ラグビーワールドカップのたのしみ方:番外
今日はちょっと忙しくて初心者観戦ガイドを書けなかったのでちょっとかる~く。
ラグビーワールドカップの主役はもちろん試合ですが、もう1つ楽しみがあります。それは南太平洋諸国が試合前に披露する「ウォークライ」です。「ウォークライ」とは試合前に行われる「戦いの儀式」。なぜ認められているのかはよく知りませんが、昔から行われています。
もっとも有名な「ハカ」
一番有名なのはニュージーランドの「ハカ」。既に開幕戦で披露されましたね。
他にもフィジー、トンガ、サモアが試合前の儀式としてウォークライをやります。
フィジーの「シビ」
フィジーはシビ。9/10深夜のウェールズ戦で披露されてます。
ウェールズとフィジーは結構よく当たる組み合わせで、2019年大会でも当たり、大分で試合が行われました。ウェールズの方が格上なのですが、2007年大会では38-34でフィジーが番狂わせを起こしています。テレビ観戦してましたが、ボールのよく動く、エキサイティングな試合でした。
フィジーは、「フィジアン・マジック」とも呼ばれる、見ていて面白いラグビーをする国で、私的にはブレイブブロッサムズの次に好きなチームがフィジーだったりします。
サモアは「シヴァタウ」
2019年大会の時は、これ見たさに熊谷のサモア対ロシア戦を見に行きました。
トンガ「シピタウ」
そしてトンガのシピタウです。
トンガは、2022年の1月に火山の爆発で大きな被害を受けました。トンガ出身選手を通じて日本ともつながりが深いことから、2022年の6月に、トンガ出身選手によるチームと、日本の若手選手によるチームとでチャリティゲームが秩父宮で行われましたが、そのときも鎮魂の意を込めてシピタウが披露されています。
対戦したらどうなる??
さて、これらの国々が対戦したらどうなるのでしょう?そのときはお互いやるのです。
有名なのが2003年のニュージーランド対トンガ。両方が同時にハカとシピタウを仕掛け合います。
この時は、トンガが計算して、自分たちが少し後に終わるようにシピタウを始めたと言われています。オールブラックスのハカが終わった直後に自分たちの締めで終わらせることで、少しでも精神的に優位に立つためです。
実は女子のワールドカップでも同じ組み合わせで、ハカとシピタウがぶつかり合いました。
オーウェン・ファレルの笑み
ハカへの立ち向かい方と言えば、1999年大会準決勝のイングランドも忘れられません。
客席から撮ったのがこれです。
締めは第1回大会で
最後は、第1回ワールドカップの時のハカで。
こんな風に試合以外のところも楽しめるのがラグビーワールドカップなんです。
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