ありがとう、奄美大島!

緊急事態宣言が解除されたとはいえ、お休みの日に「さぁ、出かけるぞ!」と意気込む気にはなかなかならず、平日同様、家で過ごす日が続いています。
外の天気は雨。雨が降ると、買い物にすら出かける気が湧いてこなくなってしまいます。

夏休みに一人旅で奄美大島を旅していた時の話です。帰りの飛行機が嵐のせいで、欠航になってしまい、滞在を延泊しなければいけなかったことがあります。飛行機が飛ばないんじゃ仕方がない、と職場も納得してくれたんですが、天気が悪いのでホテルから出ることもできません。

旅行に行ったら、早寝早起きで日中は外出しているという人がいると思いますが、私もそのタイプです。せっかくの沖縄なのに、嵐のせいで海を見ることはできないし、ドライブも危なくて行けません。旅先で外出自粛です。

泊まっていた民宿に缶詰めだと何もすることはありません。当時はネットで時間を潰せるほどの手段は知らなかったので、宿の置いてあったガイドブックをひたすら読み漁っていたり、昼寝をしたりしてました。延泊はたった一日で済みましたが、することが何もない環境は退屈です。

旅先のホテルに缶詰めにされることと、家にずっといることとでは、できることに大きな差があるので、外出自粛になったこの2か月、退屈で何もすることがない、という状況にはなりませんでした。

島に行くときはだいたい一週間を目安に滞在してきました。滞在中は、レンタルバイクを使います。バイクと言っても、自転車ではなくて、原付です。旅先で車を借りる人は多いと思いますが原付を借りてみるのもおすすめです。

原付は車の免許があれば乗れるし、速度が30kmまでというのが島をうろちょろ走るのにはちょうどいいんですよ。車だとスピードが出過ぎてしまい、あっという間に島一周とかできちゃうんですが、原付だと時間がかかるので、のんびりと観光ができます。
ちょっと良い風景でスピードを落としてみたり、車じゃ通れなさそうな小道に入ってみたり、都心で原付のレンタルをしているところは少ないですが、島ならあります。

原付で地元スーパーに行って、アイス買って、スーパーのベンチに座って、アイスを食べながら持ってきた本を読むのが島旅の定番スタイルでした。奄美大島は走っていれば自然が豊かなことはすぐわかるし、土砂崩れを生まれて初めて見た場所でした。軽トラサイズの大きな岩が道路の真ん中に土砂と一緒に転がっていて、あんなのにぶつかったらひとたまりもないことは直感的にわかりました。平和な島なので年をとっても行きたい場所の一つです。その時はちゃんと天候確認をしてから行きたいと思います。


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