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ありがとう、ユースホステル!

最近は気温も上がり、靴よりもサンダルを履くのが気持ちの良い時期になってきましたね。
私のサンダルは、ビルケンシュトックのラムゼスというシリーズを毎年履いています。

キャプチャ

京都が好きで、大学生の頃は京都へ毎年行ってました。大学生だったので、お金はないけど、時間はあったので交通手段は夜行バスです。宿も高いホテルは泊まれず、安い宿でした。今はゲストハウスという呼び方が広まっていますが、当時はゲストハウスというジャンルの宿はなく、ユースホステルという男女別の相部屋の安い宿があり、よく利用していました。

ユースホステルは世界中にあり、基本は素泊まりで、食事を付けると追加料金が発生するという料金体系になっていました。ユースホステルのオーナーは日本ユースホステル協会に加盟し、利用者は日本ユースホステル協会のホームページでどこにユースホステルがあるかを知ることができます。

私が旅していたころは、ユースホステルの宿泊料金は、一般価格と会員価格の2パターンあり、年会費を払えば会員になることができるので、長期でユースホステルに泊まる場合は一般料金でも安いのに、更に安い値段で泊まれます。

ユースホステルの特徴は安く泊まれるというだけでなく、宿泊者同士の交流を積極的に促している所が多かったです。基本的に相部屋なところが多く、ユースホステル周辺の観光案内や漫画、これまでユースホステルに泊まった人のメッセージノートがリビングにあり、食事後から消灯までの時間はみんなリビングで過ごして、翌日のプランを考えていたりしました。

ユースホステルのオーナーやお手伝いをするヘルパーさんは、その人自身が旅好きで、ユースホステルを利用していて、旅行者同士の交流に楽しさを見出し、ライフワークとしてやっている人が多かったです。毎年履いているビルケンシュトックのサンダルは、京都のユースホステルに泊まっている時、ヘルパーさんがあまりに熱心にほれ込み具合を熱弁していたので、旅行が終わった後に購入しました。

ビルケンシュトックのサンダル、中でもラムゼスを毎年履くようになって10年以上が経つので、どんな熱弁をしていたのかもう覚えていませんが、サンダルを履くたびに「京都の思い出なんだよな~」と旅したことを思い出します。

旅行者同士のコミュニケーションなんて面倒だと思う人がいて、当然だと思います。
私も最後にユースホステルへ行ったのがいつなのか思い出せないくらい、ここ数年はユースホステルに泊まっていません。

久しぶりにユースホステル協会を検索してみたら、まだ存続していてとても嬉しくなりました。私の頃は紙だった会員証も、今ではスマホのアプリになっているようで、時代の流れを感じます。

ありがとう、ユースホステル。間違いなく私を成長させてくれた場所でした。

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