見出し画像

藤井二冠の高校退学について

若き将棋棋士として有名な藤井聡太さんが、高校を卒業せずに退学したとのニュースがありました。
Twitterでは「卒業まで頑張れなかったのか?」という声もありますが、多数の方が賛成派です。

藤井二冠の退学は正しかったのか?

僕は塾生に「自分のやりたいことをやるために頑張れ!」と教えているので、藤井聡太さんは凄く良い見本だと思っています。
世の中は学歴で判断する人が多いですけど、学歴が高くても報連相のできない人もいるし、学歴が低くても凄く成果を出す人もいます。

何が言いたいかっていうと、学歴より『目標を持って、他人を思いやって行動しているか』なんですよね。
藤井聡太さんは、常に将棋の10手20手先を考えている方なので、自分の人生を見据えて高校に通わない判断をしたのだと思います。
今後、藤井聡太さんが学歴で判断されることはないでしょう。
だから、高校の授業より時間をかけないといけない将棋に時間を一点集中させたのだと思います。

学歴社会はもう古い

学歴重視に考えている大人、または企業は多いですが、かなり時代遅れだと考えています。
なぜなら、サラリーマンの何十倍も稼いでいるユーチューバーのほとんどは、高学歴じゃなく、資格をいくつも持っているわけではないからです。
だけど、『企画』『トーク』『動画編集』で結果を出しています。

例えば、新商品をYouTubeでプロモーションしようと考えた時に、この2人だったらどちらに依頼しますか?

・動画を公開していない、動画専門の大学院を卒業した学生
・高卒の有名ユーチューバーのヒカキンさん

ほとんどの企業はヒカキンさんを選ぶでしょう。
つまり、学歴じゃなくて成果で判断される世の中になっているということです。

お医者さんや弁護士などは資格が必要なので学歴も大事だと思いますが、ほとんどの人は学生時代に学んだ知識を全て使うことはありません。
僕も学生時代に数学の先生からめちゃくちゃ教えられたサイン、コサイン、タンジェントを使ったことがありません。

藤井二冠は将棋プロの人生を選んだだけ

藤井聡太さんは、残りの高校生活より、将棋プロに時間を費やすと決めただけです。
なので問題は全然なく、とても頭の良い人だと思います。

もし彼が「お寿司屋さんをやりたい!」と思ったら、自分から学んで上手くやるでしょう。
彼は子供の頃に受けたモンテッソーリ教育を受けているので、思考力はとても高く、全てを合理的に考えて未来を予測して動いているはずです。

大人は『学歴』について考えること

日本の学校教育は、明治時代に官僚や、工場で上司の指示通りに動く人を育てるためにできた教育です。
時代によって習うものは変化していますが、考え方は約150年前から変わっていません。
それは、変えなくても多くの人が幸せに生活できたからです。

だけど、スマホ&4Gが普及し始めた2012年頃から急速に大きく変化しています。
高学歴で何十年も同じ会社で働いている人より、低学歴でサラリーマンの何倍も稼いでいるブロガー、ユーチューバー、SNSインフルエンサーといった人が増え続けています。

なので未だに学歴で判断している大人は、古くて狭い視野で考えず、もっと新しく広い視野をもって考えることが大切です。


サポートは、子供達や若者達の教育投資にご利用させていただきます。何卒よろしくお願いいたします。