラッシュ構造にして
大外の化粧板を貼る前に
フラッシュ構造の下地に反り止め金物を
取り付けて化粧板を貼る説明。

プレゼンテーションの商材。

扉の反り止めを促す金物。
棚板を固定する金物。
アジャスターと棚板をひとつの穴で固定するん金物

大きく分けてこの3種類の金物が
イタリアから来日された営業の方のプレゼンテーションでありました。

↓プレゼンテーション終了後に見せて頂いた金物の数々。

スガツネ工業さんのカタログに
掲載されておりますので
ご興味がある。方がいらっしゃれば

杉田木工所。までお問い合わせくださればと思います。

🇮🇹イタリア製の良いところ。

日本人では発想しないアイデアや
デザインを思いつかれます。
これは、日本人の目には"新鮮"に映ります。

ドイツ製・イタリア製は
日本より進んでいる面があったりします。

ひとつの「ブランド」のようなもので
「ドイツ製です」「イタリア製です」
という謳い文句に日本のお客様は実に弱くて
いらっしゃいます。

🇮🇹イタリア製の考えどころ。

イタリアに限らずのお話なのですが
生産量やカタログ表記上だけの展示。

生産期間の継続性。

こんなところが、イタリアに限らず
海外ブランドも含めた海外生産品の考えどころ。
だと思います。

以前にも、杉田木工所note内で
お伝えしましたが、
"ルイヴィトン"という超高級ブランド。

ルイヴィトンがお好き方にとっては
当たり前のことなのでしょうけど、

ルイヴィトンのカタログに掲載されているバックは
すべて生産されているものばかりではありません。

カタログ上に掲載されていても、今は生産されていない。や
今後もいつ生産されるかわからない。商品がございます。

この商品の展示・掲載のやり方が、ルイヴィトンでは
あたりまえのことで、お客様方は
この商売のやり方を「良し」としています。

これは、ひとつの例でして

スガツネ工業さんのイタリア製金物は
カタログ上に掲載のある金物はすべて入手出来ます。

中には、1ヶ月ぐらいはお時間がかかるものも
あるかもしれませんが、入手は出来ます。

スガツネ工業さんのイタリア製金物で
もしかするとあり得る事象としましては
生産が、突然打ち切られる事。

杉田木工所では、
イタリア製の引き出しハンドルは取り扱って
販売したことがありますが、
それ以外では、販売の実績がございません。

スガツネ工業さんも、
輸入代理店ということにはなりますので
生産の継続性については、おそらく、
イタリアの金物メーカーさんには何も言えないのではないかと
推察するところではあります。

お伝えしたい事。

イタリアの金物メーカーさんも
イタリア国内ではかなりの売り上げを作っているものだと
思います。

それだけではなく、海外でも
自社の金物を世界中でお使い頂きたいと
思って、今回のように、日本でプレゼンテーションを
したわけです。

イタリアの金物メーカーさんには
日本の産業規格をぜひ勉強して頂きたい事。
部品供給を出来るだけ早く用意する事。
このような対応が日本での販売の成敗を分ける事。
お願いしたいと思います。

システムキッチンにしても
イタリア製と日本製では、レイアウトや
冷蔵庫の配置位置が全く違います。

日本の建築規格は、世界中でも
かなり特殊な規格ではないかと
家具屋杉田は、考えております。

日本の建物は、"3の倍数"で構成されております。

スウェーデンのイケアさんが
家具販売で想定以上に販売がないのが
この日本産業規格の独自性にある。と

家具屋杉田は推測しております。

日本の方々も
海外のメーカーさんは日本の金物メーカーさんとは
考え方、文化が違うことを認識して頂きたいと
思います。

日本のメーカーさんでの常識は
海外メーカーには通用しない。という感覚は
お持ちになられて、

10年、15年後に直しながら使用する。ではなくて
10年、15年経ったら、まるごと新品と取り換える。
このぐらいの覚悟を持って

イタリア製・ドイツ製と向き合って頂く。
のが基本。

と思って頂ければと思います。

日本は、交換、メンテナンスが容易です。
メンテナンスを出来るだけしないように出来ています。
金物の基本として。

イタリア製はちょっとわかりません。

今回の勉強会を通して
家具屋杉田が感じたこと。
今後の課題。

なんかが、このようなところではないかと
思った次第です。

あくまで推測です。家具屋杉田の。

良い面と考えどころの両面を
精神的な支柱として「有り・良し」として
頂けるのであれば
今回のプレゼンテーションも活きて来る。

と思いました。

イタリア製金物の勉強会に出て
現場施工班の末席にいる杉田木工所からの
レポート。
これにて終了。としたいと思います。

次回予告。

次回、
やっぱりこの日が来てしまいました。
"LINE Pay"のサービス終了。
このことについて
感想を書きたいと思います。

次回予告。

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