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夏の田舎とダイナミックマイク

最近は、マイクといえば

『コンデンサーマイク以外は駄目だ』

みたいな風潮ですね。

夏の田舎とは、蝉やカエルの大合唱が付きものです。
古い家なので壁が薄く、騒音対策もないので仕方ないとはいえ、コンデンサーマイクはガッツリ拾います。
しかも、予想以上に大きい音で拾ってくれます。

テストとしてBlue Snowball iCEを使い蝉の声がよく聞こえる状況で録音。
NS1 Noise SuppressorやRX 8 Voice De-noiseを使って蝉の鳴き声を消そうとすると、声の周波数までガッツリ削られてしまいます。
また、EQを弄って蝉の鳴き声を削っても同様の結果になります。

RTXシリーズを持ってない故にRTX Voiceが試せないのですが、ノイズ除去の仕組みから考えると、テストと近い結果になるのかな?と予想します。

ノイズキャンセリングマイク搭載というロジクールのH340に変えてテスト録音してみましたが、コンデンサーマイクとそこまで差が無い。
エアコンやPCの冷却ファンが発するノイズには強いのかもしれませんが、蝉の鳴き声は周波数が違うので仕方ないですかね?

高音質の録音には向いてないとNoteの記事でもよく見掛けるダイナミックマイクではどうか?
というと、これ以外選択肢はない感じです。

使用したマイクはClassic Pro CM5S。
オーディオインターフェースはPRESONUS AUDIOBOX USB96。
ヘッダー画像に写ってるヤツです。

単一指向性かつ感度の低いダイナミックマイクとはいえ若干拾ってしまいますが、RX 8 Voice De-noiseを掛けても声の部分には殆ど影響ありません。
これならばボイスチャットアプリ内蔵のノイズ除去機能でも、声への影響が少なく済むと思われます。

性能の良い道具を手にするのは確かに良いことですが、

『同じ道具でも手元に選択肢があると、いざという時困らない』

と申しましょうか。
環境によって最適な道具は変わってきます。
みんなが薦めるからといって、必ず自分の環境に合うとは限りません。

という話。

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