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"ブーム"から「文化」への発展定着と"ブーム"で終わる流行りの見極め。難しいが経験と勘で様子をみるしかないのかも。岡崎市のオーダーメイド家具屋 杉田木工所。

毎度、岡崎市上和田町で家具のリメイク・オーダーメイド家具の製作をする家具職人の杉田です。




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"ブーム"から「文化」への発展定着と"ブーム"で終わる流行りの見極め。難しいが経験と勘で対応するしかないかも。


2024年02月24日(土曜日
本日は、杉田木工所noteより
blogを発信いたします。

如月の肆(よん)。でございます。
皆様、如何お過ごしでしょうか。

本日は、"ブーム"がもたらす
その後の対応とは、これ如何に。
について書いてみたいと思います。


純利益大幅減のスノーピークさん。

キャンプブームもここまでか。

アウトドアブランドの雄として、
日本だけでなく世界的に有名なスノーピークを
めぐるニュースがここ数日、メディアやSNSを騒がせている。

事の発端は2月13日に発表された2023年12月期の連結決算だ。発表によると純利益は前の期と比べて99.9%も減少し、わずか100万円。すこし詳しく数字をみると売上高は16%減で257億円、営業利益は74%も減り9億4300万円となった。加えて国内既存店と米国現地法人の固定資産の減損処理をしたことによる4億2800万円の特別損失を計上したことも影響している。

 こうした報道に追い打ちをかけるように、スノーピークがMBOを実施して株式の非公開化を検討するという報道がなされ、この報道を受けてスノーピークも「検討は事実」とコメント。2月20日には米投資ファンドのベインキャピタルが1株1250円でTOB(株式公開買い付け)を実施することが発表され、スノーピークを巡る大きな動きには注目が集まっている。

SPA! web記事より拝借。

キャンプ用品を今は
"ギア"と呼ぶらしいですが、
その"ギア"で有名なスノーピークさんの
決算が大変な落ち込みでニュースになりました。

  • 販売している"ギア"がめちゃめちゃ丈夫でなかなか買い替えない。

  • 小さくてもこだわりを持った"ギア"を販売しているアウトドアブランドがたくさんあって、インスタ映えするかっこ良い"ギア"がたくさん販売されている。

  • メジャー・マイナー共に、ホームページの充実とネット予約が出来ないキャンプ場は敬遠されがち。

  • コロナ禍が落ち着いて海外旅行に行けるようになってレジャーの多様化がコロナ禍以前に戻りつつある。

と、言われているいろいろな事が
スノーピークさんの決算に影響したと考えられています。


"ブーム"・"バブル"と思われる流行りの空気を読まないといけないかも。

35年ぐらい前になるのでしょうか
当時、たくさんの家具職人を抱えて

"異次元の発想"でいろいろなモノを生産している
某有名会社さんのマリンレジャー用船舶の
内装家具を一手に引き受けて
たくさんのお仕事をこなしている家具会社さんが
ありました。

めちゃめちゃ儲かっていたみたいで
職人さん、事務スタッフさん全員で
ハワイ旅行するぐらい儲かっていました。

でも、今考えれば
完全に"ブーム"・"バブル"のお仕事でした。

"バブル"崩壊が叫ばれ始めたのが
1991年頃だったと思いますが、
この頃を境に、見事にマリンレジャー船舶用の
お仕事が無くなっていきます。

"バブル"だったので、豪華クルーザーや豪華ヨットも
当然売れなくなるわけです。

それに伴って内装用の家具も要らなくなるわけです。

詳細はよくわかりませんが
今は、もうその家具会社さんは無くなっています。


"ブーム"だからってたくさん需要があるからって…..。

何年か前に
中日新聞さんで読んだ記事だったのですけど

九州地方の南の方で
作られている、"芋焼酎""麦焼酎"。
この"芋焼酎"が爆発的に"ブーム"になって

作っても作っても飛ぶように売れる。

そんな時がありました。

家具屋 杉田は、お酒が
あまり得意ではありませんので、この"ブーム"は
全く理解できなかったのですが、

とにかく、出荷しろ。と発注元から
言われていたみたいです。
とにかく売れるので、たくさん作るように言われたり

焼酎の蔵元も大量生産を要求されるようになります。

"芋焼酎"も「幻の」と言われるぐらいの生産量で
少ないわけですよ。
大量生産をある程度品質も維持しながら増やそうと
思えば、設備投資するしかないわけです。

でも、多くの蔵元は設備投資せんのですよ。

来てる注文量が"ブーム"・バブルだとわかっているから。

多分、多くの発注量が来ていた頃に
生産量を増やさない。と巌と断っていたので
怒られたりしたことでしよう。
でも、今は、"芋焼酎"の"ブーム"なんて
無くなってしまっているではないですか。


現場の声を聞いて「設備投資」が裏目に。

この事も何年か前の
中日新聞さんの記事内で「流儀あり」という
特集記事の中で読んだ記事なんですけど

たしか、長野県のある工場で
何を生産している工場だったかは忘れてしまいましたが

生産しているモノが
やはり、"飛ぶように売れる"流行りがやって来たのです。

発注元は、もっと生産量を増やすように言ってきます。
現場で働いているスタッフたちも設備投資をしましょう。と
会社の上層部に訴えてきます。

こちらの会社、設備投資を実行しました。

設備投資後の1年間は
売り上げは凄く上がりました。びっくりするぐらい。

でも、その1年後から、発注量は激減。
設備投資した工場もフル生産からほど遠い売り上げに
落ち込みました。

"ブーム"は終わってしまったのです。

幸い、他の生産しているモノが安定的に
売れているので、経営が傾くことはなかったみたいですが

大きな痛手を被ることになりました。


経験と勘を養うしかないのかも。

お仕事なので。商売なので。
儲けないといけません。売り上げないといけません。

しかし、
やって来た異常な、異様な、発注量は
そうは続かない。と言う事。
何かの影響で出てきた「特需」だと言う事。

それを経験と勘で嗅ぎ分けないと
いけないのかもしれません。

なかなか、難しいですが。

当たり前ですが、売れるから、売るのですよ。
たくさんの発注はありがたいですけど
いつまで続くかわからないですよ。

3年ぐらいしたら、発注量は
激減すると思うですよ。"ブーム"って。

マリトッゾとナタデココは
ティラミスに成れなかったのですょ。
なにが違うのか、わかりませんけど。

ずっと続く"ブーム"
続くと、それは「文化」として定着します。

需要と供給。
AIが出てこようが、チャットGptが出てこようが
商売のこの基本は変わらんのですよ。絶対。

ときどき、岡崎駅のコンコースで
テーブルと商品を置いて、にわかマルシェに
通りかかります。
商売の基本はここにある。といつも自分に

言い聞かせます。

バランス。何事も。
そこから見える景色がどのぐらい
続きそうか。見続けると
自分の中に基準が芽生えるのかもしれません。

今日は、
"ブーム"・"流行り"・"文化"について
書いてみました。
間違っているかな。

次回予告。

日曜日ということで
杉田木工所 家具屋 "杉田のゆる~い記事"を
書こうと思います。

次回予告。


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