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ありがとう、衛藤信之さん!

外出自粛期間だと、テレビに録画してあるものは全部見終わっちゃうので、見たけど消せない番組をついつい見てしまいます。消さない番組の一つが、テレビ寺子屋という講師の人が講演する番組です。
その番組の中でも衛藤信之さんという心理カウンセラーをしている方のお話は印象的でした。

心理カウンセラーという仕事をされていて、小児科で余命が長くない子どものケアをされていました。小学校低学年ほどの幼い子どもが、苦い薬を飲まなきゃいけない時の思い詰めた顔、薬の副作用で辛いハズなのに親の前では笑顔で振る舞う様子を教えてくれました。入院している子どもと一緒に寝泊まりしている母親は、就寝時間を過ぎると声をかみ殺すように泣くんだそうです。「もっと私が丈夫に生んであげれば、この子がこんな苦しい思いをしなかったのに」と思いながら。

別の日、その親子とは全く関係のない別の母親から相談を受けます。「うちの子どもは親の言うことを聞いてくれません。私はあの子のためを思って言っているのに」、と。その時、衛藤さんは「この母親は幸せだな」と思うんだそうです。元気な子どもが生きてることがどれだけ恵まれているかさえ、知ればそんなことは悩みではなくなる、と。

番組の中で話してくれた話をもう一つ。
家に一人でリビングにいる時、もう少し経てば、娘と嫁が帰ってきていつものように、賑やかになる。その時に考えるんだそうです。
娘と嫁と過ごす賑やかなリビングには間違いなく待っていることで、終わりはある日突然にやってくる。しかも、終わった後にいくら「あの賑やかなリビングに戻してくれ!」と願っても、大金をはたいても元には戻らない。その時に自分はどんな気持ちになるだろう。
とても寂しい気持ちになった後、娘や奥さんが家に帰ってくると、幸せな気持ちになる。

どちらのエピソードも、もっと今の幸せに目を向けましょう、というのが共通のテーマだと、私は受け取っています。仕事が上手くいかなくてイライラすることもあるでしょう。後から後悔するような接し方をしてしまうことだってあります。その時に後悔して、再発防止をできればいいんです。

いつもの日常に感謝することの大切さを学びました。今の自分は十分幸せで、その幸せを噛みしめるのに必要なのは自分の気の持ちようだけでいいんです。もっと日常に感謝を。番組ホームページで衛藤さんの放送内容の抜粋だけでも、新しい視点がありましたよ。

衛藤信之さん、テレビ寺子屋さん、大事なことを教えてくれてありがとう!!

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